福音の力を体験せよ 34
まず、神のなさる分があります。神がなさる分は余りにも大きいため、私たちには量り知れません。同じく、私たちがやるべき分があります。私たちの分は、きわめて少ないですが、私たちがやるべき分を果たさなければ、神様はご自身の分をなさることができません。下の表をご覧ください。
神がなさる業 私たちがする分
1 あなたを導く。 1 神の導きに抵抗しない。
2 罪、義、裁きに対してあなたを諭す。 2 あなたの罪を悟り神の義を必要とする。
3 あなたに悔い改めを下さる。 3 あなたの罪を告白し捨て神に心を捧げる。
4 あなたを許し清め回復して聖なる 4 信じて受け入れる。
生涯に導く。
5 あなたの内に住まわれ能力を下さる。 5 信仰に生き多くの実を結ぶ。
信仰の善なる戦いに挑め!
あなたが試練に会う時は、 神の方法を選んで神に服従せよ。
のがれの道をも備える。
倒れないため、気をつけなさい。
もしも、あなたが倒れるなら、その方は 悔い改めて神に立ち返れ
あなたの代弁者(仲保者)となられる。
新生への道 12 疑いをどうするか ②
有限な心をもって、無限の神のご性質やみわざを十分に悟ることは不可能なことです。どんなに鋭い知性の持ち主にも、どれほど高い教育を受けた人にとっても、聖い神は神秘に包まれていてよくわからないのです。「あなたは神の深い事を窮めることができるか。全能者の限界を窮めることができるか。それは天よりも高い、あなたは何をなしうるか。それは陰府よりも深い、あなたは何を知りうるか」(ヨブ11:7,8)とあります。
使徒パウロは「ああ深いかな、神の知恵と知識との富は。そのさばきは窮めがたく、その道は測りがたい」(ローマ11:33)と言っています。しかしたとえ、「雲と暗やみとはそのまわりに」あっても、「義と正とはそのみくらの基である」(詩篇97:2)のです。こうして私たちは神が私たちを扱われる方法や、なぜそうされたのかというみ旨を理解して、無限のみ力に限りない愛とあわれみとが結びついているのを認めることができます。また私たちの益である限り神の目的を知ることができますが、それ以上は全能者のみ手と愛のみ心にお任せしなければなりません。