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岡田愛莉花さん作文「あたり前の生活」を読んで

2013-01-22 09:03:56 | 日記
どこにでもあり、いつでも手に入る。それが震災前の水への考え方だった。学校から帰り、手を洗い水を飲む・・・
と書きだした、大熊町の中学2年岡田愛莉花さんの作文である。

震災で、トイレの水で流せず困っていると、祖母が雨水を使い流してくれた。そして、祖母が耳慣れない「断水」を口にした。また、原発事故で避難所を転々といて、田村市の避難所で津波被害を初めて知った。水の恐ろしさでもあったと・・・。

また、須賀川ではため池の堤防が決壊して犠牲者がでた。水の一面だけのとらえ方をすれば恐ろしいが、逆に、水が消えた地球を創造して見る。動植物そして人間の命は失われる。私たちが生きている「あたり前の生活」は水があって初めて成り立つ。・・・・震災で温かい心にふれ水について考える機会を与えられたことに感謝する。
そして、あたり前の生活が一日も早く訪れることを願っている。と結んでいる。

私も、阪神淡路大震災を経験した神戸から米子からペットボトルの水が届いた。ボーイスカウト活動で、自然のなかで生活する機会に恵まれた私の経験から、岡田さんの作文は語彙が大変豊富で、人を納得させる文章は素晴らしい。

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