いげのやま美化クラブ

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昔の漁師と食文化・・サバ保存へしこ&なれずし、サバ寿司小浜と京都

2015-05-05 05:34:15 | 福井県小浜


わぁ~漁師さんが裸で仕事してる~・・・ってリアル~!・・日焼け姿もまっ黒~・・

日本の昔の漁師さんって、こんな雰囲気で各個人で、漁をした後の魚を扱っている小さな漁港だったのかもしれませんね、
昨日の続きです・・・・
京都から滋賀県、福井とまたがって、いる鯖街道・・・昔は小浜から、京都へと魚を運んでいたんですね、
もちろん、車も無いような過去の私たちの暮らし・・・・
今は新鮮な獲れたての魚も道路の整備と車という早くて便利な時代からは遠い昔の漁村・・・
小浜はかつて、自然豊かなサバが豊富に獲れたようですが、商売として家族を養っていくために、
京都へと豊富なサバを送ろうと・・・でもサバは足が速い(腐りやすい)・・
当時クーラーも無ければ氷も無い時代・・・美味しい魚を離れた地域の京都に届けるためと、
(漬け込んだサバが京都へ到着する頃にはちょうどいい浸かり加減になっていたとか)。。

サバのへしこや、サバのなれずしなんかは
自分達が安定した食の備蓄が出来るように工夫された発酵保存食・・・
それと冬場漁が出来ない時の保存食でもあったようです・・
日本各地で保存食は存在しますよね!・・今から考えてたら不便な昔の暮らしも当時はそれが普通だったのかもしれません・・
「御食国(みけつくに)若狭おばま食文化館」・・・詳しくは←こちらから
では、そんな昔の暮らしと昔の食を展示したブースがあります・・

ガラス張りに入れられた数々の食材・・・昔から今に伝わる日本の食文化として
郷土料理のレプリカが飾られています・・・どれも本物に近い感じの作品で見てても、
今にでも食べれそうな技術で作られている食材は「食」への関心の高い方には見て見る価値があるかもしれません・
昔の漁師さんの仕事を再現してあるレプリカはほんと、精巧に作られていて今にでも動きそうな感じにも思えます
当時の漁師さんも日焼けしてまっ黒!・・
仕事場である建屋も自然を使った物ばかり、もちろん当時は金属(鉄)も高価な物だったのかもしれませんね、
柱は木で、魚を入れる桶も木で、屋根は茅葺風・・・・まさしく今の鉄腕ダッシュみたいな感じ・・・
いやぁ~無人島生活のようにも見えてきます・・・





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

館内にはサバの「なれずし」の工程がリアルに紹介されています・・・
サバの「なれずし」・・・酢と塩・・ご飯を使って雑菌を押さえ日持ちするように
考えてある昔からの調理方・・・・




サバの、なれずし は好きな方もおれば苦手な方も・・・でも、なれずし 
というだけに慣れたら何ともないかも・・・っと言うよりくせになりそうな感じ・・・

私は初めて食べた時は結構ハマっちゃいました・・・




↓写真もサバの、なれずしかな?・・・鮒ずしのようにも見えますが・・・
ちょっと確認するのを忘れていましたが、こんな長い鮒は居ませんよね!・・・
これは卵付かな?・・・・



サバずし・・・昔から今日まで京都人はサバずしを好んで食べる風習があります・・・
特にお祝いごとや、祭の時は必ずと言っても見かけます・・・
特に私が美味しいと思う物はあまり酢で〆て居ない半生状態のサバずし・・・
滋賀県熊川から京都へと抜ける鯖街道があり、その途中の朽木村には私がお勧めする最高のサバ寿司もあります・・・
サバ寿司の日本産のサバも激減し、今はノルウェーさんのサバがほとんど・・・でも地元の方も
ノルウェー産のサバの方が脂がのっていて美味しいとか!・・
確かに私もそう思うことがあります・・




今でも引き継がれている日本の食文化やっぱりこれって、凄いことなんですね~・・






ここの館内では無いんですが、少し離れた場所にある観光用のレストランで思わず
サバのへしこ定食があったので食べました!・・・

サバのへしこは、サバを塩漬けしてからヌカで漬けたこれも長期保存発酵食品・・・
結構塩辛いのと、少し癖があるのでこれも好きな方と苦手な方に分れますが
私は好きです・・・お酒のお共にも良いし、最近ではパスタにも使われるようにもなりました・・




私はやっぱり、お茶づけかな!・・・・

定食にエビの刺身が付いて1000円・・・
安いなぁ~と思いつつ出てきた、サバのへしこは消しゴムぐらいの1切れにしか見えない小ささ・
これって、エビの刺身定食?・・っと勘違いしそうな少しの、へしこ・・・確かに超塩辛いので
これぐらいがいいのかもしれませんね!・・塩分摂りすぎてもいけないし・・・




あぁ~これなら、もう少しお金を出してサバのへしこ1匹買って帰って食べたら良かったかな?・・・・

福井県の小浜・・・昔の漁師さんや人々の暮らしの保存食と言うアイデアこれも何かの時には
有効な保存備蓄品なのかもしれませんね!・・・

日本食が無形文化遺産になったけれど、日本のもったいないお化け・・・日本が廃棄する年間の食の廃棄量は
世界でも上位だそうです・・・これからはもっと、食への有難さと、それを提供してくれる自然の恵みに感謝して
粗末にしない意識も高めないといけないのかもしれませんね!・・・


このに関わる前後の記事は「福井県小浜」(カテゴリー)←こちらから・・・



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