じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

愛車の寸評

2018-01-16 20:03:11 | 愛車の事
さて、鈴木自動車が製造して日産が売っている軽ワゴン車・・・NV100クリッパーに乗り始めて丁度1ヶ月になりました。

で、2000キロを越した所で諸々感じた事などまとめようと思う訳です。

まず、2210キロの走行でありますが、殆ど全部スキー場との往復で稼いだ距離でありまして、半分以上が雪道走行であります。

で、ホントは高速道路を走ってから総合的な感想を書こうと思ったんですが、この先も暫く高速には乗らないので2000キロの区切りで一つ認めておこうと言う事であります。

ナンと申しましょうか・・・一口で言えば必要十分な性能と言う感じでありまして、言い換えると、過不足無し、でありましょうか。

ただし、生活の柄が決め手でありまして、それがそぐわない人には面白く無い車で有りましょう・・・とくに、所有欲などの方向で車を捉える向きには決定的に役不足な車であると思います。
要するに見栄を張れる車ではない、と言う事であります。

なので内装などの評価も必要十分・・・高級を謳う要素は微塵も無く、言ってみれば質実剛健と言う感じでして、小物の収納やカップホルダーなどの使い勝手は高級車にも勝りますが、それが故の所帯染みた貧乏くささは否めない訳であります。
ナンタって全面的にプラスチックの成型ものでありますのでハッキリ言ってチープであります。
でも、人間は慣れる生き物なので近頃は貧乏くささに愛着を覚えるようになりました。

さて、私が一番嫌なのは何処から聞こえて来るのか分からないプラスチックの軋み音とタイヤハウスあたりから聞こえるこもったロードノイズであります。

いや、鈴木自動車工業殿・・・貴方の車作りの正直さには感服いたしました、と言う感じでして、安い車なのに良くまぁこれ程までに音を消しましたね、と、褒めて使わす所存であります。
ナンと申しましょうか、タイヤが良いのかも知れませんけど路面からの騒音は殆ど感じないのであります。
たぶん、足回りのセッティングがハマっているんでありましょう。
小さい車なのに騒音が無いばかりかダンパーが効いた風味の走り味・・・安っぽさの無い感触であります。

と、言う事で、普通に走る分には路面の段差に対してもソツ無くこなして行く感じでして貧乏くささは無い走りであります。
しかし・・・トレッド幅が狭く屋根が高い高重心の特性からタイトなコーナリング時にはローリングが大きく、人によっては怖くてブレーキに足が行っちまう感じであります。
まっ、それでも普通の人はスタッドレスタイヤでタイトコーナーをシビアに抜ける、ナンて事はしないと思うので気にならないかも知れない特徴であります。

で、そう言う無理気味のコーナリングの後には大きなお釣りが有りまして、よっこらしょ的に揺り戻しがある訳です。
が、それは車の特性上仕方ない事なんですけれども、鈴木自動車の開発の人はこの癖を誤摩化そうとしてハンドルの戻りを遅くしていると思う訳です・・・これが私には嫌な特徴な訳でして、素直に戻らないハンドルを手で戻さないと狙ったラインに頭を向けないのであります・・・要するに眠くてダルいハンドリングなのであります。

で、雪道走行の性能ですが、これは流石にフルタイム四駆でして除雪されたスキー場への道程度は屁のカッパでありまして、ツルっつるに凍った道でもなんて事無く登っていきます。
雪道で苦手な状況は深い轍であります。
軽自動車のトレッドは今時のワイドな普通車より20センチも狭い訳でして合わないのであります。
まっ、それとてもスキー場への上り道が除雪されて無く、新雪が深雪な時だけなんですが。

しかし、車幅が狭いのですれ違いなどに気を使う事は皆無でして、オラの車は車線内・・・当たったらあんたが悪いのよぉ~と、気楽にすれ違える利点は精神的に楽であります。

さて、動力性能と燃費なんですが・・・1屯の車重に64馬力、トルク10キロは必要最低限とでも言いましょうか、余裕は無いけれども、さりとて悲しくなる場面にも出会さない、と、そんな感じの動力性能であります。

よく希に鈍いダンプなどを追い越すんですが、平坦地で時速40キロから70キロくらいまでの加速に不満は無く、意外とアッと言う間に追い越せてしまいます。
そんな訳でキツイ上りの坂道もターボーが効く3000回転キープで普通車の尻に食らいつく事は容易であります。
しかし、660CCで一屯の車を元気に走らせちまうとターボが効きまくっている訳でして、その時の燃費は最悪であります。

2000キロまでは様子見・・・慣らし的な感じで静かに走ったのですが燃費は期待した程良くは無く、平均12.5キロであります。
まっ、スキー場は山の上なんで燃費的にはキツイ条件では有りますが、今時の車としては大食いの部類だと思います。
まっ、それでも2000キロを過ぎた頃から当たりが出て来たのか、幾分燃費が良くなって来ている感じはします。

さて、軽ワゴンに乗り換えて一番重宝しているのは天井の高さ、であります。
天井が高いので車内でスキーウェアの着替えなど楽勝であります。
そして、便利さの極みが180センチ程度のスキー板が縦にスッポリ収まる事であります。

と、言う事で・・・私の生活の柄にはドンピシャハマった感じのする軽ワゴン車でありまして、今の所88点くらいはあげられる車であります。


いや、興味の無い人にはドーでも良い話しでありましたけど・・・まっ、いいでしょう。






コメント
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