今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

雄島・大湊神社(福井県坂井市三国町安島)

2024年08月24日 | 神社・仏閣
訪問日 令和6年5月31日

雄島・大湊神社
東尋坊を訪れた時、遠くに見える赤い橋と島の存在がずっと気になっていた
今回は東尋坊には寄らず、気になっていた橋と島を目指した

雄島橋(おしまばし)
橋の近くに無料の駐車場がある
雄島橋周辺は小学生の校外学習(写生)で賑わっていた
そのバスの運転手から「北海道からですか」と声を掛けられ、しばらく会話を楽しんだ



雄島(おしま)
橋の奥に見えるのが「雄島」
標高27m、周囲2kmの越前海岸では一番大きな島である



土地の人は昔から、「神の島」とあがめている
島全体が流紋岩でできている
東尋坊同様に「柱状節理」が発達しているほか、「板状節理」も見ることができる



この橋の長さは224m






鳥居
鳥居の奥には洞穴のようなものがある
初めて訪れるので不気味な感じがする



鳥居の額には「大湊神社」



今にも雨が降ってきそうな空模様なので「大湊神社」を目指すことにした



社務所
遠くから見て洞穴と思っていた(実際は木のトンネル)入口近くに社務所がある
無人で無防備でも安全なとことが日本の良いところ



社務所を過ぎると石段が続く



社号標



更に、石段が続く



参道に置かれている扁平の石だが、溶岩の名残を示す美しい縞模様が美しい



木を利用した鳥居のようだ



神木 藪椿
案内板には「神木 藪椿(やぶつばき)」とある
昔から椿は長寿を保つ崇められた霊木



燈籠 一対









参道の石
平地を歩くより、石の上を歩く方が楽しい






目的地に到着
この島に渡るまでこの神社の存在すら知らなかった



手水舎



拝殿(福井県指定文化財)
白雉年間(650年~654年)に勤請されたと伝えられる
源義経が落ち延びる際に立ち寄って家臣の兜を奉納した



社が朝倉義景の後援を受けていた際に明智光秀が訪れて漢詩を詠んだという話もある
かつての社殿は天正年間(1573年~1591年)織田信長の兵によって焼き払われた
現在の社殿は元和7年(1621年)福井2代藩主 松平忠直により再建されたものである



拝殿内部







扁額「大湊神社」が拝殿内に置かれていた



本殿(福井県指定文化財)
祭神:三保大明神(三尾大明神)



鳥居



鳥居の先には東尋坊が見える



少し前に、この女性に気持ちの良い挨拶をされ、数分間、話しをする機会を得た
とても上品で美しい女性であった
岐阜県からの旅人で、スマホではなく一眼レフカメラで撮影していたことに興味を持った



駐車場に戻る



散策路の板状の岩はリズミカルな歩きに誘い、疲れが軽減されるような気がする



最後の石段を用心深く下りる



晴れていたら、一周約1.2km、約40分の散策路を歩いてみたいと一瞬思った
「磁石岩・瓜割の水・雄島灯台」などがあるようだ






東尋坊は賑わっていると思うが、こちらは閑かで趣がある
車に戻るとポツポツ雨が落ちてきた



撮影 令和6年5月31日
コメント
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