元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

「何があっても大丈夫!」逆境をバネに

2015-11-20 17:21:50 | 日記

http://voicee.jp/201303285667

小学5年で自宅に引きこもり、自殺を考える日々

父と母が昔から幸福の科学の会員でした。
私も幼い頃に入会していましたが、当時は信じていませんでした。「こうあるべき」という気持ちが自分を縛っている感じがして嫌だったのです。

それでもいい子ぶって育ってきたので、何も文句を言わずにいました。しかし小学5年生の時、転校した先でのいじめもあり、突然何かがプッチンと切れて不登校になりました。

それから3、4年間ずっと自宅に引きこもり、誰もいない夜しか外出しませんでした。

だれがみても「かわいそう」と思うような姿だと思っていたので、人に見られるのが嫌だったのです。太陽も嫌いで、日が出ているときには活動することができませんでした。

毎日「どうやって死のうか」「窓から飛び降りたらどうなるんだろう」「壁に何回手をぶつけたら骨は砕けるんだろう」などとくだらないことばかり考え、リストカットをしたりもしました。

インターナショナルスクールで変われた!

そんな生活が、中学1年生が終わる頃まで続きました。

「このつらい人生がいつまでも続いたら、どうなるんだろう。
勉強もできないし、人とも話せないし、このままいったら、苦痛でしかないんじゃないか」と思いました。

だから自殺も考えていたのですが、「こんな人生嫌だ、やっぱり変わりたい」と思ったのです。でも、どうすれば変われるのかもわからずにいました。

そんな時、母に「沖縄に幸福の科学の会員さんが経営しているインターナショナルスクールがあるから、そこに行ってみる?」と言われたのです。

私は「これしかチャンスはない」と思い、その2週間後には沖縄に旅立ちました。最初は泣きながら毎日両親に電話して「私、こんな状況もう無理」と話していましたが、徐々に変わっていきました。

「自分ってこうやって話せるようになるんだ!」とか「一人でモノが買えた!」とか、一つ一つできるようになることが本当に嬉しかったです。その頃から、両親にも感謝ができるようになりました。

不登校児支援スクール「ネバー・マインド」

その後、家の事情で、また東京に戻りました。

私の変貌ぶりを見て、「あんた、そんなんだったっけ!?」と驚く周りの声に「私変われちゃったんだよね。電車も一人で乗れるよ」と笑って答えていました。

それから、母に幸福の科学の書籍『太陽の法』を薦められ、読み始めました。 初めは少し難しかったのですが、「こういうことか!」と思うところもあり、幸福の科学の支部に足を運んだりもするようになりました。

沖縄に行く前から、幸福の科学の不登校児支援スクール「ネバー・マインド」に所属はしていましたが、「私のことを受け止めきれないだろう。友達にもなってくれないだろう」と思い、行くのを拒んでいました。

しかし、その後偶然が重なり、ネバー・マインドの合宿に参加することになったのです。中学3年生の時でした。

その時、「ふつうの友達と法友(幸福の科学の仲間)はこんなに違うのか!」とびっくりして、そこから「勉強したいな」と強く思うようになりました。

「みんなは、どんなことを思っているんだろう」とか「どういうふうにしてここまで来たんだろう」という事がとても気になり、聞いたり話したりする中で、「悩んでいるのは一人じゃなくてみんな同じだけど、考え方とかが一人ひとり違うんだな」ということもわかり、自然と友達ができるようになりました。

父が植物人間に……

そんな矢先、昨年1月、私の父が突然、扁桃腺が腫れて息ができなくなり、緊急で病院に運ばれました。

針を刺して膿を出そうとしたけれどうまくいかず、ほとんど息が通らなくなっているにも関わらず、1時間も点滴をされてしまいました。

「もう復帰はできない。100%もとには戻らない」と言われ、しばらく立ち直れませんでした。

「どうして最後の夜にそっけなくしてしまったんだろう」と、とても後悔しました。その3、4時間後に父と話せなくなるなんて考えもしませんでした。

また、病院の処置次第では助かったかもしれない、と思うと悔しくて、どうしても憎む心が抜けませんでした。

それでも、担当医の方も一生懸命やってくださっているので、感謝もあります。なかなか整理がつくものではありませんが、「仕方がない。あきらめよう。受け入れる」と思った時から、またすべてが変わり始めました。

父は、最初はICUに2、3ヶ月入り、「いつ死んでもおかしくない」と言われていましたが、もう1年間も生きています。
それ自体が奇跡ですし、「もう自分で呼吸することはできない。全部機械です」と言われましたが、今は自発で全部呼吸しています。

「お父さんはこの地上に使命がある!」と強く思い、回復を心から願っています。

将来は海外で働きたい!

私は、母がずっと英語教室を経営していることもあり、昔から海外の人と交流するのが当たり前の環境で育ちました。
そのため、高校に進学するよりも「海外に行きたい!」と思うようになっていました。

「チケット代だけは稼ぐ!」とアルバイトをしながらお金を貯めていましたが、父のこともあり、しばらく海外に行こうという気持ちからは遠ざかっていました。

でも、すべてを受け入れようと思った時から、「きっと父は、『自分が倒れたとしても、目指す道を歩んで欲しい』と思うだろう」「今ここで夢を諦めてしまったら終わりだ」と思うようになり、アメリカに行くことを決意し、昨年2ヶ月半の間、アメリカでホームステイをしました。

アメリカでは、「本当にあなたはできない」と言われ続け、落ち込むことのほうが多かったのですが、「やっぱりここ(海外)の世界にいたいな」と思いました。

私は今17歳ですが、将来は、海外で働いているイメージしかありません。

人々が幸せで、笑顔で、そして、そうすることで自分も幸せになって、笑顔になれるような仕事をしたいなって思っています。それがなんの仕事か今はわかりませんが、そのイメージを目標に、頑張っていきたいと思っています。

幸福の科学の教えがなければ、今頃ボロボロだった……

私は今が本当に幸せなんです。
生きているだけで幸せってこういうことなのかな、と思います。

すごく大変なことや、嫌なこともありますが、それで自分が成長できて、その分他人のことを理解できたり、他人のことを知れたりするのなら、自分にとっては幸せなことなんだなぁって思います。

やはり、父のことがあったから、「これ(ふつうの生活)が当たり前じゃない」と気づけました。本当に感謝です。

母にも本当に感謝しています。
私のことを理解してくれていて、私の気持ちがおさまるまで全部やらせてくれるんです。いい両親です。

昔はすべてから逃げていましたが、今はもう何があっても「大丈夫、私できる。いくしかない。逃げちゃいけない」と思えます。

私は「主エル・カンターレに愛されている」ということが分かったから、両親の愛も感じられるようになりました。
「主が私を愛するように、お母さんたちは私を愛してくれているんだな」って思えたんです。

だから私もここまで生きてこれたし、今も明るく過ごせるんだと思います。多分この幸福の科学の法(教え)がなければ、今頃私はボロボロです。普通だったら耐えられないのかなって、時々思ったりします。

