福音の力を体験せよ 44
二十歳になって、ようやく目の病気があることが分かりました。息子は、たびたび父親から拒絶される経験をしてきたために、神様が自分に関心を持っておられることを、信じることができませんでした。救いのお約束さえも、全く信じることができませんでした。
私たち夫婦がキリストを見出したとき、息子は二十二歳でした。娘は二十一歳で既に結婚していて、末の子が十三歳でした。私たちは、子供たちを集めて、見出した真理について話をしました。
そして、子供たちの前で、神の愛を実践してこなかった過ちを告白しました。主人は上の息子に、数時間かけて間違いを告白し、許しを求めました。父親と息子の関係がうまくいっていなかったのは、父親である自分の責任であると、息子に告白したのでした。今や父親は、息子をあるがまま受け入れることができるようになっていました。
新生への道 12 疑いをどうするか ⑫
使徒パウロは、神は「わたしたちをやみの力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださった」(コロサイ1:13)と言っています。そして死から生へと移った人々は誰でも「神がまことであることを、たしかに認めたのである」(ヨハネ3:33)と言うことができるのです。そして、その人はあかしして言います。「私には助けが必要でしたが、その助けは、イエスから与えられました。すべての欠乏は補われ、魂の飢えは満たされました。今では、聖書は私にとってイエス・キリストの啓示となりました。私がなぜイエスを信じるのかとお尋ねになりますか。それは、イエスが私にとって天よりの救い主であるからです。どうして私が聖書を信じるかと言えば、それは、聖書が私の魂にとって神のみ声であることがわかったからです」と。私たちは体験によって聖書は真実であり、キリストは神の子であるということをあかしすることができます。そして、巧みな作り話を信じているのではないということを知ることができるのです。