八戸についてみろく横丁やポータルミュージアムはっちの面白さをブログに記しましたが、最後に朝市も大変感動ものであったことを書きとめておかなければなりません。
市内に何箇所も朝市があるというのも驚きですが日曜日のこの岸壁の朝市は規模の大きさに圧倒されました。400店と聞きました。大迫力です。海産物だけではなく、日常品がおいてあるので休日はここでいろいろ仕入れて、ゆっくり家で過ごすというということでしょうか。皆さん一仕事終えたあとの満足げなお顔です。
市場というのは育て上げたり収穫したもの、あるいは自分で作ったものを(その生産者や作者から離して)一度神の元に返し、それをみんなで交換し、分かち合う場所だということを網野善彦さんが書いていたように思います。人の思いがこもった作物(作品)が神にささげられることで誰にも所属しない商品に変わるということでしょうか。そこにはおのずと祝祭性が生まれます。市場は祝祭の場ということです。祝祭性を持つという点は洋の東西を問いません。
上は舞踊団で有名なブッパータール。似ています。下はその近くにあったまちで本当にぶらりと訪ねたアンダーナッハ。ここは丁度移動カーニバルの日でしたので、まさに祝祭日で皆さん楽しそうです。
八戸のような海辺の市場というとヘルシンキにもありました。岸壁ですが特に魚を売っているわけではありません。
魚は舟で売っていました。
ついでに思い出しました。ストックホルムにも同じような風景がありました。
朝弱い私としては異例の早起きをして八戸の朝市に出かけましたが、たまには早起きもいいものです。
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