今日も陽は暮れて・・・

まっ、陽は暮れるもんでして、そうならなかったら大騒ぎです。
そして、人は老いるもんです、が、そうはさせじと足掻くのも人な訳です。
どう言う事なんでありましょうか？
判った事を宣って自然の摂理など説いてる人でも、己が身上となると水高きに流れよ、と願うんですね・・・所詮人と言うモノは一皮剥けばさもしいもんであります・・・えっ？それはお前だろう？　ですとぉ～・・・いいえ、私は心底から、そこそこ早いお迎えを望んで居ります・・・が、未だ今ではないと思って居りますけど。

さて、本日、山形県のだだっ広い田圃地帯を走っていてしみじみと思った事がありまして・・・嗚呼、日本とは、只今の農政とはそう言う事だったのか、ナンて事を思った次第であります。

んっ？　独りで判っていないで宣えとな？
問われて語るも烏滸がましいが、知りたきゃ聞かせて進ぜやしょう・・・なにっ？要らない？
そんな事言わないで聞いて下さいな。

田んぼと、6月でもまだまだたっぷりと雪を頂く山々を見て思った訳です。

先々週走っていた日本国の西の方は、農業でも、どっちかと言うと畑作が主であると私は感じた訳であります。
そして、田んぼが広がる米所と言われる越後や東北との景観の違いをひしひしと感じていた訳ですが、何故にアッチは畑作でコッチは田んぼなのか？　そこん所が良くわからなかった訳です。

まっ、早い話が山に貯まった残雪は天然の貯水装置な訳でして、これから暫く田んぼの水管理が大事な稲作に欠かせない物であると言える訳です・・・西の方と言いますか、日本国の南の方では、気温的には稲作適地でありましょうが、大規模でやって水が賄えるのかと言うと、そう言う事では無いと思った訳ですが・・・なにっ？　知ってた？　そうでしようとも、米所=水所=酒所はそう言う事である訳です。

台風なんかもアレなんでしょうな・・・直撃したら田んぼが水浸しで稲が倒れてお仕舞いとか・・・だったら畑が良いんでしょうな、ナンて事を考えた訳ですが・・・この程度の事は学校でも習った？

九州なんか火山灰ですもんね・・・稲作は無理ですわぁ、と。

で、何故の減反・・・畑作奨励・・・稲作補助金カット、か？　ナンて事も考えてみたんですけれども、コレから日本国の人口減少・・・米喰わない・・・ンじゃ要らない・・・当たり前過ぎて涙が出ます。

いや、ホントは、もっと難しい事も考えた訳です・・・日本国の経済の傾斜と言いますか、富の再分配と言った時に、東北は米しか無かったんでありましよう・・・人口も爆発的に増えてましたしね。

蛇足ですが・・・こうして見ると、只今の宮城県知事・・・宮城県の稲作重点地域の大崎地方近隣にトヨタの工場や関連施設など誘致して、脱百姓を目指した先見の明・・・嫌いだけど、偉い!!!たぶん。

で、政府としては、米に金を出せる時代は終わったんだよ、もうそんなに量も要らないんだよ、とは言えなくてアレコレと言葉を濁していると思う訳です。
なので、税金を使った補助金で育つ米は成る可く早く自由競争で価格が決まる普通の商品になって欲しいと考えるのは、政治的にも致し方無しだなぁ・・・なぁ～ンて事を、本日雪山を眺めつつ思ったんですけれども・・・完全な的外れですか？

まっ、いいでしょう・・・考えてみる事に意味がある訳です・・・価値はないですけど。