ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

「孤独のすすめ」を再読して

2023-10-29 04:55:35 | エッセイ

私の大好きな作家の五木さんは人生の後半の生き方で、愁いがくっきり見える高齢者に、

人は年をとると、孤独という自由を手に入れる。

だから、何かを求めて右往左往してみる。

人生は青春、朱夏、白秋、玄冬の4つの季節が巡るのが自然の摂理で、玄冬なのに青春の生き方は出来ない。

また、嫌老社会を超えてとして「老いの才覚」の曽野綾子さんも人生の本当の幸せは、自律した生活の中で、自立することであると、お二人は言う。そして曽野さんは毎日の生活を人任せにしない。自分で料理などをするということ。

人に迷惑をかけない体、間食はしない。腹八分目に頂く。そしてしてもらったら必ず代価を支払う。

健康に暮らすには、目標、目的を持ち、趣味を生かす人生でありたいと。

同じ道でも登山の時との景色とは違う人生の下山の景色を眺め、

思い出を咀嚼し、回想は誰にも迷惑はかけず、お金もかからない孤独の楽しみでもある。

その思い出の中に,つきせぬ喜びを発見する時間でもあるのです。

このお二人の他の世界に目を向けてみると、

カモメのジョナサンのように自分流海面すれすれに飛ぶ練習を一羽で、飛び方の追求をするカモメ。

兼好のように存命の喜びを日々楽しみ、身を辞した時より世との縁を断ち切り、己の心一つに生きる。

そして、鴨長明は世から離れて、山奥で方丈の家で一人生活をする。自然に任せる。

我が家の裏の雷神の裾に、死を悟った方が、小さな穴に身を置き世を去った墓石がある。

吐く息でさまざまに調整する呼吸法の気を重んじた生き方東洋医学の気もある。

体の血液の70%が下半身にあり、その血液の流れを毎日ふくらはぎを5分もみ生きた人など数多くに試みて生きている。

 


雷雨の月見

2023-10-28 04:54:39 | グルメ

昨夜は十三夜のお月見、しかし雷雨で、風呂のスイッチも入れられず、雨戸閉めや戸締りだけで。

しかし、十五夜の丸い団子はダメで、饅頭、月三笠どら焼きをお供えして、どら焼き頂きました。

6時半ころに雷鳴も収まり、撮影は諦めてはいたものの、もう一度空を確かめました。ダメです。

昨夜のお月見の写真があります。せめてもの救いでした。感謝!

大好きな歌に「天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に 出でし月かも」。