これは罵詈雑言では無く、ちょっとしたへそ曲がり程度のご意見ですが ↓
いや、この記事は昭和の時代のモータージャーナリスト的発想と思うんですが、如何でありましょうか?
なんで660CCで64馬力なのかの理由は明白であります。
1に燃費で2にトルク、3・4が無くて5に価格でありましょうぞ!!!
1に燃費は、小さなシリンダーにターボを利かしてガソリンを沢山送り込んで馬力を上げたら、ガソリン食いますよね。
省燃費競争に血道を上げているご時世にターボ利かして馬力をあげるなんてのは愚の骨頂で、お客が望んでいませんよ、と。
で、2のトルクは車好きじゃ無いと分からない理屈かも知れませんが・・・今の軽自動車は装備が豪華すぎて車重が重いんであります。
で、重い車を軽快に走らせるのは馬力じゃ無くてトルクであります。
なので今時の軽や小型車は3気筒のロングストロークにしてトルクを稼ぐのであります・・・と、思ってますが、ここは異議も認めます。
あれです・・・自分が乗っている箱型の軽自動車は車重がほぼ1トンあって重いのであります。
しかし、今時の軽のターボエンジンはトルク重視なので高速道路の坂道でも100キロ巡行が苦になりません。
いや、燃費を気にしなければ登坂車線のある坂道で加速もできます・・・やや亀速ですが。
で、昭和も50年代は排ガス規制が絶頂期でして車は悉く馬力が無く、当時は高性能と謳われたツインカムの2000CCで130馬力(グロスなので正味は110馬力程度)で、1600CCでは115馬力(グロス)でありました。
それでも、この程度の馬力でGTなんて名乗って速い車の代名詞だったのでありますが、確かに速かったんであります。
それは車重が軽いからでして、パワーウェイトレシオ的に優れていたんであります。
思い出話を語ってナニなんですが、排ガス規制で消えた後に復活したツインカムは当時トヨタにしか無く、日産はターボを積んだわけであります。
トヨタはヘッドをヤマハに作ってもらった18RGと2TGがあって、今時の人はレビンといえば86ですが規制前の27レビンとトレノが華だったのであります。
が、イスズがジェミニZZ/Rという1800CCツインカムを出してトヨタを蹴散らしたのであります。
まっ、AEからは4バルブになって格段に高性能化されてまたトヨタの天下になりますけど。
で、話を軽のターボに戻しますと、今時は普通にDOHC・・・いわゆるツインカムでして、しかも高性能の証の4バルブであります。
で、小さいエンジンにきっちりとインタークーラーがついて熱対策も万全と、昔のOHVから乗り継ぐ自分としてはまるでレーシングカーのエンジンかと思うほどに高性能なのであります。
いみじくも自分が初めて手にした愛車のKP47スターレットの3Kエンジンは1200CC OHV 68馬力 トルク9.5キロで、660CCターボの軽自動車の馬力やトルクとほぼ同じであります。
しかし、軽の方が車重が重いので軽快感は雲泥の差であります。
しかし、快適装備が段違いなので乗ってて楽なのは今時の軽であります。
その昔、国産では高級車、と言われる車に乗っていたことがあるんですが、あの車についていた装備は今の軽ワゴン車にも全部ついていまして、エアコンもフルオートであります。
おおっと、話があちこちへ飛んで見えなくなってきましたが、締めとしましては、やっぱしこれからはモーターの時代だと思うんであります。
いや、私の勘では暫くはエンジンとモーターの併用・・・要するにハイブリッドが主体と思うわけであります。
で、軽自動車もモーターと併用で走るのが当たり前になってターボは落ち目になるのかな、なんて思うんですが・・・へっ? 誰もが思っているですか?
そーですよね、こりゃまた要らぬことを書いちまいました。