ブログ仙岩

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保坂正康の昭和史を味わうを聞いて

2015-12-07 09:22:33 | エッセイ
今朝4時代「明日へのことば」再放送「新しい教育制度」を途中から聞いた。

戦後すぐGHQが教育改革を断行、6334の学校制度で新しく学校の建設に反対しても強く押し切られた。そのために民主教育である教育基本法が浸透していくと。

戦争の真実をラジオで放送すると、国民はいかり学校では勝手にしようと。そんな中で、一人の教師が作文を書かせ、責任の伴わない自由はあり得ないと本当の民主主義を教えた。

それは山びこ学校で、山形県山元村(現在上山市)の中学校教師無着成恭が、教え子の中学生たちの学級文集なる生活記録をまとめて、1951年に青銅社から刊行したもの。山びこ学校―山形県山元村中学校生徒の生活記録で、2008年1月現在、岩波文庫から刊行。舞台となった山元中学校は2009年3月廃校となったが・・・。

放送では、昭和17年国民学校入学、23年に中学校入学して、3年後の27年の卒業の答辞で述べた3年生の文章であった。入学当初は勝手に学校生活をしていたが、先生から本当の勉強を教えられ、勝手だという言葉も使わなかったと感謝の気持ちを述べ別れは辛いが前進すると。

戦後模索の中を歩んでいた日本の民主主義教育にとって大きな反響を呼んだ教育実践生活の実体験の記録である。


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