じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

キャンプ場も変わった

2020-09-02 14:29:28 | 日々の雑感
昨晩世話になったのは秋田県湯沢市皆瀬の「とことん山キャンプ場」でありました。

場所は、湯沢市から小安峡に向かって栗駒山に登る感じで進みます。

で、秋田名物の稲庭うどんの名所の稲庭を抜け、湯沢で高速を降りてから40分くらいであります。

ここは豪雪地帯なんですが一年中キャンプができるんで雪中キャンプも可能だそうであります・・・まっ、シロートに雪中キャンプはやれるもんならやってみれば、ですけれども。

で、バンガローとかコテージとかレンタルテントなどが有って手ぶらでキャンプもできます。

しかし、キャンプ場のパンフレットにも書いてありますがキャンプ場周辺にはスーパーマーケットがございません、でありまして、最寄りのスーパーは20キロ離れていて規模もそれなりであります。
なので実質的には手ぶらだと泣きを見るものと思われます。

スキー場なので微妙に傾斜があります

いや、とことん山キャンプ場にたどり着くと目の前には広々としたスキー場のゲレンデが広がるわけであります。
が、ここは見るだけの場所、もしくは駆け回るための場所でして幕営地ではありません。

私の仮の宿

で、真っ平らな場所を求めると意外に少なく、そして良い感じの場所は近所のテントと微妙に近いのであります。

例えば私のように人混みは嫌で隣のテントとは最低でも25メートル離したい、なんて輩に残された地面はどーしても傾斜地か、トイレや水場から遠くの辺鄙な場所になってしまうのであります。

いや、ずーっと前に訪れたのが晩秋でキャンプの人など皆無だったからなのか、こんなに窮屈な印象はなかったんですが、今回は自分の認識と現実の乖離に驚いた次第であります。

しかし、ここの売りはなんと申しましても岩風呂の温泉でありましょう。
自分の記憶と違わぬものでして、三つの温度に別れた岩風呂を堪能したのであります。

泊まらなくても360円で入浴できます

まっ、この岩風呂を野趣に富んだ良い風呂という人もひょっとすると少数なのかもしれませんが、自分は自然豊かな山の温泉であると思うのであります。

死にそうなジジイが溺れていました(二段目の湯)

いや、例えば、一番上は常に熱湯で(源泉が90度以上ある)入りたければ自分で水をドバドバ足さ無いと入れないなどは微笑ましいわけですが、次の程良いはずの岩風呂は枯葉と虫と一緒に入るなどで、それが汚いと思う人にはダメかもしれません。

で、2段目と3段目の岩風呂の底はじっと見てはいけないのであります。
稀によくミミズが茹だっていたり、場合によっては入ったばかりのミミズがのたうちまわっていたりするからであります。

ミミズとの混浴を野趣と捉えるか、不衛生と見るかで賛否分かれると思いますが自分は気にならないので平気であります。

さて、森田童子の歌の歌詞に・・・ある日 ぼくの コートの型が もう古いことを 知った ひとりで 生きてきたことの 寂しさに 気づいた・・・と言うのがあるんですが、私ゃ自分のキャンプ道具の全てが古いことを本日思い知ったのであります。

まずテントでありました。
自分のテントはアライテントのエアライズ1で、山岳用テントとしては一世を風靡したものなのであります。
が、今時あんな小さなテントをキャンプ場に持ち込む人は無く、近くのソロキャンパーと向う正面のソロキャンパー共に一人用なのにタープ付きの物を使っていたわけであります。

もっと驚いたのは、四人用くらいのテントにタープまで張ったサイトはきっと家族やグループなんだろうと思うと豈図らんや一人なのであります。

まっ、車ならかなりの荷物を積めるんで快適装備をしこたま持って来るのは分かります。
しかし・・・たった一人でこれを設営して撤収もと考えると自分には無理と思いましたが、それが主流なんですね。

で、もう一パターンは、大人数で来て宴会タープを張って寝るのは個々のテント、であります。

まっ、発電機を持ち込んでのキャンパーはいなかったんですがLED電球の普及でどこもかしこも明るい事この上無く、柳の木もありましたがとても出る幕はないのであります。

で、極め付けは、焚き火台の使用が多いのに吃驚でありました。
ソロキャンパーでも漏れなく焚き火をし、えらく時間を掛けて薪で調理するのも一つの傾向なのかと思った次第であります。

ロッキーもヒマラヤも北アルプスもこのバーナー

いや、とことん山は風の通り道なのか到着時から夜通し、そして帰る時刻でもそこそこの風が吹いていました。

特に夜は風が強く焚き火の火の子が厄介だったろうなと心配しました。
しかし、そんな時でも風を物ともしない火力を出すのが山用のバーナーでして、強風の中でも焼肉ができるんであります。

牛のサガリ肉と子羊の肉

強風の中でも網焼きやフライパンの焼肉が普通にできるバーナーは日本製であります・・・お湯は500CCを3分で沸かします。

ちなみにラム肉とサガリは塩とスパイスを振って網焼きで食べ、残りは焼肉のたれでキャベツ炒め風焼肉にしてみました。

自分のキャンプ道具は山用なのでキャンプ場には似合わないのかもしれません。
パーティー会場に運動着で来てしまった場違い感とでも申しましょうか、道具の古さから来る違和感では無く用途の違いなのでありましょう。

居住性を犠牲にしてさえ1グラムでも軽くと作られたテントと快適性を重視したタープ付きのテントは用途が違うんで比べるべき物では無いのでありましょう。

そして、この日バイクは自分だけでして他は荷物積み放題の車であります。

と、言う事で、バイクツーリングの多い北海道では違和感無しなのを鑑みると、オートキャンパーが多い場所に行ったのが間違いであったと思う次第であります。

強風に千切れた雲間から満月が


やっぱし自分は作られた場所には似合わないのだとしみじみ、そしてつくづく思った今回のツーリングキャンプでありました。


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