不登校の時の心境を振り返って

小学5年生の当時を振り返ると、引きこもりになったのは、「自分が愛されている」っていう実感がなかったからだと思います。

日本人は「好き」とか愛情を表現しないので、伝わりにくいですよね。色々と教えられても、「本当に私のこと好きで言っているの?」と思ってしまっていました。

また、私の家族は兄が一人、弟が二人の四人兄弟だったので、兄弟が多い分、一人に回すエネルギーも少なくなってしまうのもあったと思います。

私は弱音も言わずに溜め込んでいくタイプで、いじめられたことも、母親に言いませんでした。
自分の感情を押し殺して、「いいよやるよ」と言ったり、甘えたくても、「いいよ、私じゃなくて、弟たちでしょ。私はひとりでも大丈夫」と言ったり、「つらい?」と聞かれても「全然つらくない」と答えたり。

ずっと、「自分のことを最初にやっちゃいけないって」と思っていたんです。でもそんな風に、全部偽りの自分で生きていったので、積み重ねが爆発した時に不登校になり、すべてが嫌になってしまったんです。

その頃は「自分は嫌われている」と思っていたので、「むしろ嫌われるような存在になってやろう」と思い、友達が来てくれていると聞いても「帰って」と言ったりしていました。

「そういうことをすると○○になるの、わかる?」と言われるのがとても嫌でした。「分かっているからこそ嫌なんでしょ!」っていう時って、誰しもありますよね。

静かにそっと見守り、普通に扱ってくれたりとかするのがすごく嬉しかったです。

「主エル・カンターレを愛している」それだけで幸せ

今では友達に「黙ってると怖い!」とか「ニコニコしていても怖い!」といじられるんです。でも、そんなことを言われるぐらい、自分の心をオープンにできるようになったから、こんなに幸せで楽しいのかな、と思います。

今も、落ち込んだりすることもあります。
「言わなきゃよかった」とか「言われちゃった」とか。

でもその時は泣いて、叫んで、その日だけです。
次の日は「昨日悩んでいた自分はどこにいったんだろう」ってバカバカしくなっちゃうんですよね。

私は、幸福の科学の経典が大好きです。
今は『人を愛し、人を生かし、人を許せ。』を手帳に書き移しながら学んでいます。そこまで要領がよくないので、興味ある経典を何度も読んで、腑に落としたいと思っています。

伝道活動はまだできていませんが、いつか「なぜあなたは幸せなの?」と言われた瞬間に、「主エル・カンターレを信じているからです」って言える人間になりたいんです。

「主の教えを信じているんです。私は主を愛しています。
主に愛されているのも、すごくわかる気がするんです。
私は主を愛しているのです。それだけです」

そう言って伝道をしたいんです。そんな自分になるには未熟なので、頑張っていこうと思っています


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どんな問題もプラスに受け止めよう  大川隆法

2015-11-20 17:21:08 | 日記

http://ryuho-okawa.org/2015/303

大川隆法総裁の書籍『心と体のほんとうの関係。』より抜粋で、 介護に関する法話をお届けします。

介護をプラスに受け止める努力を

大きな目で見たなら、一生のうちに、家庭に病人を持たない人は、ほとんどいないかもしれません。病気、事故、不慮の災難、そして、それに基づく死。こうしたものは人生の折々に見受けられるものです。それは人々を深い悲しみの淵に立たせることになります。

現実に病人をかかえ、看病に明け暮れている家庭は、とても暗くなっていることでしょう。

ただ、私は、その暗い面だけを、あまり強く捉えすぎてはいけないと思います。

人間は、本体である魂が肉体に宿って修行をしている存在です。たとえ、その体が病に冒されて苦しんだとしても、魂そのものは、地上を去って、あの世に還ったときには、元どおりの完全な姿になります。

病に苦しんでいる姿は、あくまでも、この地上で修行をしていく途中に現れてくるものであって、永続的なものではありません。

たとえ、その目には、どんなに地獄の苦しみのように見えたとしても、肉体というものから逃れ去り、魂そのものとなったときに、人は自由自在の境地に入ることができるのです。

そうである以上、たとえ病気に苦しみ、やがて、その病に倒れて帰らぬ人となったとしても、死んでからのちのことのほうが遙かに大事であるわけです。この世は、あくまでも、「あの世に還るための準備期間」であり、「あの世に還るための予習」なのです。

したがって、どのような問題が降りかかってきたとしても、その事件を、その事柄を、自分の魂にとって、プラスに役立てる方向に考えていくことが大事です。

それが、看病する側にも、看病される病人の側にも、望まれることなのです。

 

耐えることも「愛の実践」

介護をしている家族のほうには、何らかのお返しの義務のようなものがあるのかもしれませんし、「やがては自分も介護される日が来る」ということかもしれませんが、それも愛の実践です。耐えることも愛の実践なのです。

また、ある人が、晩年にアルツハイマーにかかったからといって、その人の人生が間違っていたわけではないのです。

人間の肉体は、“機械”としての面では、いろいろなところが弱ってくるので、頭脳の機能などがうまく働かなくなることはあります。

しかし、そのようになったときでも、“霊的には完璧”です。したがって、「周りが言っている悪口などが本人の魂に聞こえている可能性は高い」と思い、口を慎んだほうがよいのです。

あなたが介護している方に対する“お迎えの日”は決まっているでしょうから、おそらく、「そのときまでは、一生懸命、愛の実践行為をせよ」と、あなたがたを鍛える場が与えられているのだろうと思います。

 

肉体的に問題があったとしても、天上界に上がれないということはありませんので、心配する必要はありません。

 

 

※本記事は機関誌「ザ・伝道」7月号(No.198)に掲載されています。機関誌は全国の幸福の科学の精舎支部にご用意しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。


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失恋のショックで自殺を決心したが、それを変えさせた言葉とは

2015-11-20 17:20:29 | 日記

自殺を考えるほどの失恋を乗り越えて

http://voicee.jp/2015022410794

 

失恋のショック

私が失恋をしたのは、大学2年の冬のことです。相手は高校時代に知り合った同い年の男の子で、お互いが大学生になった年の夏、彼から告白されて、お付き合いが始まりました。

お互いに「いつか結婚したい」と思っていて、「最初の子は女の子がいいね」とか「どんな名前がいいかな」とか、話し合うこともありました。

彼は、もともと気持ちの浮き沈みが激しい人だったのですが、それがエスカレートしてきたのは、付き合い始めて1年くらいしてからです。彼はお酒をかなり飲むようになり、怒鳴り散らして私に暴力を振るうこともありました。それでも、私は、「この人は私がいないとダメなんだ」と思って耐えました。

そんな状態が続いたある日、彼から「他に好きな人ができた」と言われました。ショックでした。その人は社会人で、私より優しくて彼の話をきちんと聞いてくれるのだそうです。

自殺を思い立って……

結局、彼とは別れましたが、食事もノドを通らず、眠れない日が続きました。1カ月ほど経ったある日、「もう、死のう」と思った時、ふっと「死ぬ前にNさんに挨拶しなきゃ」と思い立ちました。Nさんは、私が幸福の科学でお世話になっていた優しい年配女性です。

私はNさんのご自宅に電話をしました。何をどう話したか、よく覚えていませんが、私が彼にフラれたことを話すと、Nさんは優しく笑って、こう言ってくれました。

「そうかい。それはよかったねぇ。Mちゃんは、いい経験をした。人は悲しいことをたくさん乗り越えて、優しくなっていくんだよ。Mちゃんは仏の子だ。大丈夫、大丈夫」

Nさんは、若い時にご主人を亡くされ、女手ひとつで育てた息子さんにも先立たれ、たくさんの苦しみ、悲しみを乗り越えてきた人です。その言葉には重みがありました。

温かい光が射してきた

Nさんの話を聞いているうちに、心を覆っていた何かがパリンと割れて、温かい光が射してきたように感じました。「そう。私は仏の子なんだから、大丈夫!」と、自殺を思い止まることができたのです。

