じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

おら 金持ちだぞ!!!

2018-09-13 19:43:04 | 日記的雑談
いや、今日の植木屋仕事はハードでありました。
宛にしていた盛さんが来られなくて独りで勝負したんですけど・・・参りましたぁ~!!!

高さ1.5mのベニカナメモチの生け垣が40メール程ありましてそれをやっつけるだけで昼過ぎまで掛かっちまった次第であります。

いや、刈るのはサッサとやれるんですけど刈り込みは後始末と言いますか、掃除が大変なんであります。
アスファルトの道路に落ちた葉っぱって箒で掃いても動かないんですぜ。

葉っぱに手が生えて捕まってんじゃネェの? って思うくらいへばりついて動かないんであります。
なので道路に落ちた葉っぱを掃除するのにとても時間と労力を費やすんであります。

で、ベニカナメモチをやっつけてからが植木屋の腕の真骨頂でありまして、3m程のサザンカを二本と四m程のナツツバキを二本と、モクレンを1本とマサキと紫式部やウツギやツツジなどの低木を都合12本ほど・・・これらを四時間でやっつけた次第であります。

で、午後5時・・・日没強制終了まで後一時間と迫ってから後片付けに邁進しまして、ピッタシ午後六時に試合終了でありました。

いや、昨年までの植木屋さんは二人で二日・・・と言う事は四人の仕事だった訳であります。
が、自分が下見した結果、二人で一日で楽勝だろう、と思った訳です。

で、二人で3万円で見積もったんですが、蓋を開けたら独りであります。
が、やるしか無い・・・もしもダメだったら明日の午前中だけやるつもりで居たんですけれども、手をつけてみたらなんとなくやれそうな気がしたので頑張っちまいました。

もーね、十時も三時も一服は無し・・・で、昼飯はコンビニ弁当を20分で喰って仕事に復帰であります。

結局は朝の八時から初めて午後六時まで・・・九時間半の労働でありました。

が・・・時給換算だと3000円は美味しいのでこんな仕事は大歓迎であります。

でもね、もー帰り道は車のハンドルを握る握力も無くなっていまして、マジでキツかったかでありますよ。

夕方からは蚊がワンさかと襲って来て結構喰われてますしね。

間もなく八時・・・もー歯磨きして寝たいと思います。

いや、体力だけが私の持ち味・・・一つでも取り柄があって良かったなぁ、と、言う事で、ホントに寝ちまいます。

おやすみなさい、と。







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今は もう秋

2018-09-12 12:44:04 | 日記的雑談
今はもう秋 誰もいない海 と歌ったのは・・・誰でしたっけ?

気まぐれに誰もいない海に行った時・・・。
秋ってどうして淋しいのか知ってる? それは、夏の後だから・・・。
って、高校の時に少しお付き合いした大学生のお姉さんが言ってたんですが、その時は、何言ってんだこの人は、としか思いませんでした。
しかし、今なら分かります。
そして、お姉さんが淋しげにああ言ったとき、男は黙って肩を抱き口付けるべきであったのも今なら分かるんですが・・・まだ自分はおぼこでありました・・・ナンチャって。

今日のバイトは午後からなので午前中は葡萄詰みをしようとしたんですが、蜂の大群に負けて諦めました。

いや、ホントにスズメバチやら黄色スズメバチ、アシナガバチから花アブまで、近郷近在の蜂が全部集結しているんじゃないのかと思える程に集まったのであります。
手の付け様の無い状態で放置されている葡萄はぶら下がったまま発酵している訳でして、そりゃぁ蜂でも鳥でも人間でも誘われる香充満な訳です。
今日は一斗缶に屑木を入れてボウボウと炊き、煙で燻して蜂を追っ払おうとしたんですが蜜の味に狂ったスズメバチは燻されても逃げないのであります。
火を炊くと山火事と間違えて逃げる、と物の本に書いてありますが、巣を燻す時にしか効かないんですかね?
この手を何度かやっているんで我が家にやって来る蜂どもは馴れちまったのかもしれません。

そのうち裏山から熊が下りて来やしないかと危惧しております・・・いや、これホントです。

と、言う事で我が家の庭も畑もすっかり秋であります。


夏の名残

いや、山椒の実生を見つけたんで鉢に取った訳ですが、そしたらろくに育っても無い幼木にアゲハが卵を産んで行ったんでありましょう。
一匹は干涸びて死に、もう一匹はかろうじて生きていますがもう食べる葉っぱが無く運命は風前の灯であります。
仕方が無いので畑の山椒の木に連れて行った次第であります。

いや、山椒の幼木は丸裸から生き返るんでしょうか?
上手く行ったら盆栽にしようと思ったのに、アゲハのバカ!!!



