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東京外大のキャンパスは週末のランニングコース。当然ですが、いつもは下写真のように地べたを走っています。今日はふと思いついて、中心広場を囲んでいるサークル(コロネード)のうえを走ってみました。
いつもとは違う風景が現れます。
多数の建築群をこの列柱からなるサークル(コロネード)がつないでいます。キャンパス全体の印象を、アウトレットモールみたいだと、酷評?する人もいるようです。確かに、深みあるいは奥行き感のある空間性を感じさせるものではありませんが、この、時間軸を捨象したようなあっけらかんとした雰囲気も悪くないと思います。建築群を取り囲む単純なサークル(コロネード)と、幾何学的なランドスケープも一体の雰囲気を作り出しています。時間の蓄積が感じられないことで、逆に下写真のように、時が止まったようなシュールなところも感じられます。
もともと、立体的なサインは面白いと思っていました。今日インターネットで検索すると、
デザインには五十嵐威暢さんも加わっているとのこと。今までそのお名前が浮かば
なかったことに不明を恥じる思いです。
これからもこのキャンパスを見守っていきたいと思います。
高谷時彦
建築・都市デザイン
Tokihiko Takatani
architecture/urban design
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