「苦しみや悲しみと見えるもの、試練と見えるもののなかに、実は仏神との出会いがあるのです」と、『幸福の原点』に説かれています。

私にとってもまさにその通りで、この失恋をきっかけに、支部や学生部の活動に積極的に取り組むようになりました。2年前に帰天されたNさんには、今も感謝の気持ちでいっぱいです。


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朴氏「空白の7時間」調査も セウォル号沈没で特別委

2015-11-20 15:13:42 | 日記

産経ニュース韓国で昨年4月、304人の死者・行方不明者を出した旅客船セウォル号沈没事故当日の朴槿恵(パク・クネ)大統領の「空白の7時間」について、官民合同の特別調査委員会が調査を始める可能性が浮上し、与党が反発している。

「空白の7時間」とは、朴大統領が事故の一報を受けてから対策本部を訪れるまで約7時間にわたり、どこで何をしていたのか不明とされた問題。

産経新聞の加藤達也前ソウル支局長がコラムでその問題を指摘したが、「朴大統領を誹謗(ひぼう)する目的で書いた」として名誉毀損(きそん)で在宅起訴された。

事故の真相を究明する特別調査委の常任委員会で18日、「空白の7時間」を含む朴大統領の行動などを調査する案が通過。23日にも開かれる全員委員会に諮られることになった。(ソウル 藤本欣也)


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浮気、離婚を乗り越えて夫と復縁!

2015-11-20 15:04:18 | 日記

http://voicee.jp/201403278808

やっぱり、死ねない……

数年前の夏。私は、新宿の街を朦朧(もうろう)としてさ迷ったあげく、車が激しく行き交う道端に立ち尽くしていました。いつ、飛びこもうか――。向かってくる車を眺めながら、ふらっと飛びこもうとしたその時――。お腹に宿っていた小さな命が、私のお腹を蹴ったのです。私は我に帰りました。

「やっぱり、死ねない……」

涙がはらはらとこぼれました。

そのころ、結婚して2年目を迎えていた私は、妊娠して間もなく始まった夫の浮気に深く傷つけられていました。浮気だけではありません。

夫は夜な夜な遊び歩いては月に40万円ほども酒代に使うのです。出産費用すら事欠くありさまで、私は心労から自律神経失調症になり、鬱(うつ)病気味になっていきました。

もう、こんな暮らしは終わりにしたい――。

そんな私を電話で励まし、支えてくれたのが姉でした。姉は熱心な幸福の科学の信者です。私に、正しい信仰を持つこと、そして、仏と信仰でつながっていることの大切さを何度も話してくれました。

私は、信頼する姉の言うことなら、とわらをもすがる思いで、幸福の科学の支部に駆け込み、入会させていただいたのです。

そして、支部長に苦しい胸中をすべて聴いていただきました。「それはおつらいでしょう」と、支部長は何時間も忍耐強く私の話に耳を傾けてくれました。私はその様子に、信仰を持つ人とはこんなにも穏やかで誠実なのか、と驚きました。

支部長からは、「これからはKさん自身も仏の教えを学び、変わってください」と言われました。

さらに居合わせた、夫と同年代の信者の男性の方からは、「ご主人、仕事のプレッシャーがあったんじゃないでしょうか。弱い部分が出てしまったんですね」とアドバイスしていただきましたが、私は全然自分は悪くないと思っていたので、皆さんの意見をにわかに受け入れることはできないまま、支部を後にしたのです。

妊娠後、夫の態度が豹変

思えば、夫からの熱烈なプロポーズで結婚。私の行くところはどこへでも一緒に来てくれたし、どんな時も寄り添っていてくれた夫でした。夫の態度が豹変したのは私が妊娠してからです。

よりにもよって私の誕生日の日から浮気し、「誘いにのってきた女の方が悪い」と開き直っている夫。その後もプロポーズしてくれた記念日に、私と過ごしたレストランで浮気相手と過ごしていたことがカバンから出てきた領収書で発覚。

夫婦の記念日にはことごとく、私たちの思い出の場所に浮気相手と行くというようなありさまで、ショックを通り越し、嫌気すらさしてきました。

1人目の子が生まれて2年ほど経った時、夫の抵抗を押し切って、離婚しました。

しかし、経済上の理由から同居することに。離婚を機に夫はまた派手に夜遊びを始めたようでした。

女性から来ているらしいメールを眺めてウキウキしている様子を横目に、私は子どもと自分の将来を案じながら子育てに専念していました。

ところが、同居を続けていた関係で、私としては全く望まない、2番目の子どもができてしまったのです。堕ろそうと考えていると、彼が「こんな状況でもできた子だ。産んでくれ」と懇願してきます。

180度、間違っていた人生観

私は、もう生きるべき道が見つかるのは幸福の科学しかないと思い、支部に行きました。入会した日以来でしたが、たくさんの笑顔に迎え入れられ、心がどんどん和んでいきました。

支部長に私たち夫婦の複雑な状況を相談し、子どもを堕ろす話をすると、冷静になるようアドバイスしてくださり、まず、夫婦で仏法真理の本を40冊読むことを勧められました。

そして「あなたには特に、『限りなく優しくあれ』がお勧めですよ」と声を掛けてくれました。

まずは支部長の仰る通りにしてみよう、と書籍を片っぱしから読んでいきました。もう、それは驚きの連続でした。

「え! 夫婦は天上界で約束してくるの? うそ、あの人と?」

「子どもも縁があって約束して生まれてきてくれるんだ!」

その頃、夫とはただの同居人でしたが、子どものこともあり、少しずつ気付きを話していくと、「俺も支部長の話が聞きたい」と言い出し、1人で支部に行ったようでした。

夫は、自分が浴びるほどお酒を飲んでしまう心情などを話し、「初めて自分の気持ちを理解してくれる人がいた」と感激し、支部長の話を聞きに、毎日のように支部に通い、家でも真理を学び始めたのです。

私も、学びを進めるにつれ、愕然(がくぜん)としてしまいました。

これまで、自分は正しいと思って生きてきましたが、霊的人生観が欠け落ちた180度間違った価値観で生きてきたことに気付いたのです。

来る日も来る日も反省、反省の毎日でした。夫から愛されていることが当たり前になり、傲慢になっていたのです。

夫は結婚当初、知人と共同経営で、花卉(かき)やハーブのインターネット販売などの事業を始めていましたが、思うように軌道に乗らず、1年ほどでたたみ、サラリーマンに戻っていました。

ストレスを感じていた時期なのに、夫の仕事における計画性の無さなどをいつも心で責め、裁き、「こんなこともできないの?」「そんなことも?」と見下し、頼りないと思ってきました。

私はSOHO的な仕事を自宅でしているので、足りない生活費をそれで捻出することもありました。いつも自分の方が上と思ってきたのです。

離婚を決めた後、覚悟を決めて浮気相手の女性と会いましたが、「なんでこのような人と?」という印象でした。

大川隆法総裁先生の著書には、夫がなぜそのような女性に流れるのか、ということが書かれていました。

「結局、寛(くつろ)ぐからです。負けた気がしないので、自尊心が傷つかないのです」(『理想国家日本の条件』より)