小さい秋




小さい秋 見つけた

毎月10日に一ヶ月分の勤務表が出るんですけれども、私の休みは10日しか無いのであります。
これだと遊べないんだよなぁ・・・休みが細切れなんですもん。

で、思う事は・・・残り少ない人生を切り売りするアルバイトなんかやってる場合じゃ無いだろう、であります。

今も貧乏ですが貧乏を極めるつもりなら働く必要も無いんですけど・・・社会との繋がりと言いますか、そう言うのが完全に無くなるのもナニだしなぁ~、なんて事も思う訳であります。

で、趣味と実益の植木屋に少し本腰を入れたら良いのかもな、ナンて事を思う今日この頃・・・しかし、10年前なら思った瞬間に行動していたのに今は思っても更に熟慮、とか言って尻が重い訳です。

こうして本物の・・・真性老人になっちまうんでありましょうか?

ナンダかなぁ~ こう言う時って脳味噌も鈍いけど身体も怠い訳です。

おおっと・・・バイトに行く支度をしなくちゃ。





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遠野の話 おしらさま

2018-09-11 12:06:59 | 日記的雑談
たった一泊二日の車中泊の旅を細切れに引っ張っている訳ですが、今日の「おしらさま」でお終いの予定であります。

「おしらさま」をご存知ですか?
東北の人なら何処かで名前くらいは聞いていると思うんですが、その実態は地方によって違うので知っているようで知らないし、知っていると思っても奥が深いのが「オシラサマ」だと思うのであります。

まずは遠野で出会ったオシラサマを・・・。


民話には程よい暗さと明かりが似合います

現代では家にお化けが出る事は無くなった様に置います。
スイッチ一つでどの部屋も明るくなるのでお化けが隠れる場所が無いのでありましょう。
天井裏も狭くて密閉され、潜り込むにも不都合であります。
そう言えば、天井裏で鼠の運動会なんてのもついぞ聞かなくなりました。
障子を通した温かな光・・・優しい光であります。


行灯に映った影・・・?

明かりが乏しかった頃、物の怪や妖怪は出易かったのでありましょう。
今時のLEDでは明る過ぎてどーにもならず出る幕無し・・・で、お化けも居なくなっちまったのでしょうか?
座敷童の悪戯も聞かなくなりました。


オシラサマ 人形

遠野のオシラサマは他所のオシラサマとは言い伝えも形も少し違うようであります。
人形の首が長いのは、桑の木の棒が原形だから、と言う説も聞きましたが、どれも本当の様でどれも違うような・・・だから不思議で面白いのですが。


遠野のオシラサマ伝説

遠野の伝説では・・・

その昔、農家の娘が飼い馬に恋をし、夫婦になった。
怒った娘の父が馬を桑の木に吊るして殺した。
悲しんだ娘は死んだ馬の首に縋り付いて泣いた。
それを見た父は馬を憎み首を切り落とした。
すると馬の首は空に向かって飛び、娘はそれに乗って天に昇った。
そしてオシラサマとなった・・・と。

ホントはもっと生々しく書かれた原本があるんですが、なんだか少し淫眉を感じる記述もあるんで大きく要約した次第です。

いや、馬小屋に住んでいたのは馬ではなく、おそらくはその家の下男かなにかで身分の違う男であったろうと思うのです。
そんな話しとオシラサマが混合したのがこの話では無いのか・・・なんて根拠も無く推測してみました。

で、オシラサマの元は「蚕」だと言うのはほぼ間違いないんで、オシラサマは、白い蚕の事な訳です。
で、養蚕によって富がもたらされる事から「蚕」は大事にされ、やがては餌となる桑も崇められ、桑の木がご神体になり繭の着物など着せられる様になった・・・と、これは勝手な推測ですけど、そんなに的外れではないような気がしますが、どーでしょうか?

別な地方のオシラサマ伝説では馬の首にしがみ付いてでは無く馬の皮を被って天に昇る話がある訳です。
馬の皮を被る発想は蚕が繭になるところから来ていると思うんですが、まぁ、民話の解釈や解明ナンてのあやふやで辻褄が合わない所が妙味であります。
馬と娘が夫婦になった、で良いのでありましょう。


展示写真の 盗撮です

オシラサマの伝説の隣に素晴らしい写真が展示されていました。
この写真からは馬と娘の悲恋がしっかりと伝わって来ると思うのであります。

カッパさんとオシラサマに遊んでもらった遠野の町・・・月並みな言葉ですが、自分の心の故郷になってしまいました・・・ナンチャって。

これにて今回の車中泊の旅は終了であります。



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車中泊の旅 遠野市 2

2018-09-10 12:30:04 | 日記的雑談
河童淵ではカッパさんに会えず少しがっかりしましたが、たぶん遠野を訪れてカッパに出会った人は少ないと思うので仕方がありません。

で、河童淵から車で1分、歩いても5分とかからない所に「伝承園」がある訳です。


伝承園 入り口

伝承園の入り口は趣が在って良い感じであります。
ナント申しましょうか、これと似たような雰囲気の家で生まれた自分としては遠い記憶の我が家を思い出されるのでありました。


