福音の力を体験せよ 51
その後も私は家族のために、一か月の間行ったり来たりしながら訪問してまわりました。わが家に戻って三週間後、母から電話がありました。
「マーガレット、お父さんが今朝、亡くなったの。」
「ああ神様、父が救いを見いだして命が終えられたことを感謝します。本当にありがとうございます!」
皆さん、私が父に会ってこのメッセ-ジを伝えるまでの長い間、父は真の福音を待っていました。七十八歳になったときに、父は助けを求めてきました。次に会いに行ったときは、八十二歳になっていました。神様は、父の命を永らえさせてくださったのでした。高齢でありながらも、父は真理を理解するために、非常に努力しました。
新生への道 13 主にある喜び ⑥
しかし、神が描いてくださった輝かしい光景を感謝しましょう。私たちは神の愛の確証を集めて、いつもそれをながめるようにしましょう。すなわち、神のみ子が、悪魔の勢力から人を救うために父のみ座を捨てられ、人性をもって神性をおおわれたこと、また私たちに代わって勝利を得てくださり、天を開き、栄光に輝く神のみ座を人にあらわされたこと、さらに、罪によって陥った滅びの渕から、堕落した人類を救い出し、無限の神との交わりに入れてくださったこと、そして人は、あがない主を信じて、神がゆるされた試練に耐えるならば、キリストの義を着せられ、神のみ座にまで高められることなど、このような光景を私たちがめい想するように神は望んでおいでになるのです。
神の愛を疑うことや、神の約束を信頼しないことは、神を辱め、聖霊を悲しませるのです。たとえば、母親が子供の幸福と安全のためにあらゆる努力をしてきたにもかかわらず、子供たちがそのことを全然気にもとめず、不平ばかり言うなら、母親はどう感じることでしょう。