今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

廣峯神社(兵庫県姫路市広嶺山52)

2024年08月10日 | 神社・仏閣
訪問日 令和6年5月25日
廣峯神社(別称:広峯牛頭天王)
奈良時代末、天平5年(733年)吉備真備が中国から帰国した際、広峯山系の白幣山に登臨して牛頭天王の信託を感受し、翌年に廣峯神社の大社殿を造営した



2年前に「斑鳩寺・姫路城・廣峯神社」を訪れる予定でいた
ところが斑鳩寺に車で向かう途中、事故回避のハンドル操作を誤り左側の前後輪のタイヤを破損、自走できなくなりレッカー車で運ばれた
応急処置をしたものの、不安もあり旅を終え自宅に戻った



社号標
廣峯神社のことが気になっていたこともあり訪れることにした
途中、国宝姫路城を横目で見ながら通り過ぎ、姫路競馬場は気持ちは揺れたが我慢し通過、広峰山山頂にある駐車場に着いた



城のような石垣だが、明治の神仏分離令までは天王山増福寺、広嶺山増福寺と称していた
江戸時代は徳川将軍家の菩提寺である寛永寺の支配下にあった






手水舎



宝篋印塔(重要文化財)






随身門(姫路市指定文化財)









狛犬







社務所






地元の高校からの奉納絵馬



神馬



神木



拝殿(重要文化財)
江戸前期の寛永3年(1626年)の建立
桁行十間、梁間四間、一重、入母屋造、本瓦葺






拝殿内部






正殿
主祭神:素戔嗚尊・五十猛命



左殿
祭神:奇稲田姫尊・足摩乳命・手摩乳命



右殿
祭神:宗像三女神・天忍穂耳命・天穂日命ほか



本殿表側(重要文化財)
室町中期、文安元年(1444年)の再建
現在の社殿は長禄3年(1459年)ごろの造営
桁行十一間、梁間三間、一重、入母屋造、正面一間通り庇付、檜皮葺



京都八坂神社(祇園社)の本社ともいわれる神社
神社建築としてはめずらしい大規模な本殿



官兵衛神社
黒田孝高(官兵衛、如水)を祭神とする神社



御神体;黒田職隆廟所より発見された桂化木の一部(福岡市の「大長寺」から寄贈)



地養社(姫路市指定文化財)






蛭子社(姫路市指定文化財)



薬師堂




熊野権現社(姫路市指定文化財)



冠者殿社(姫路市指定文化財)



大鬼社(姫路市指定文化財)



天神社(姫路市指定文化財)



稲荷社(姫路市指定文化財)



庚申社(姫路市指定文化財)



山王権現社(姫路市指定文化財)



九星詣り



自分の生まれた年号(和暦)を確認する



「九星詣り」がここから始まるが、一度進んだ道は戻ることができないので事前に「穴」を確認する



本殿背面(重要文化財)
九つの穴の上には「運命星の額」が掛かっている
*この額の位置は、2月3日から2月4日の深夜に入れ替わる



自分の「運命星の額」を確認



昔は伊勢参りに行く前に無事を祈り、帰ってきたらお礼参りをしたようだ
現在は願い事を穴に向かって3回、小声で神様に伝えるという
私も「三碧木星」の穴に向かって願い事を……まだ、叶っていない



振り返ると、今回の旅でも記憶に残る神社の一つとなった



遠くに姫路市内の街並みが見える



撮影 令和6年5月25日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする