今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

柏崎市立博物館(新潟県柏崎市緑町8-35)

2023年05月01日 | 博物館・美術館・記念館
訪問日 令和4年10月14日

柏崎市立博物館
プラネタリウムが有名だと知り、雨対策も考え訪れた
残念な事に雨が降らず、プラネタリウムは上映していない日だった
入館料:300円



「通い徳利」
明治から昭和期に、酒屋が顧客に貸し出した徳利で客の欲しい酒を入れて販売した
徳利には酒屋の名前や屋号等が記され宣伝にもなっている



現在の広告よりインパクトがある



子供の頃使っていたグローブによく似ている(素手と変わらない衝撃を思い出す)
赤銅鈴之助、鉄人28号、少年サンデーの伊賀の影丸など懐かしい






薬師信仰の霊山・米山へといざなう展示室
「米山道標」
「米山道 此ところより 三筋左へ行」と刻まれている



米山信仰については全く知識はなく初めて知った



泰澄像
奈良時代の修験道の僧



縁起では和銅5年(712年)加賀の白山を開いた泰澄大師の開山と伝えられる



こちらは「役行者」のようだ



「めの字絵馬」
眼病治癒祈願のため密蔵院護摩堂に奉納された絵馬



ナウマンゾウ発掘調査資料展示
柏崎では約10万年前の安田層の上下二層準からナウマンゾウの化石が出ている



発掘された化石やナウマンゾウ骨格標本などを展示






右切歯(全長133cm)



歴史・民俗展示室
閻魔王像
明治28年(1895年)の火災の折、閻魔堂内から救出されたもの






木食(もくじき)上人
肉類,五穀を食べず,木の実や草などを食料として修行することを「木食」といい,その修行を続ける高僧を「木食上人」といった



木喰上人(1718-1810)は甲斐国(現在の山梨県)に生まれ、22歳で出家した



45歳の時に木喰戒を受け、56歳で日本廻国修行の旅に出てからは、93歳で生涯を閉じるまで各地に多くの仏像を残した



全国に残っている約620体の木喰仏のうち、半数近くの約260体が新潟県に残されている
そのほとんどが長岡、柏崎、小千谷と佐渡で確認されている






「娥眉山下橋標木」と良寛たち



「天神と随身像」






考古展示室
「弥生式土器」






「銅鏡」



「縄文式土器」






撮影 令和4年10月14日
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春日山 林泉寺(新潟県上越市中門前1-1-1)

2023年05月01日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年10月13日

春日山 林泉寺
曹洞宗の寺院 明応6年(1497年)の創建  
開基は越後守護代・長尾能景

惣門(上越市指定文化財)
10年ほど前、JAFの表紙に朝霧に包まれた茅葺の惣門の写真が掲載されていた
キャンピングカーを購入した年で、最初に訪れる場所はここだと決めていた
あれから4・5回は訪れている。思い出の寺の一つになる



山門
拝観料:500円(含宝物館)
大正14年(1925年)上杉謙信生誕400年を記念して山門(二重門)が再建された



仁王像






山門を通過する際、上を見上げると「龍」の絵が2枚描かれている






享禄3年(1530年)1月21日 春日山城に生まれる(幼名は虎千代)
虎千代は7歳で城下の林泉寺に入門し、14歳で呼び戻され元服して「景虎」と称するまで林泉寺の六世住職「天室光育」から学問を学んだ
戦国の武将の中でも教養が高く、信仰心が厚い謙信の素養はこの時期に培われたといわれている
景虎がのちに上杉家を継承し「上杉輝虎」を称すると、林泉寺は上杉家の菩提寺となる



鐘楼前にある可愛い石仏が復活していた(嬉しい)



鐘楼






本堂
平成9年(1997年)開創500年を記念して新たに本堂が建立された





本尊:釈迦牟尼仏






墓所入口



案内図



石柱に「謙信公御墓所」



石段の脇に置かれている石仏









上杉謙信公の御墓
天正6年(1578年)3月15日に遠征を開始する予定だったが、遠征の準備中の3月9日に春日山城内の厠で倒れた
昏睡状態に陥り、その後意識が回復しないまま3月13日の未の刻(午後2時)に死去した。享年49



遺骸には鎧を着せ太刀を帯びさせて甕の中へ納め、漆で密封した
この遺骸は当初春日山城内の不識院に埋葬され、林泉寺に供養塔が建立された
この甕は上杉家が米沢に移った後も米沢城本丸一角に安置された
明治維新の後、歴代藩主が眠る御廟へと移された



墓石の横に「天正六年三月十三日」と刻まれている






川中島戦死者供養塔
謙信の墓の横に建っている






本堂に戻る



鐘楼と山門



宝物館
謙信の人物像を知る上で貴重な展示物が多い






宝物館からの眺め









山門の「第一義」は謙信の直筆(本物は宝物館)






山門上部にある2枚の「龍」






撮影 令和4年10月13日
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