14万4千人 第26回
そして大学病院の手術室に運ばれている時に、私に4人のお医者さんが付いて下さいました。一人の中国人のお医者さんが、こう言ってくれたんです。「カンさん、おそらくあなたは死ぬでしょう」。何という言葉を頂いたことでしょう!今から手術室に行くというのに、こんな慰めの言葉ってあるでしょうか。「もう二度とあなたは家族に会う事はないでしょう」と言われたんですね。「だから心の備えをしなさい」と、それほどの、医者がそういうことを言うほどの深刻な状態だったのです。
そのような、自分の状態をきちんと理解するようにとお医者さんは言ってくれたんですね。女性のお医者さんだったのですけれど、私にしてみれば、正直すぎる人だなあと思いました。この手術、今から行おうとしている手術の成功率は、だいたい25%ぐらいでしょうと言われました。それだけしか申し上げられませんというわけです。
突如私は、死の陰の見えるところに突き落とされたのです。突如として私は、神様の裁きの日に立つことになりました。私は心の目覚めを経験して、いったいどの様なことが私に起こっているのかと言うことを悟りました。その短い時間に、私の全生涯が走馬灯のように流れてきたのです。そして考えました。どうしたら良いだろうと。まず、祈らなくてはいけない、と思いました。何と祈ったら良いだろう、どんな祈りを捧げたらいいのだろう、どんな言葉を神様に伝えたら・・・、もう時間は残されていない。もうすぐ麻酔をかけられて眠らされますよね、どうしたら良いだろう・・・。
主の日は盗人のように 第23回
この最後の「聖母」という所を除けば、これは完全な福音ですよね。「この世は罪に満ちている。誤びゅうで覆われている。あなた方は何よりも、この聖書を信じなさい。罪を捨てて、福音に沿った生活を送りなさい」。サタンもこのようなことを言います。なぜなら、信じる者さえも誘惑するためです。ですから皆さん、イエス様を信じている人だからといっても、その人が見た幻や、聞いたという声でも、それにだまされてはいけません。天のお父様は、そういった形で働かれるお方ではありません。
なぜなら、今私たちには、真理の明確な光が与えられているからです。私たちが求めて探すなら、真理のみ言葉がいくらでもあるのですから、この終末の時代、そういった方法で主は働かれる必要はないのです。
もうすぐ、キリストの受難週間を迎えます。この期間に、ナジュで起きたような不思議な現象が、カトリック信者の間で全世界的に起きています。受難週の間に、人々が急に具合が悪くなります。その人の額にいばらが刺したような跡がつくのです。そして、手からは釘を刺したように血が流れます。こう言ったことを、カメラが実際に撮るのです。これはトリックや嘘だと言えないほど現実味があって、それを撮影した人たちがみんなカトリック信者になっていくのです。