じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

車中泊の旅 遠野市 2

2018-09-10 12:30:04 | 日記的雑談
河童淵ではカッパさんに会えず少しがっかりしましたが、たぶん遠野を訪れてカッパに出会った人は少ないと思うので仕方がありません。

で、河童淵から車で1分、歩いても5分とかからない所に「伝承園」がある訳です。


伝承園 入り口

伝承園の入り口は趣が在って良い感じであります。
ナント申しましょうか、これと似たような雰囲気の家で生まれた自分としては遠い記憶の我が家を思い出されるのでありました。


伝承園で買ったおみやげ 2点

いや、趣のある佇まいとは裏腹に入ってすぐが関所でありまして、入場料を支払う番台がある訳です。

で、傍らは土産物売り場と食道になってまして、中々の商売上手な訳であります。

そんな訳で私はサッサと土産物を買ってしまったのが災いし、その後の見学中ずーっと袋を下げて歩いたのでありました。


この言い回し 好きです

この先立ち入り禁止、では雰囲気が壊れちまいますが「この先にカッパさんはいないようです」とか、「カッパさんはここには来ないようです」ナンて書かれちまうと気持ちがほんわかしてしまいます。


良く分からない キャラクター

佐々木善善の記念館前にたっていた美少女キャラでありましたが、遠野物語の話者の資料館とどう言う関係なのかは分かりませんでした。


左が「板倉」正面が 「工芸館」

いや、結構な広さの敷地にこの地方の家や倉や道具が展示されたり転がっていたりするんですが、どれもが郷愁を誘う物な訳です。

例えば工芸館の横には荷車が置かれているんですけれども、昭和30年代なら仙台市内でもまだ見られたものであります。
で、郊外の畑のそばで肥桶を積んだ荷馬車と遭遇した時の匂いなどを思い出したのであります。


女物の下駄

遠野近在は桐の産地だそうで下駄作りは盛んであったらしい。
で、美し下駄を見て思ったのは・・・少しくらいの雪なら歩ける様に高歯なのか、と、寒く無い様に前被りなのか、と。

こんな下駄を履いた娘が今でも居そうな遠野・・・そんな事は無いですけど。


赤ん坊を入れる籠

これも昭和30年代には見られたものでありました。
特に稲刈りの時などは田んぼにこれが置かれ赤ん坊が寝ていたのであります。
懐かしい・・・と、言いつつ自分は入った記憶はありませんが。


いろり端

立派ないろり端であります。
ですが、綿入れの座布団ではなく藁で編んだ座布団が似合う気がしました。
この部屋には録音の「遠野物語」の語りが流されていました。


この囲炉裏は本物です!!!

私の生家の囲炉裏もこんな感じでありました。
囲炉裏の上には藁を束ねたものに串刺しの川魚が刺さって燻されていましたっけ。


南部曲り屋

左側が厩で、右側が母屋でした。
これは南部曲がり屋でも大きなお屋敷なんでありましょう。
実際中を歩くととても広いのであります。

しかし、身長176センチの私には凡ての入り口が少し低く感じました。
いや、ぶつかりはしないんですがつい腰を曲げてしまうのであります。

あっ、納屋や馬小屋の方は高かった。
なるほどねぇ、そう言う事なんですね。


雪隠

これには感動しました。
いや、雪隠の形は知っていましたが、感動したのは用足しした後の処理方法でありました。
そこには「くそかきべら」が在ったのです。

一休さんの禅問答で有名な「くそかきべら」が使用前と使用後に分けて展示されていたのであります。
私はそれを見た時に禅問答での答えの意味がまた一つ深くなったような気がしたのであります。

