じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

車中泊の旅 巨大堤防の事

2018-09-09 12:44:56 | 日記的雑談
たった一泊二日なので二日目には終わりであります。
と、いう事は帰り道であります。

行きはよいよい帰りはこわい・・・と、いう程でもないんですが、ナント申しましょうか、帰り道って盛り上がらないのであります。

さて、私は何故に三陸沿岸を走ったのか?
まっ、思い出を訪ねる旅と言うのが当たりでしょうか?

ナンとなれば、若かりし頃、仕事の都合で東北全域を車で走っていまして、国道45号線も昔の道から少し昔の道までは知っている訳です。
なので津波以後の今の道はドーなっているのか?
街の雰囲気はどなったのだろうか、ナンて事に興味が在ったのであります。

まず街ですけれども、三陸自動車道は言うに及ばずですが、国道45号線も私の知らないバイパス部分がかなり増えていまして海沿いの低い所を走っていた道は殆ど走らなくなっていたのであります。


宮古市の港のそばのとても高い堤防

田老町と言う所がありまして、度重なる津波の教訓から高さ10m、長さ2.5キロもの世界一の堤防を築き津波から街を守る予定だった訳です。
が、3.11の津波は堤防を超え、また破壊し街へなだれ込み壊滅させたのでありました。

が、人間は凄い!!! 
参ったとは言わない!!!
あれでダメなら更に巨大な堤防を作ろうと頑張っているのであります。

傍観する第三者としては巨大堤防を超える津波が来ない事を祈ります。
が、その工事の風景たるや凄いですゼェ~日本中の重機とコンクリートが集められてるんじゃないかと思う迫力であります。

で、またよそ者の要らぬアレなんですが・・・元々過疎地で衰退していた沿岸部が復興需要で持ち直している訳です。

いや、ワンルームのホテルやアパートは工事関係者の宿としてドガチャカと建っていますし、それに付随して飲食関係などもナニな訳であります。

そして危惧するのは・・・その後、であります。

祭りの後はドーなるのかな・・・ナンてことは部外者が考える事でもない訳ですが、土建国家日本ここに有り的な風景に少し考えちまった次第であります。


遠野の町へは笛吹き峠を越えてみた

さて、久慈市の温泉で肩すかしを食い、車中泊した田老の道の駅では地震の揺れと暴走族の爆音に眠れぬ夜を過ごした私は寝ぼけ頭で帰り道を考えていた訳です。

案は二つ・・・区界を越えて盛岡からサッサと帰る、と、遠野の町を経てのんびり帰る、でありました。

いや、ほぼ決まっていたんですけどね、遠野経由に。
その理由は、世界遺産の「橋野鉄鉱山」を見に行くと殆ど笛吹き峠の手前まで登っちまう事から、必然的にそーなるのでありました。

で、橋野鉄鉱山を見て県道35号線を登って行ったんですが・・・笛吹き峠よお前もか、と言う感じで道が良くなっていた訳です。

当たり前ですよね・・・自分が最後にこの峠を越えたのは30年以上も前なんですから。

で、峠道は随所が拡幅され通り易くはなってますが今でも大型は通行不可の狭小路でありました。

で、よく見ながら走ると山道が別の方向で登っているのが在った訳です。
あれはたぶん旧道でして、今の道は迂回した短縮路だと睨んだんですが、歩く時間がなかったので確かめられませんでした・・・残念。

いや、もしもまた遠野に行く機会があったら次は六角牛山の向こうを走っている国道283号線の仙人峠を越えてみたいものであります。

アレです・・・笛吹き峠は昔からマニアしか通らない道でして、御用とお急ぎの人が釜石に行くには仙人峠を越えたのであります。
しかし283号線は仙人峠道路と言う自動車道が出来たので旧仙人峠はマニアの道になったと思うのであります。
ぜひ走ってみたい・・・あっ、紅葉の頃にバイクで行くのも良さそうな。

と、言う事で、峠のてっぺんから遠野市でありまして、この後は河童釣りに行くのでありました。

   つづく



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする