アンナプルナ方面の遭難

いや、日本人がいるとか居ないとかよりも、ヒマラヤですからね・・・4000mとか5000mとか、喩えトレッキングとは言えども、それなりの覚悟が必要なんですかね。

で、自分としては、居ないはずが無い・・・いや、遭難していると言う事では無しに、トレッカーが居ないはずは無いと思っていた訳です。

で、吹雪と雪崩と言う断片的な記事から、一番可能性が高いのは、トロン　ラ　の辺り・・・雪崩なら、特に峠を越えて下りに入った辺りがヤバイと思っていたんですけれども。

ヒマラヤの遭難 日本人女性とみられる遺体

ヒマラヤの遭難 日本人男女２人の死亡を確認

思うんですけど・・・シリアで日本人がISISに拘束されたニュースは結構大きく取り上げられて外務省が救出に動くとかなんとか色々出たわけですが、トレッキングで事故って死ぬナンてのはそれこそ自己責任だからか？　ニュースが少ないですね。

来月、ヒマラヤの隅っこの山を一つ登って来ようとしている私としては、気になるニュースなんですけれどもね。

で、アレなんですけど・・・5000m付近のトレッキングって、登山じゃなくても5000mですからね・・・一度天気が荒れたら普段着じゃ死んじまいますけど、特に若い外国人のトレッカーは薄着で軽装で・・・傍目で見ていて、天気崩れたら死ぬんだろうな、と、マジで見てました。

まっ、死んだって一回ですからね・・・楽に死ねれば良いんですけど。

バイクで山に行って来た

まっ、バイクと言いましても私のはホンダスーパーカブでして、大きな声で威張ってバイクです!!!とは言い難いもんでありますが、しかし、あの山道だけに限って言えば、スーパーバイクよりもオラのカブッチの方が絶対に有利ですぜ・・・たぶん。

で、私が愛用する林道を登山口まで車で行くとなると、まず、四駆なら苦もなく走れますけれども、塗装の痛みと言いますか、全身キズだらけは覚悟しなくちゃなりません。

なのでそこで出会う車と言えば、営林署の車とか、外観なんかドーなっても平気な農業用軽トラなどしか会わないのに、本日は割りとまともな車で来ている人が居まして・・・「ああ、バイクは楽に来られていいですね」と、挨拶された訳です。

私は「そうですね、薮が煩い夏でも登ってこれます」などと愛想の良い返事をした訳であります。
しかし、ホントの所は・・・雨が降ったら濡れるし、寒けりゃ震えるし、林道では車のホコリを吸わなくちゃならないし、荷物は積めないし・・・良い事って言えば、ガソリン代が安い事位しか無いんじゃないの？　オラ、貧乏だからコレで山に来るだけで・・・と，言うのが本音であります。

まっ、家の裏山である後白髪山しかバイクで行かなくなっちまいましたけどね・・・あの林道を自分の車で行く程度胸は良く無い訳です・・・たぶん、気絶したくなる程キズだらけになります。

さて、全体的にはお日柄は良かったんですけれども、お天気お姉さんが宣っていた通り、北西の風が強く、風に運ばれる雲が忙しくお日様を遮ったり現れたり、と。

朝方、意外と気温は低かったですけど、陽が昇り切ってからは温かくなりました。

でも、後白髭は9月半ばには紅葉していたんで、今はもうすっかり終わりになってました。
アレです・・・紅葉だけが目的なら林道沿いにトレッキングしたら綺麗ですし見晴らしも良くて気分が良いですね・・・ほら、山道は尾根に出るまでは狭くて見通しが利きませんからね。
で、尾根に出ちまえば錦織なす紅葉と言う感じでは無くなりますし。

毎度の紅葉も飽きちまったんで、本日は「詫び」と「寂び」を求めてみた訳ですが、しかし、中々そう言う物も見つからなくて・・・まっ、要するにヘボと言う事ですかね？


コレなぁーんだ？　（答えは後ほど）


コレなぁーんだ？　（私も知らない）


紅と碧と白と　ロシアの国旗だな


これは、自分の中では侘びと寂びの極致で在りました


枯れるんだよな　結局は涸れるしか無いんだよな


宇宙から舞い降りて　空気に触れて・・・


本日の侘びと寂びの極致はこれでした

いや、紅葉も撮った訳ですが、もう飽きたし・・・。
ソレよりも、本日はナンだか何を見ても侘び寂びに結びつくと申しましようか、虚しくなっちまうんであります。

例えば・・・落ち葉や枯れ葉が侘び寂びを誘うのは分かるんですけれども、本日は新芽を見ても虚しくなっちまう訳であります。

ナントなれば・・・小さな新芽はコレからやって来る風雪の冬を越して春に芽吹く訳ですが、しかし、芽吹いたとて、結局は来年の秋には枯れ葉や落ち葉として散っている訳です。
それって、詫びじゃありませんか？寂びじゃありませんか？そして、思い詰めれば、虚しさしか残らない・・・違いますか？

風を避けて登山道の隅っこで昼飯を食った訳です。
そのとき、ふと自分の足下の登山靴に目が行きました。
アレぇ？　こんなに草臥れていたっけ？　買ったばかりだと思っていたのになぁ～登，己の足下を見て侘びと寂びを感じる訳であります。

そうだよなぁ～60だもんなぁ～・・・登山靴だって歳を取るよなぁ～、で、虚しくなっちまう訳であります。

そんな訳で・・・本日は虚しさに包まれて、もう寝ます。

ああ、あのドライフラワーのような物は、微かに面影のある色を残して立ち枯れていた竜胆であります。