 伝承園 概要 おわり

   つづく




コメント (4)
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車中泊の旅 遠野市 1

2018-09-10 11:13:04 | 日記的雑談
遠野の町へは県道35号線で笛吹き峠を越えて入りました。

この道は秋の紅葉時期に通るべきなんですが、しかし、来てしまったものは仕方が無い訳です。

夏の終わりを感じつつも秋の気配も未だ薄い・・・要するにドーでも良い時期に通った訳であります。

さて、最初に訪れたのは、自分の脳裏にある「遠野なら河童」・・・と言う事で「河童淵」であります。

河童淵は常堅寺の裏手にあります。
車のナビをセットして行こうとすると近くではありますが一寸ズレた所へ案内される可能性があります。
そう言う自分はGoogleのナビで失敗し、他所の家の庭に入り込んだ次第であります。
が、まっ、注意深く案内板を見て近くまで行けば何とかなる筈であります。


河童淵と橋

数十年前に訪れた時よりも随分と整備されキレイになっておりました。
が、ナント申しましょうか、河童が居る雰囲気は薄れたと思うんですけど、まぁ、好きずきなので黙っておきましょう。

と、言いつつ・・・商売がお上手ねぇ~ってな感じであります。


カッパ釣りの風景

遠野ではカッパ釣りが出来ます。
竹竿にキュウリを付けて川面に垂らし河童が釣れるのを待つのであります。

で、キュウリその他の野菜を付けた竹竿が川っぷちに置いてあるんですが、ご自由にお使い下さいではありません。


私のカッパ捕獲許可証 No.007424

カッパを釣るには許可証が必要であります。
それは「伝承園」で買い求める事が出来ます。
許可証の有効期限は一年間で、210円でありました。

いや、河童淵でカッパを釣った人は未だ居ないと言う事で、ひょっとしたら私が第一号になれやしないかと思って試したんですがカッパさんはいないようでありました。

と、言う事で、河童淵滞在は呆気なく終わり、すぐ近くの「伝承園」へと周った次第であります。


 「伝承園」へ  つづく





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今日も雨

2018-09-10 10:47:49 | 日記的雑談
雨が降り続いて何日過ぎたのか
余韻に浸る間もなく強制終了的に終わった暑い夏
あれほど乞うていた雨が今日は疎ましい

夏、もう少し味わっても良かったような・・・
せめて、晴れ間が見たい

夏の残照は追わないから・・・
コスモスが笑う秋空を見せて欲しい

なんて感傷的になっちまう程に雨・雨・雨・・・であります。

畑の土が水でふやけちまいました。
で、先日植えた種芋は発芽前に水で腐っちまうかも知れず心配であります。

ほうれん草は発芽しましたが日照不足で生育が怪しい。
タマネギも発芽はし始めましたが勢いは弱い。

で、本日は午後からのバイトなので隙を見て先日出た剪定ゴミを捨てに行った訳です。
軽トラに積みっぱなしだった切りっ葉や枝を処理場に持ち込んだ訳ですが、ここでも雨に祟られ料金を随分余計に取られちまいました。

アレです、軽トラにコンパネであおりを立てるんですが雨水を吸ってギッチリと重くなっている訳です。
で、序でにブルーシートを敷いて積んである枝葉も水を吸ってるしシートにも水が貯まっているし、なのであります。

私の推定では50キロがとこは重くなっているんじゃないかと思います。
それ料金は750円もする訳で、牛丼の大盛りが楽に食べられる銭を失ったのであります。

次の植木屋の仕事の時までには晴れる予想なんですけど・・・土方殺すにゃ刃物は要らぬ 雨の三日も降れば良い、とは良く言ったもんであります。

幸い私にはプールの監視員と言う副業があるんで植木屋が詰まってもそっちに逃げられるんですけれども・・・現場一本やりの人達は大変ですね。

つい少し前までは暑さで熱中症に脅かされ、今度は連日の雨で作業が捗らず・・・現場の、それも合羽を着て働く労働者の皆様、大変です。

と、言う事で、秋雨前線・・・もー
そろそろ移動するなり消滅するなりしてくれよなと切に祈るものであります。






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