夫も、この教えの深い洞察にはっとし、客観的に自分を振り返ったようでした。彼は何回も私に「悪かった、ごめんね」と謝り、私も自分の傲慢さを、日を追うにつれ深く反省していきました。

女性としての魂の尊厳を胸に

さらに、『限りなく優しくあれ』の学びは、女性としての自分のあり方を根底から改めるきっかけになりました。

妻として自分はどうだったか。女らしさのかけらもなく、夫が「お茶がほしい」と言っても、聞こえないふりをしたりしていました。

「女らしく」と言うとセクハラ呼ばわりされるご時勢ですから、女らしい振る舞いは媚を売るようでよくないこと、と思っていたのです。

「女性霊は、長年の転生の過程で、女性なるものの優美さと素晴らしさ、調和の心、安らぎの心、美しき心を培ってきました」「女性たちは、もっと魂の尊厳を知り、霊的なる喜びを知らなくてはなりません」(『限りなく優しくあれ』より)

「そうか、女らしくしていいんだ」

心の縛りをはずしてみると、肩の力が抜けて本当に楽になりました。2番目の子が生まれる2カ月前に私たちは再び入籍して復縁。夫婦で信仰者となっての新鮮な出発でした。

主人は今、上場企業に勤めていますが、社長から意見を求められたりするなど、社内でも信頼されているようです。

「パパね、お仕事頑張ってるんだよ」と、子どもたちともども尊敬しています。

夫は、私が疲れていると料理を作ってくれたりする本当に優しい人です。家庭をしっかり守ってくれる夫に心から感謝の毎日です。

今は一家で「信仰」を中心とした幸せな家庭ユートピアを築くことができました。

「信仰」を持つと、家庭に芯ができ、もう揺らぐことはありません。

もし信仰に出会っていなかったら、破綻した人生を送り、霊的にも多くのマイナスが生じていたことでしょう。

家庭ユートピアを築くことと、女性らしく生きることの大切さを、周りの方々にもお伝えしていきたいと思います。


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介護をプラスに受け止める努力を

2015-11-20 15:03:20 | 日記

http://ryuho-okawa.org/2015/303

大きな目で見たなら、一生のうちに、家庭に病人を持たない人は、ほとんどいないかもしれません。病気、事故、不慮の災難、そして、それに基づく死。こうしたものは人生の折々に見受けられるものです。それは人々を深い悲しみの淵に立たせることになります。

現実に病人をかかえ、看病に明け暮れている家庭は、とても暗くなっていることでしょう。

ただ、私は、その暗い面だけを、あまり強く捉えすぎてはいけないと思います。

人間は、本体である魂が肉体に宿って修行をしている存在です。たとえ、その体が病に冒されて苦しんだとしても、魂そのものは、地上を去って、あの世に還ったときには、元どおりの完全な姿になります。

病に苦しんでいる姿は、あくまでも、この地上で修行をしていく途中に現れてくるものであって、永続的なものではありません。

たとえ、その目には、どんなに地獄の苦しみのように見えたとしても、肉体というものから逃れ去り、魂そのものとなったときに、人は自由自在の境地に入ることができるのです。

そうである以上、たとえ病気に苦しみ、やがて、その病に倒れて帰らぬ人となったとしても、死んでからのちのことのほうが遙かに大事であるわけです。この世は、あくまでも、「あの世に還るための準備期間」であり、「あの世に還るための予習」なのです。

したがって、どのような問題が降りかかってきたとしても、その事件を、その事柄を、自分の魂にとって、プラスに役立てる方向に考えていくことが大事です。

それが、看病する側にも、看病される病人の側にも、望まれることなのです。

 

耐えることも「愛の実践」

介護をしている家族のほうには、何らかのお返しの義務のようなものがあるのかもしれませんし、「やがては自分も介護される日が来る」ということかもしれませんが、それも愛の実践です。耐えることも愛の実践なのです。

また、ある人が、晩年にアルツハイマーにかかったからといって、その人の人生が間違っていたわけではないのです。

人間の肉体は、“機械”としての面では、いろいろなところが弱ってくるので、頭脳の機能などがうまく働かなくなることはあります。

しかし、そのようになったときでも、“霊的には完璧”です。したがって、「周りが言っている悪口などが本人の魂に聞こえている可能性は高い」と思い、口を慎んだほうがよいのです。

あなたが介護している方に対する“お迎えの日”は決まっているでしょうから、おそらく、「そのときまでは、一生懸命、愛の実践行為をせよ」と、あなたがたを鍛える場が与えられているのだろうと思います。

 

肉体的に問題があったとしても、天上界に上がれないということはありませんので、心配する必要はありません。

 

 

※本記事は機関誌「ザ・伝道」7月号(No.198)に掲載されています。機関誌は全国の幸福の科学の精舎支部にご用意しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

 


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複線型”の子育てとは。子供の個性を認めよう

2015-11-20 15:03:02 | 日記

http://ryuho-okawa.org/2014/176

“複線型”の子育てとは

女性は一般に、「複線型」「複眼型」の存在だと言われています。昔は、母親には複数の子どもがいることが多かったわけですが、その子どもたちは、それぞれいろいろなところで、いろいろなことをやっています。

母親は、それを全部見ていなくてはいけません。子どもの一人ひとりについて、「いま、あの子は、どこで何をしているか」ということを同時に見て、危機を察知したら、そちらにパッと行かなくてはならないので、女性はもともと「複眼型」にできているのです。

一方、男性のほうは、けっこう「単眼」であり、「一つの仕事を、ずっと最後まで続ける」というようなことに向いています。

ところが、最近は、高学歴の女性が多くなり、「男性型の仕事」をしている女性も増えてきました。

そういう女性たちは、仕事を辞めて母親になったり、仕事をしながら母親業をしたりすると、「男性型のものの見方」をし、子どもたちを「単眼」で見てしまいがちなので、気をつけなくてはいけません。

やはり、子どもたち一人ひとりの様子をよく見て、それぞれの個性を生かしていくことが大事です。

五頭なら五頭の馬をバラバラに走らせていても、「一頭一頭の馬が、どこで何をしているか」ということを見ながら、全体の進度や、それぞれの進度を見るような眼を忘れてはいけません。

これが女性の本当の能力なのです。大学教育や職業訓練などによって、女性が「男性型」の頭になってしまうと、子どもの教育に関して、非常に成果主義型のものの考え方をして、一つのことにすごくこだわる眼を持つようになります。

しかし、子どもが複数いるときには、一人ひとりの子どもが持つ、いろいろな面を見て、それぞれの子どもの違いを見分けながら育てていかなくてはなりません。

そういう「複線的子育て」をする努力が大事だと私は思います。この能力は、女性には、もともとあったものなのですが、いまは、それが失われつつあるように感じられます。

それぞれの花の素晴らしさを見る

私は男性ですが、幸いにして「複眼型」であり、さまざまなことが同時多発的に起きても、その全部に対応ができるタイプなのです。

そのため、意外と「子育て」にも適性があり、いま、子育てにかなり責任を持つことができるようになっています。

芸術的な側面を持っている人には、ビジュアライズ(ビジュアル化)というか、「目に見えるようなかたちで、いろいろな姿を思い描ける」というところがありますが、そういう能力は私にもあり、それがいま、生きているのではないかと思います。

