義のために立ち上がる人
『教会への勧告』という本の言葉ですが、
「今こそ、私たち神の民は、本当の原則を証明する時です。キリストの宗教が最も蔑まれ、その律法が最も軽視されている時こそ、私たちは、決して、変わることのない勇敢さと熱意を示すべきです。多くの人が私たちを見捨て、勝利者が少ない時に、真理の義のために立ち上がること、それが私たちの挑戦なのです。その時、私たちは、彼らの冷たさから熱意を、彼らの臆病さから勇気を、彼らの不忠実から忠実を集めなくてはならないのです」。
この霊的暗黒時代にあって、夜のような世界にあって、私たちは、神様の御言葉から命を受け、この世界に対して、朝露とならなければなりません。
「ヨセフについては言った、『どうぞ主が彼の地を祝福されるように。上なる天の賜物と露、下に横たわる淵の賜物』」(申命記33:13)
ヨセフは、露に象徴される人でした。露は、彼に対する祝福を表していました。
ヨセフの経験は、暗闇の経験でした。わずか、16、17才の時にエジプトに奴隷として売られ、ポテパルの家に仕え、ポテパルの妻からの誘惑を断ったために、牢獄へと、どんどん辛い環境に落ちていったのです。暗い夜の経験をしなければなりませんでした。
しかし彼は、どんな環境にあっても、真理と義を常に擁護しました。神様を恐れるという原則から離れることはありませんでした。イエス様の良き兵士だったわけです。冷たい夜の中で、朝の胎から出る露となったのです。神様からも見放されたような中で、神様を恐れる人が彼だけであるような状況で、暗い牢獄の中で、彼は忠実だったわけです。冷たい牢獄で熱い信仰を保ち、失望の状況で希望を集めました。そのような状況でも主に忠誠を尽くしたのです。彼は、まさに、朝露のような人でした。誘惑された時に、「どうして神様に対して、罪を犯すことができるでしょうか」とその誘惑を振り切った人、それがヨセフでした。
(写真) ご覧いただけますか?本当に美しい朝露ですね。神様は、自然を通して、本当に素晴らいし霊的な教訓を教えてくださいます。私たちは、今日、それを学びました。また、ギデオンの経験は、私たちの現代の経験ともなることを学びました。
ある人々は、暗い夜の中にあって、御言葉をしっかり持っていることでしょう。隠れた場所において、このアメリカにも、また他の国々にもそういう人がいるのです。その人々は、現代のワルデンセスです。
皆さん、神様は、今日一人ひとりに語りかけられます。あなたにこう言われます。「勇士よ、立ち上がりなさい。主が共にいます!」。
最初に多くの人がその召しに応えるでしょう。ギデオンの時も、最初多くの人が集まりましたが、それから300人に絞られました。皆さんは、その300人の中にいることを望まれますか?
お祈りしましょう。
天の父なる神様、大きな哀れみを感謝します。私たちは、罪人です。無力です。主よ。私たちは、その計り知れない救いの計画に信頼を起きます。そのみ摂理とご計画に信頼をおきます。その御言葉の力に信頼をおきます。主よ。私たちを本当の朝の露としてください。
暗く冷たい夜に、命を与える露としてください。そのお言葉と真理を集めたいと思います。それが、私たちの毎日の命となるようにしてください。どうか、日々に教え、御言葉を経験させてください。神様、感謝します。私は、信じています。主が、真のよき兵士達を立ち上がらせ、敵がうちまかされることを。感謝し、その御名を賛美します。主イエスキリストのみ名により、このお祈りを捧げます。 アーメン