伝承園で買ったおみやげ 2点

いや、趣のある佇まいとは裏腹に入ってすぐが関所でありまして、入場料を支払う番台がある訳です。

で、傍らは土産物売り場と食道になってまして、中々の商売上手な訳であります。

そんな訳で私はサッサと土産物を買ってしまったのが災いし、その後の見学中ずーっと袋を下げて歩いたのでありました。


この言い回し 好きです

この先立ち入り禁止、では雰囲気が壊れちまいますが「この先にカッパさんはいないようです」とか、「カッパさんはここには来ないようです」ナンて書かれちまうと気持ちがほんわかしてしまいます。


良く分からない キャラクター

佐々木善善の記念館前にたっていた美少女キャラでありましたが、遠野物語の話者の資料館とどう言う関係なのかは分かりませんでした。


左が「板倉」正面が 「工芸館」

いや、結構な広さの敷地にこの地方の家や倉や道具が展示されたり転がっていたりするんですが、どれもが郷愁を誘う物な訳です。

例えば工芸館の横には荷車が置かれているんですけれども、昭和30年代なら仙台市内でもまだ見られたものであります。
で、郊外の畑のそばで肥桶を積んだ荷馬車と遭遇した時の匂いなどを思い出したのであります。


女物の下駄

遠野近在は桐の産地だそうで下駄作りは盛んであったらしい。
で、美し下駄を見て思ったのは・・・少しくらいの雪なら歩ける様に高歯なのか、と、寒く無い様に前被りなのか、と。

こんな下駄を履いた娘が今でも居そうな遠野・・・そんな事は無いですけど。


赤ん坊を入れる籠

これも昭和30年代には見られたものでありました。
特に稲刈りの時などは田んぼにこれが置かれ赤ん坊が寝ていたのであります。
懐かしい・・・と、言いつつ自分は入った記憶はありませんが。


いろり端

立派ないろり端であります。
ですが、綿入れの座布団ではなく藁で編んだ座布団が似合う気がしました。
この部屋には録音の「遠野物語」の語りが流されていました。


この囲炉裏は本物です!!!

私の生家の囲炉裏もこんな感じでありました。
囲炉裏の上には藁を束ねたものに串刺しの川魚が刺さって燻されていましたっけ。


南部曲り屋

左側が厩で、右側が母屋でした。
これは南部曲がり屋でも大きなお屋敷なんでありましょう。
実際中を歩くととても広いのであります。

しかし、身長176センチの私には凡ての入り口が少し低く感じました。
いや、ぶつかりはしないんですがつい腰を曲げてしまうのであります。

あっ、納屋や馬小屋の方は高かった。
なるほどねぇ、そう言う事なんですね。


雪隠

これには感動しました。
いや、雪隠の形は知っていましたが、感動したのは用足しした後の処理方法でありました。
そこには「くそかきべら」が在ったのです。

一休さんの禅問答で有名な「くそかきべら」が使用前と使用後に分けて展示されていたのであります。
私はそれを見た時に禅問答での答えの意味がまた一つ深くなったような気がしたのであります。

 伝承園 概要 おわり

   つづく




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車中泊の旅 遠野市 1

2018-09-10 11:13:04 | 日記的雑談
遠野の町へは県道35号線で笛吹き峠を越えて入りました。

この道は秋の紅葉時期に通るべきなんですが、しかし、来てしまったものは仕方が無い訳です。

夏の終わりを感じつつも秋の気配も未だ薄い・・・要するにドーでも良い時期に通った訳であります。

さて、最初に訪れたのは、自分の脳裏にある「遠野なら河童」・・・と言う事で「河童淵」であります。

河童淵は常堅寺の裏手にあります。
車のナビをセットして行こうとすると近くではありますが一寸ズレた所へ案内される可能性があります。
そう言う自分はGoogleのナビで失敗し、他所の家の庭に入り込んだ次第であります。
が、まっ、注意深く案内板を見て近くまで行けば何とかなる筈であります。


河童淵と橋

数十年前に訪れた時よりも随分と整備されキレイになっておりました。
が、ナント申しましょうか、河童が居る雰囲気は薄れたと思うんですけど、まぁ、好きずきなので黙っておきましょう。

と、言いつつ・・・商売がお上手ねぇ~ってな感じであります。


カッパ釣りの風景

遠野ではカッパ釣りが出来ます。
竹竿にキュウリを付けて川面に垂らし河童が釣れるのを待つのであります。

で、キュウリその他の野菜を付けた竹竿が川っぷちに置いてあるんですが、ご自由にお使い下さいではありません。


私のカッパ捕獲許可証 No.007424

カッパを釣るには許可証が必要であります。
それは「伝承園」で買い求める事が出来ます。
許可証の有効期限は一年間で、210円でありました。

いや、河童淵でカッパを釣った人は未だ居ないと言う事で、ひょっとしたら私が第一号になれやしないかと思って試したんですがカッパさんはいないようでありました。

と、言う事で、河童淵滞在は呆気なく終わり、すぐ近くの「伝承園」へと周った次第であります。


 「伝承園」へ  つづく





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