「単線型」の母親は高学歴の女性に多いわけですが、特に、理数系の学問がよくできた人、あるいは、文科系であっても、法学部や経済学部など、男性が多い学部の学問を勉強した人には、一つの仕事をグーッとやり抜くような「単線型のタイプ」が多く、結婚して子育てに入っても、なかなか成果が出ないと納得せず、子どもを責めることがあるので、注意したほうがよいでしょう。

それぞれの花が花壇に咲いていることを、「すばらしい」と思う気持ちを持っていたほうがよいと思います。

その気配りは、同時に、夫に対する気配りや、親に対する気配りにもつながります。こうした「複眼」がないと、自分の親や夫の親、親戚、近隣の人、友人など、いろいろな人に対する気配りの部分で、女性として、やはり十分ではないところが出てくるのではないでしょうか。

大川隆法総裁の書籍『じょうずな個性の伸ばし方』より抜粋で、子育ての秘訣についてお伝えしました。

※本記事は機関誌「ザ・伝道」9月号(No.205)に掲載されています。機関誌は全国の幸福の科学の精舎支部にご用意しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。


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素晴らしい人間関係を築くには?」幸福の科学大川隆法総裁御法話抜粋

2015-11-20 14:55:11 | 日記

幸福の科学大川隆法総裁 の御法話「成功するということ」の一部です。書籍「希望の法」に収録。

下のアドレスをクリックしてください。


https://www.youtube.com/watch?v=HN_xmc39pcc


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中国の本当の成長率は3%程度にすぎない

2015-11-20 12:48:45 | 日記

東洋経済オンライン  GDP成長率が遂に7%を割り込んだ中国。

経済の減速はどこまで続くのか。「米住宅バブル崩壊」や「欧州債務危機」をはじめ、近年の「原油価格の暴落」、「米国経済の復活とドル高の進行」、「新興国経済の減速」を的確に予見し、もっとも予測が当たる経済アナリストと評される中原圭介氏に、フィスコリサーチレポーターの三井智映子氏がインタビューした。第2回目は、中国経済の現状と今後についてだ。

 第1回 米国の利上げで壮大な「経済実験」が始まる

 三井:今回も最新刊『中原圭介の経済はこう動く〔2016年版〕』の中から、日本でも関心が高い中国の動向についてお伺いしたいと思います。そもそも、なぜ中国経済はおかしくなってきてしまったのでしょうか。

 中原:すべての元凶はリーマン後に行われた「4兆元投資」にあります。すでに何年か前の拙書でも指摘させていただいたように、需要が見込めないなかで設備投資を行なうことは、企業としては愚かな行為というしかありません。

需要が伸びないなかで国有企業の多くが設備投資を増やしたために、供給過剰に苦しみ、赤字企業が続出しているのです。

 供給過剰により価格競争が厳しくなると、価格は大幅に下落していきます。そうなると売り上げは保てたとしても、利益が出なくなってしまいます。こうなってしまうと、増やした設備投資を次々と削減していくしかありません。4兆元投資の大半は無駄に終わってしまったといえるでしょう。

 三井:具体的にはどの程度、供給過剰になっているのでしょうか。

 中原:鉄鋼は8億トンの需要に対して11億トンの生産能力を、自動車は2500万台の需要に対して5000万台の生産能力を抱えるまでになってしまっています。セメントにいたっては、米国が過去100年間で消費した量をわずか2年間で消費するという無謀な投資が行われていたというから驚きです。

 日本でも、需要がないところに設備投資を行なったら、中国国有企業の二の舞いになるだけです。先日、日本政府が企業との会合で設備投資を迫ったといいますが、歴史の教訓をまったく生かそうとしないことには呆れてしまいますね。

 三井:そのとおりですね。日本にも歴史の教訓を生かしてもらいたいものです。ところで、中国政府が発表した最新(7-9月期)のGDP成長率は6.9%と、遂に7%を割り込みましたが、これについてはどのように見ていますか。

 中原:非常に問題であると思うのは、欧州が合法的にGDPをカサ上げしているのに対して、中国は明らかに粉飾しているということです。

中国のGDP統計は政府目標を達成したという既成事実をつくるための儀式にすぎないと割り切る必要がありますね。

 中国経済の動向を精緻に分析している香港のエコノミストなどは、その多くが中国のGDP統計をまったく信用していません。政府目標に合わせたようなGDPの数値より、個々の産業統計のほうが経済の実態を映し出しているからです。

 三井:本当の中国の成長率をどのくらいだとお考えでしょうか。

 中原:2013年当時は5%程度、2015年の7-9月期は5%程度はおろか、3%程度しか成長していなかったと分析しています。

 おそらく、それでも中国政府は2015年通年の数字を6.8%~7%の範囲で数字をつくってくるでしょうね。中国は「格差拡大を止めるには7%前後の成長が必要である」と民衆に説明している手前、本当の数字を出したら民衆の大規模な暴動が止められなくなることを恐れているのです。

 三井:中国への財政出動を望む声が高まっています。

 中原:中国が財政出動により景気刺激策を行うのは非常に難しいといえるでしょう。財政出動の無駄を自覚していると同時に、財政出動を避けたい明確な理由があるからです。

だからこそ、粘り強い金融緩和と労働者の賃金引き上げに頼るしかないのが、今の中国経済の現状なのです。

 ところがいまや、金融緩和で生まれた株価バブルは、崩壊したといっても言い過ぎではない状況にありますし、地方政府による大幅な賃金引き上げは、中国の製造業から競争力を奪い、かえって多くの失業者を生じさせてしまいました。

 2014年以降、景気が減速しているにもかかわらず、今なお賃金が大きく上昇している背景には、格差の拡大が社会問題として無視できないということがあります。

習近平体制が格差是正に真摯に取り組んでいる姿勢を、不満を持っている多くの国民に見せなければならないからです。

 その結果、中国の製造業では人件費の重い負担に耐え切れず、2013年の後半あたりから倒産や廃業が増加の一途をたどっています。

おそらく、そのピークは2015年~2016年に訪れることになると思いますが、その時には中国全土の失業者数は1億人を優に超えているのではないでしょうか。

 三井:中国の苦境はまだ終わらないということですね。

 中原:そうですね。今後の中国経済の舵取りには、相当な困難が付いて回るものとなるでしょう。中国経済をソフトランディングさせるには、最低でも5年単位の時間が必要ですし、通常は10年単位の時間がかかってもおかしくはないのです。

 三井:最後に、中国の権力闘争についてどのようにお考えですか。

 中原:目下のところ、習近平は熾烈な権力闘争で命を狙われながらも、元国家主席である江沢民の一派や前国家主席である胡錦濤の一派を次々と汚職罪で摘発し、強い権力基盤を確立しようとしています。

最終的な狙いは江沢民であることに間違いないでしょうが、そこまでたどり着けるかどうかは誰にもわからないことです。

 それほどまでに、中国共産党における権力闘争は苛烈を極めているということです。その証拠として、習近平は何らかの行事で多くの人前に姿を現す際、いったん配置した数百人もの警護要員を直前に総入れ替えさせることがあるといいます。

警護要員の中にも裏切り者がいるかもしれないと疑っているのです。

 習近平にとって困難なのは、権力闘争で暗殺される危険性がある中で、民衆の不満も和らげなければならないということです。

経済の減速や格差の拡大、汚職の慢性化に加えて、今では株価の暴落までもが共産党独裁体制を危うくしているので、習近平はどうにかして民衆の支持を拡大するべき施策を考え続けなければならないからです。

