今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

本光山 馬居寺(福井県大飯郡高浜町馬居寺)

2019年04月29日 | 神社・仏閣
本光山 馬居寺(まごじ)
高野山真言宗の寺院
道の駅で「近くにある有名寺院」と検索、いくつかあったなかの一つが「馬居寺」である



寺伝では推古天皇27年(西暦619年)聖徳太子の創建と伝えている
この不揃いの石段が歴史と風情を醸し出している



石段横にある石仏



山門
額には山号の「本光山」



聖徳太子の創建ということは、「和をもって尊しとなす」の「和」なのか
木槌で叩いてみると、乾いた、いい音が境内に響いた。これが和音だと閃いた(笑)



納経所
境内の清掃をしていた住職と話しをする機会に恵まれた
真言宗の寺院は人里離れた場所にあるため檀家が少なく、多くは他に職業を持ちながら運営しているそうだ



心字池
「心」の字をかたどった池の事だが、住職の説明を受けなければわからなかった
写真を見るとこの角度がわかりやすいが…



当時は、池周辺を歩いても「心」が見えなかった



右の石塔も自然石で造られたそうで昔からあるとのこと。奥には小さな天満宮の社



歌碑「月光に琴の音ひびく山の寺」ふさ女



古刹の境内の片隅にある陶器の置物が妙に可愛い



手水舎



住職は書道教室を開いているとのこと。馬居寺(まごじ)を馬居寺(うまいじ)と読ませるセンスは抜群だと思った



本堂から少し離れた所に観音堂がある



観音堂
太子は摂政の役目を帯びて地方御巡行の道すがら、馬を下り、しばし休息をとった。ちょうどそのとき彼方山上に愛馬のいななくを聞いた
それと刻を同じくして、時ならぬ一大光明がそのあたりに輝くのを見た



この処こそ我日頃求めていた霊地なりとして、太子自ら馬頭観世音菩薩像を刻み、堂を建て、ここにその像を安置した



堂内の様子
本尊の「木造馬頭観音坐像(重要文化財)」は 平安時代末期の作。秘仏で、開帳法要は25年に1度






石仏群
百数十体の石仏は、鎌倉から室町、江戸期のものといわれている



石仏群を撮っていて気になるのがピントが合わないこと。何かあるのか……






神木
昔から雷の落ちた木は不思議な霊力が宿ると云われている。樹齢300年の樅の木



観音堂の右手には「熊野神社」の鳥居



狛犬



熊野神社拝殿



緑に囲まれた参道を下り車に戻る



撮影 平成30年10月25日
コメント
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