今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

中島山 西順寺(岐阜県本巣郡北方町清水)

2022年06月13日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月13日

中島山 西順寺(時の太鼓)
浄土真宗本願寺派の寺院
創建は文応元年(1260年)明海が開山したのが始まりと伝えられる



「時の太鼓」も観光スポットになっていることを現地で知り訪れた



本堂
歴史のある寺ではあるが建物は新しい



鐘楼






鐘楼周辺にある石仏「閻魔」と読める



こちらは「奪衣婆(だつえば)」か



「時の太鼓」の案内板



(北方町重要文化財)
時の太鼓は、元禄10年(1699年)北方の領主 旗本戸田光賢(5千石)が将軍綱吉に見事な馬術を披露
その恩賞として冠木門・鮫鞘の三間槍とともに将軍家より特に許された



太鼓は、直径90cm・胴回り3.3m・胴長1.6mと大きなもので、この「時を告げる太鼓」は大名にしか許されなかった
特に打ち上げの打法は御三家にしか許されない貴重なものであった

明治維新までの170年間、太鼓の音で刻を知らせていた
現在は毎年6月10日(時の記念日)に古式に則り打っている



将軍徳川綱吉から「時の太鼓」を授かったさいに、さらに三つ葉葵の紋を使用してもよいとの言葉を賜った
光賢はその代わりに毎月10日、20日、晦日を定例の「紋日」として、女中や子守女等に暇を出して休ませることを一般に通達する許しを得た
このように弱者に対する心配りのある殿様であることに感激した領民が唄い踊り出したのが「北方踊り」のはじまりだといわれている
*北方町HPより



「トナリハナニスルヒトゾ」



撮影日 令和4年5月13日
コメント
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