 

 

 

http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%ae%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ae%e6%88%90%e9%95%b7%e7%8e%87%e3%81%af3percent%e7%a8%8b%e5%ba%a6%e3%81%ab%e3%81%99%e3%81%8e%e3%81%aa%e3%81%84-%e3%82%ba%e3%83%90%e3%83%aa%e8%81%9e%e3%81%8f%ef%bc%81%e4%b8%ad%e5%8e%9f%e5%9c%ad%e4%bb%8b%e3%81%ae2016%e5%b9%b4%e7%b5%8c%e6%b8%88%e4%ba%88%e6%b8%ac/ar-BBmB3W7?ocid=AARDHP


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軽減税率をやめた方が良い理由

2015-11-20 12:48:09 | 日記

軽減税率をやめた方が良い理由[HRPニュースファイル1495]

http://hrp-newsfile.jp/2015/2470/

 文/HS政経塾スタッフ 赤塚一範

今回は軽減税率がいかに意味のない政策であるかということを中心に管理・統制政策の限界について考えてみたいと思います。

 ◆管理・統制政策の限界

 (1)そもそも低所得者より高所得者に恩恵が多い

まず意外かもしれませんが、低所得者よりも高所得者の方が軽減税率の恩恵は大きいことが挙げられます。

エンゲル係数、つまり所得に占める食費の割合は低所得者の方が高いのですが、金額ベースでは、高所所得者の方が食事にかかる費用は大きいため、このような結果になります。これでは、何のための軽減税率かわかりません。

 (2)税率が下がっても増税

次に、軽減税率は減税ではあるのですが社会全体で見ると必ずしも減税とは言えません。

古代の日本や中国では、貨幣経済が今ほど発達していなかったので、税は米、布、特産品、労働や兵役で納めていたことを考えればその意味はすぐにわかります。学校で租・庸・調・雑徭・兵役と習った方も多いでしょう。

軽減税率では、品目ごとに納める税額が違うため、各事業者には相当な事務負担がのしかかります。つまり、軽減税は純粋な減税ではなく、実質的な負担を企業に押し付ける増税の側面もあるのです。

現在、この事業負担がどの程度になるか明確ではありません。政府は実際どの程度負担になるか具体的な負担を金額ベースで提示し、日本経済全体として軽減税率はプラス・マイナスどちらが多いか考える材料を提供する義務があるでしょう。

 (3)軽減税率は政治的駆け引きの道具となりやすい

また、以前、紹介させていただいたこともありますが、軽減税率の対象となる品目の決定は非常に難しいものがあります。

ある国ではチョコレートはかつて高級品だったので、カカオの含有量によって税率が異なるそうです。

また、経済の進歩の歴史は、贅沢品が必需品になっていく歴史であり、どの時点を基準とするかでそれは異なります。

このようなことから贅沢品と必需品の線引きは難しく、結果的に軽減税率は政治的な駆け引きの道具になってしまうでしょう。

 (4)そもそも管理・統制そのものが時代錯誤

軽減税率だけでなくマイナンバーについても同じですが、そもそも管理・統制タイプの政策は、現在の複雑な社会にとって(緊急時は別として)大きなマイナスを与えます。

それは社会の進歩の歴史を見ると良くわかります。大昔の数十人のメンバーで構成される『小さな社会』では集団の長(族長など)が集団の全てを知ることができました。

Aの妻が風邪を引いた、Bは良く働く、などほぼ完全にすべてを知ることができます。このような社会では村で得た収穫物を比較的適切に配分することが可能です。

しかし、現在の市場と分業に基づいた『大きな社会』では、誰かの意志で適切に生産物の配分することはできません。

市場が拡大し、分業が進展すればするほど、政府が知ることができる領域はますます小さくなります。この中で、適切な配分を定めようとすれば莫大な情報を収集し、それを踏まえたうえで決定せねばならず、それが不可能であることはソヴィエト連邦の崩壊で実証済みです。

 ◆コンピュータや情報技術によって社会を管理してはならない

近年、IT技術の進歩が、マイナンバーなど管理・統制社会の復活に一役買うようになっています。

政府は、技術進歩によって、すべての情報を知ることができ、社会を正しく導くために知る必要があると考えがちです。

しかし、いくらコンピュータが進化しても、管理・統制は限界があります。それは、市場で収集される情報は、過去のものであり、ある時点で全ての情報を知ったとしても、次の瞬間、過去のものとなるからです。

市場とは、常に同じ状態で循環している静的なものではなく、「何が財であるか」「何に価値があるか」などの情報・意見が新たに形成される動的な場であり、将来の情報・意見を一元的に正確に予測できないのです。

 ◆組織の原理を社会に適用してはならない

軽減税率、マイナンバーなどの制度の行き着く先もかつてのソヴィエトと同じです。

レーニンは社会を「一つの事業所もしくは工場」と見立て、情報の収集と管理によって公平で平等な社会を目指し、政策を実行しましたが失敗しました。

そのような管理・統制的政策にどれだけ先端技術が伴ったとしても、結果は同じです。結局、それは工場や会社など組織の中での管理を意味するにすぎず、複雑な『大きな社会』を導く原理にはなりえないのです。

もし、先端技術をともなった管理・統制社会が実現してしまえば、それはかつてのソヴィエトよりも恐ろしい社会になってしまうかもしれません。


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スパコンの研究開発費は「浪費」ではなく「投資」 行き過ぎた「仕分け」に注意!

2015-11-20 12:22:22 | 日記


◆スパコンの研究開発費は「浪費」ではなく「投資」 行き過ぎた「仕分け」に注意
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10477

日本の技術力の高さを証明する結果が出た。

理化学研究所は18日、スーパーコンピュータ(スパコン)のビッグデータ処理(大規模グラフ解析)性能を競う国際ランキング「Graph500」で、理研のスパコン「京」が1位になったと発表した。7月に続き、2期連続の快挙となる。

ビッグデータとは、従来の方法では記録や保管、解析が難しい複雑で巨大なデータのこと。計算に要する時間は通常のデータよりも長い。今回の受賞は、京の高度な計算能力を示すものだ。


◎パソコン100万台分の働きをする「京」

スパコンは、普通のコンピュータと比べて計算処理能力が非常に高いパソコンのこと。主に科学技術に関する計算に使われ、ビッグデータなど、通常のコンピュータの処理能力を超える計算を、短時間で行うことができる。

特に「京」は、1秒間に1京(1兆の1万倍)という驚異的なスピードで計算する。
これは、地球の全人口70億人が1秒に1回のペースで、24時間不眠不休で計算を行い続けても、17日もかかる計算量だ。

パソコンに置き換えると、実に一般的なパソコン100万台分の働きをする。


◎がんの治療メカニズム解明にも貢献

スパコンの応用分野は多岐に渡る。例えば、防災分野では、地震や津波が起こった際、建物の倒壊、津波の規模や方向を精密に予測。スマートフォンなどの通信機器を通じて、最適な避難経路を伝える。

