14万4千人 9
福音は私たちを変える力
かつて私は、この数えきれないほどの白い衣を着た大群衆は、地球の歴史を通じて救われるすべての人を描いているのだと考えていたことがありました。しかしこの前後関係、文脈を見てみると、そうではないんですね。そのような解釈はできません。この異なるグループは、さまざまな描写がなされているのですけれど、ここで描かれている民というのは特別な人たちです。彼らは地上歴史最後の時代を生きている人たちです。
『各時代の大争闘』に次のようなことが書かれています。ここでは14万4千人について書いているんですけれども、下巻の431ページからお読みします。
「彼らは、神の最後の刑罰が下る中を、仲保者なしで立った。・・・彼らは、地上が飢饉と疫病で荒廃し、太陽が激しい熱で人々を焼くのを目撃した」。また、「彼らは、ヤコブの悩みの時の苦しみに耐えた」とも書いてあります。ですからこの黙示録7章に書かれている数えきれないほどの群衆が、地上歴史全体から集められた、全ての救われた人たちであるとは言い切れないのです。彼らは、特別な最後の時代の大患難を通って来た人たちなのです。
主の日は伏す人のように 6
私たちには、再臨以外望みはありません。私たちはその道に沿って走らなければなりません。本当に、再び来られる主のみが、私たちの喜びであり、望みであってほしいです。
今の時代、皆さんは、イエス様の再臨に向かってどれほど走っていますか?皆さんは、世界の経済、また政治に対して、関心はありますか。私はこの講壇に立って、政治や経済を語りたいとは思いませんが、ヨハネの黙示録13章は、何の問題に対して起きるものですか?獣の刻印がテーマになっています。獣の刻印を受けなければ、売買が出来ないと言っています。その意味は何でしょうか。それは経済問題を表しています。この世界の経済がどのように進んでいるか見ていくと、そのことによって、ヨハネ黙示録13章がどのように実現していくのか掴むことができます。