奥会津には マッターホルンがある
この角度からじゃ無いんだよなぁ~ 失敗です
只見線は先の水害から復旧していず 不通です
赤ペンキの通りに行かないと難儀します
矢印の他に赤ポッチがあって そこが足場でした
落ちたらやぁ~よ のトラバースもありました
風穴とありましたが 風は出ていませんでした
会津のマッターホルンって書いてあるんです
とても整備が良くてお助けロープ・鎖 完璧です
頂上直下 すっかり本気の岩山です
左は危険で怖いと 右をお勧めしていました
いや、会津のマッターホルンは「蒲生岳」と言う山でありまして、標高は僅かに828mと会津地方の山の中でも高い方ではありません。
では、何故に各方面にその名を轟かせているのかと言いますと・・・その容姿であります。
アレです・・・自分が撮った写真は位置が悪くて一番平坦に見える方角な訳でして、会津坂下から国道を走って来ると・・・おお、なんだあの山は?と、マッターホルンにそっくりで目を引く山容な訳であります。
さて、この山の特徴は・・・山高きが故に尊からず、を地で行く山でありまして、その手応えと言いますか歯応えと申しましょうか・・・まっ、ナンであれ登った楽しい山なのであります。
楽しい理由は・・・本格的っぽい岩場の連続でありまして、鎖場やお助けロープがあればこそ割りと楽に登れますけれども、それらの整備が無かったらシロートには手が出せない山であるかも、と言う感じな訳であります。
いや、現実的に、滑落と言うよりは転落に成るかもな、と言う場面がいくつか有りまして・・・そーですねぇ、宮城近辺の一般登山では一番ヤヴァイと言われる黒伏山・・・まっ、コレは山形県ですけれども・・・黒伏山と同等以上と思ってもらえば宜しいかと。
ちなみに、この前に登った八海山の八つ峰はこれより2ランク程危険度が上であろうと思いますんで、宮城近辺には同等クラスの山は無いです。
とは申しましても、標高が低いと言うのは登っては楽でありますし、標高差500mを1キロ程度で登ると言う事は・・・勾配は50%ですか? 一気に登っちまうんで直ぐに山頂に出ちまいます。
まっ、山頂からの眺めは素晴らしいんですけれども、結局見えるのは山また山でありまして、言っちまえば、代わり映えしませんね、と。
で、本来であれば只見線のディーゼルカーがオモチャのように走るのが見られる事で有名な山なんですけれども、今は先の水害で普通に成ったまま、駅舎は封鎖され、線路は寂びて草ボウボウであります。
ホントは浅草岳に登るはずだったんでありますが、雲行きが悪く小雨ポツポツと言う事で、ンじゃぁ軽く登れそうな蒲生岳にしたんですけれども・・・いや、ハッキリ言って私の負けでありました。
蒲生岳はとても印象強い山でありまして、山好きなら一度は登って損は無い・・・そんな山だと思いました、と。