医療分野ではすでに成果が上がり始めている。東京大学の研究グループは、京を使って患者の心臓の動きを再現。薬の副作用の影響、病気の詳しいメカニズムを明らかにした。

その他、分子の動きを細かい動きも計算でき、ウィルスの詳しい構造、がんの治療メカニズムの解明など、新薬・新医療技術の開発も進んでいる。
このように、スパコンは、あらゆる産業の技術革新の基盤となるものだ。


◎「『1位が1台』と『2位が10台』、どっちが有効か」

産業の技術革新の基盤とも言えるスパコン。そんな「未来技術」がかつて、事業仕分けの対象に挙げられていたことを覚えている人も多いだろう。

2009年の民主党政権下で、事業仕分けを進めていた蓮舫行政刷新担当相は、京について「世界一になる理由は何かあるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」と指摘。

予算凍結は回避されたものの、京は40億円の予算削減という憂き目にあった。

この流れは自民党になっても変わらないのか。


河野太郎・行政改革相は京の次世代機について「『1位が1台』と『2位が10台』、どっちが有効か」と、文部科学省を繰り返し批判している。

この問い自体、優れた技術に投資することの価値がまったく分かっていないと言わざるを得ない。


「縮み思考」から脱却し「発展思考」へ

予算の無駄を省くことは確かに大切なことだ。しかしそうした“努力"が行き過ぎた結果、本来生み出されるはずだった富が失われてしまってはあまりにも悲しい。


スパコンなどの最先端技術の研究開発費は、「浪費」ではなく「投資」なのだ。

そうこうしているうちに、スパコンは過去のものになるかもしれない。


現在、スパコンの研究と並行して、スパコンが数千年かかる計算をわずか数秒で計算できる、量子コンピュータの研究が進んでいる。

科学技術は日夜進化しており、1位を目指す気概がなければ、他国に技術で先を越され、2位、3位さえもなれない。国力の衰退にもつながってしまう。

今、国に必要なのは無駄を削ろうとする「縮み思考」ではない。科学者や研究者の智慧や努力を生かし、未来科学の芽を育てる「発展思考」だ。(冨野勝寛)


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日米首脳会談、南シナ海での連携強化を確認

2015-11-20 12:20:34 | 日記

朝日新聞デジタル  フィリピンを訪問中の安倍晋三首相は19日、マニラのホテルでオバマ米大統領と約1時間半にわたり会談した。

中国が人工島造成を進める南シナ海で米軍が行っている「航行の自由作戦」について、首相は公式に支持を表明。両首脳は、南シナ海問題で連携を強化していくことを確認した。

 日米首脳会談は、安倍首相が4月に訪米して以来。会談の冒頭、オバマ氏は日本で安全保障関連法が成立したことを歓迎し、「日米同盟は日米の安全保障の基軸になる」と語った。

首相は「盤石な日米同盟をアジア太平洋地域、国際社会の平和と安定と繁栄に一層貢献するために、(この会談を)新たな日米協力の序章としたい」と応じた。

 日本側の説明によると、オバマ氏は南シナ海問題について、海洋進出を強める中国を念頭に日米協力の必要性を強調。中国が造成する人工島から12カイリ内に米艦が進入する航行の自由作戦を取り上げ、「今後日常の行動として実行する」と説明した。

 これに対し、首相は「米軍による航行の自由作戦を支持する」と表明。南シナ海における自衛隊の活動について「(同海域の)情勢が日本の安全保障に与える影響を注視しつつ検討する」と語り、作戦そのものへの参加ではなく、当面は防衛装備品の提供など東南アジア諸国への支援で対応する考えを示した。

 また、両首脳は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意を歓迎した上で、早期発効を目指すことでも一致した。

 この他、首相は沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画について「普天間移設は辺野古が唯一の解決策だ」と強調し、同時に米軍基地の整理・縮小など沖縄の負担軽減を求めた。

パリで起きた同時多発テロ事件について、首相は「大統領と同じく激しい憤りを感じている」と伝えた。(マニラ=石井潤一郎)


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仏ロがテロ軍事作戦で連携強化 アメリカとロシアは手を結ぶか?

2015-11-20 12:16:37 | 日記


◆仏ロがテロ軍事作戦で連携強化 アメリカとロシアは手を結ぶか?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10478

フランスのオランド大統領とロシアのプーチン大統領は17日、電話で協議し、シリアでの対テロ軍事作戦で調整を図ることで一致した。

仏ロ両国は、フランスで同時テロを起こした「イスラム国」(IS)のシリア拠点への大規模な空爆を続ける。ロシアはこれまで反シリア政府勢力に対する攻撃ばかり行ってきたが、テロ発生後、初めて潜水艦から「イスラム国」のシリア拠点に巡航ミサイルを撃ち込んだ。

イギリスもシリア空爆を表明しており、「イスラム国包囲網」が形成されつつある。

プーチン大統領はフランスを「同盟国」と呼び、国際社会への連携を強調。ロシアは、対テロを通じて国際社会への「復帰」を目指しているとも言われる。


◎米ロ協力は実現するか?

オランド大統領は24日にオバマ米大統領と、26日にプーチン大統領と会談する予定で、「イスラム国」を掃討するため「米ロが協力すること」を求める見通しだ。

仏ロの連携に対し、オバマ大統領は18日のマニラでの記者会見で、「ロシアが実際に『イスラム国』を標的にするようになるかどうか、成り行きを見守ろうと思う。

そうなれば歓迎する」と語っている(19日付読売新聞)。この半信半疑の様子から分かるように、アメリカがロシアと協力するか否かは、現在のところ不透明だ。

両国が協力する際、問題になるのはシリアのアサド大統領をめぐる処遇だ。ロシアは親ロ派のアサド政権を支援しているが、アメリカは国民の虐殺を行うアサド政権の存続を容認していない。

だが元々、「イスラム国」の勢力がこれほど拡大してしまった原因は、オバマ大統領が2011年末にイラクから米軍を撤退させ、2013年9月にシリアへの軍事介入を見送ったためだ。


◎米ロ協力の下、「イスラム国」掃討を望むフランス

フランスは、今までのアメリカ軍主導の「イスラム国」掃討作戦は失敗と見限っており、まず「イスラム国」を撃退し、その後アサド政権を退陣させるという方針に変更。

米ロが協力して「イスラム国」を掃討することを望んでいる。

仏国防省の政策顧問を務めたブルーノ・テルトル氏も、「『われわれの優先課題はダーイシュ(ISのアラビア語の名称)だ』と言うようになったが、その事実は、アサド打倒にわれわれの関心がなくなったことを意味しない」と語る(18日付ウォール・ストリート・ジャーナル電子版)。

フランスが望む通り、アメリカとロシアは一旦和解し、手を結ぶべきだ。欧米とロシアが協力して「イスラム国」の活動を鎮圧し、シリアのアサド政権も退陣に導くことを目指すことが、現在考えうる最良の策。これからの世界秩序の安定には、アメリカとロシアの協力が必要だ。(泉)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『プーチン大統領の新・守護霊メッセージ』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1148

幸福の科学出版 『アサド大統領のスピリチュアル・メッセージ』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1025

【関連記事】
2015年11月18日付本欄 G20で欧米とロシアが対話 シリア内戦終結に向けて協力を 
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10470



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南シナ海をめぐる米中の今後。アメリカの姿勢の変化[HRPニュースファイル1508]

