ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

栗もなか

2022-06-23 09:04:15 | グルメ
昨日午後仙台の親戚が来て、私の大好きな「栗もなか」を頂きました。感謝!
仙台には銘菓が沢山あります。その中でも、老舗の玉澤総本店の栗もなかは、通販されておらず、直接買いに行かなくては手に入りません。
甘いものが苦手な私が好きな甘さだから、食後後を引きます。

大石邦子「ひまわり」を読んで

2022-06-23 04:59:08 | 問題
ハイッ!みんぽう6月号風のあとさき「ひまわり」エッセイスト大石邦子。
昨年は一度も花見しなかったが、今年は新聞の「桜紀行」で紙面でお花見である。
ロシアとウクライナの戦争が始まって1ヵ月、凄惨を極め、何の罪もない多くの人たちが殺されている。
今朝も、避難でごった返す駅が爆破され、52名の死者が出た。
友は、ニュースを見ない方がいいのではと言われるが、見ないではいられない。
毎日、ウクライナの名を聞くたびに、昔みた「ひまわり」とう映画を思い出す戦争に翻弄される若い夫婦の物語だった。
第二次世界大戦下のイタリアはナポリの若き日の凛と美しいソフィア・ローレン演じるジョバンナと、出征が決まった夫アントニオはつかの間の新婚の日々を過ごしている。
時は瞬く間に過ぎ、夫はソ連の最前線へと送られ、行方不明となっていた。
終戦となり、更に何年たっても帰らない夫、終戦から10年近くもたっていた。
それでも、生きていると信じて疑わなかった彼女は決心する。かってイタリア軍が戦っていたモスクワの南部ウクライナの街で、写真を示せながら夫を探し続けてみようと。
そこは一面のひまわり畑だった。地平の果てまで続いているひまわり花の下には沢山の兵士が眠っていると聞かされる。
敵国の兵士に、老女は「貴方が命を落とした時も、そこから花が咲くように、この花の種をポケットに入れてゆきなさい」と言い放った。
彼女はある村で、写真に似た人知っている人に出会う。
案内された家庭には、若い美しい女性と子供が住んでいた。すぐに状況を察した女性は彼女に打ち明ける。
雪原に意識を失って倒れていた彼を助け、何時しか一緒に住むようになった。工場からすぐ帰ってくる。一緒に駅に出迎えようと。
彼が列車から降りてくる。ジョバンナは彼と目が合った瞬間、走り出した列車に飛び乗って、泣きじゃくりながら、ひまわり原を去ってゆく。
あの女性まで不幸にできない・・・。
ひまわり畑と共に、忘れられないシーンである。写真は教育出版より。
大石さんは3月末から4月初めに書いたもののようである。
クリミア半島などはロシアの支配下にあり、ロシア系住民が東部には沢山住んでいるから、支配下にしたいのであろうとも思う。