2015-11-20 12:10:20 | 日記

南シナ海をめぐる米中の今後[HRPニュースファイル1508]

http://hrp-newsfile.jp/2015/2500/

 文/幸福実現党・岡山県参議院選挙区支部長 たなべ雄治

  ◆南シナ海の人工島の落としどころ

先月末のことですが、南シナ海で中国が埋め立てた人工島の12カイリ内を、米海軍のイージス駆逐艦「ラッセン」が航行しました。

緊張の高まりをニュースが伝えていましたが、この事件は今後どういう方向で落ち着くのでしょうか。

カーター米国防長官は、「埋め立てと軍事化への行動の永続的中止」を要求し、「航行の自由の原則を守り、国際法が認めるあらゆる地域で飛行・航行させる」と決意を示しています。

そして今月の12日にはB-52戦略爆撃機2機に付近を飛行させました。

  ◆アメリカの姿勢の変化

現在アメリカは南シナ海の航行の自由に対して強い姿勢を見せていますが、ここに至るまではいたって消極的でした。

米国防総省は半年も前から、艦艇を派遣すべきだとオバマ大統領に進言していました。しかし、米中の交流を重視するオバマ大統領は受け入れませんでした。

偵察機を侵入することすらできず、ただ中国への批判を強めるだけでした。

そんなオバマ大統領を試すかのように、大統領がアラスカ州を訪れている9月22日のタイミングを狙って、中国海軍の艦艇5隻がアラスカ沖の米国領海内に通過しています。

しかしこれに対してもアメリカは、「国際法には違反していない」と説明するのみでした。弱腰なのか関心がないのか、失望していたところ、今回アメリカは態度を変えて南シナ海に強い関与を始めました。

南シナ海の周辺諸国にとっては良いニュースです。その背景には、10月初旬のTPPの妥結が影響しているのかも知れません。

  ◆中国を分析する

中国の姿勢も変化しており、近年アメリカに対して大胆になってきています。

中国の態度を解き明かす一冊としては、マイケル・ピルズベリー著『China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦争」』が秀逸です。

CIAや国防総省を歴任した中国専門家の著者は、中国を理解した結果、親中派から反中派に転向するのですが、大変示唆に富んだ内容になっています。

元親中派だった著者が自戒を込めて、中国分析の専門家が誰しも中国に上手に騙されていたことを告白しています。

ピルズベリーによると、中国は無能なふりをして、アメリカを油断させることを徹底してきました。

そして、米中は協力することが可能であり、中国は民主化と自由化の過程にあり、アメリカの助けを必要とする弱い国であると、アメリカの政府関係者に信じ込ませることに成功してきたのです。

そのうえで中国は、アメリカからの経済的・技術的・軍事的な協力を引き出してきました。米ソ冷戦の最終局面を迎えたレーガン政権以降では、継続して兵器と軍事技術の提供すら受けていたのです。

さらに悪いことに、武器輸出と技術供与は、冷戦が終わった今でも続いており、しかも現在トータルでいくら使っているかを把握できていないというのです。

著者は、中国支援の各機関には毎年の報告義務を負わせるべき、と主張しています。

中国の軍事開発は、米軍を安価で効果的に退ける分野に特化して、空母キラーや衛星破壊兵器、電子機器を破壊する兵器に力を入れています。

軍事費の対GDP比はアメリカの1/4に過ぎず、その分を国営企業に多額の資金援助として回して、国際競争力を支えています。

経済でアメリカを抜けばおのずと覇権が握れる、という戦略なのです。そして肚の中ではアメリカを敵視しながら、中国に覇権が移る日を夢見て、ひたすら耐えてきたのです。

その中国が、大胆にもアメリカに挑戦するような態度を露わにし始めました。

中国の自信の表れなのか、資源確保への危機感からなのか、注目すべき点です。

  ◆人工島の決着はどうなるか

中国が人工島の開発を中止して放棄したならばアメリカの勝ち、のらりくらりと開発を続けることができたら中国の勝ち、と言ったところでしょう。

アメリカが強く出てきた以上、中国は再び態度を改めて、柔らかく出てくる可能性があります。しかし、中国の本音、世界覇権の夢は変わるものではありません。

物腰の柔らかくなった中国に油断することなく、南シナ海の航行の自由を守るべく、私たちも人工島の今後に目を光らせなくてはなりません。


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中国が核兵器搭載型潜水艦を今年中に配備 世界的な海軍を目指す中国

2015-11-20 08:08:00 | 日記

◆中国が核兵器搭載型潜水艦を今年中に配備 世界的な海軍を目指す中国
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10248

中国が核兵器搭載型潜水艦で、今年中に24時間体制のパトロールを開始する見込みだ。米国防情報局(DIA)が発表した。

配備される予定なのは、94型原子力潜水艦。7400キロほどの射程距離を持つJL-2 潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載させる。ハワイ付近から発射すれば、全米が射程内に入る。

米議会の米中経済安全保障調査委員会のラリー・ウォーツェル氏は、「核保有国にとって、常時、抑止のためのパトロールを出来るようになることは、大きな指標だ」と指摘する(米ブルームバーグ)。


◎24時間体制の核抑止力

核兵器を搭載した潜水艦で、世界の海をパトロールすることのメリットは何か。それは、万が一、「敵国」の先制攻撃によって自国が滅んでも、潜水艦から敵国に対して反撃できることだ。これは、「どちらかが手を出せば両方とも滅びる」という「相互確証破壊」が前提となる戦略だ。

米海軍も米ソ冷戦時代から、核ミサイルを搭載したオハイオ級潜水艦で世界中の海を24時間パトロールしている。それは、世界のどこからでも核戦力の行使が可能であることを意味する。

米ウォールストリートジャーナル紙で、米第7艦隊のロバート・トーマス中将は、「中国のメッセージは明らかです。彼らは、『沿岸警備の潜水艦戦力だけでなく、世界的な海軍を持っている』と言いたいのでしょう」と述べている。


◎覇権を推し進める中国

中国はここ数年、空母の就役、対艦ミサイル、衛星攻撃兵器、そして今回の核潜水艦と、軍事力を全世界で行使できるほどまで軍拡を続けている。その狙いは、アメリカをアジアから撤退させることで、同地域を中国の支配下に置くことだ。

日本国内では安保法制に対する批判が続いている。しかし、このまま中国の軍拡が進み、日本が国防力を強化しなければ、尖閣諸島などを巡って紛争が起きたとき、アメリカは介入を躊躇するかもしれない。「誰も住んでいない岩を守るために、核戦争に発展するかもしれない紛争に関わりたくない」ということだ。

そのとき、日本は孤立無援で戦うことになる。そうした事態を避けるためにも、他国との連携を強める集団的自衛権の限定的行使は、日本にとって必要不可欠である。

また、孤立無援になる可能性も視野に入れ、日本も核兵器の無効化やミサイル防衛など、独自の研究を進める必要がある。「自分の国は自分で守る」気概を見せることこそが、友好国の信頼をより一層深めることにつながる。(中)

【関連記事】
2015年6月27日付本欄 中国は、アメリカの覇権をこう奪う【危機管理の専門家・杉山徹宗氏に聞く(1)】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9835

2015年5月23日付本欄 いよいよ、南シナ海で中国軍が米軍機に警告【Weekly Watch国際政治】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9680

2015年9月号記事 「安保法制はなぜ必要か」を国民に説明すべき - 「憲法守って国滅ぶ」では本末転倒 - The Liberty Opinion 6
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9926


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