今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

<若狭おばま 番外編>若狭彦神社、若狭姫神社(福井県小浜市遠敷)

2013年11月02日 | 神社・仏閣
名所旧跡を訪ねる旅「若狭おばま 番外編」 

三仏寺投入堂参拝の疲労がまだ残っているのか、体が重い感じがする。
といっても、もともと体が重いので心配する必要はないのだが無理のない日程で旅を続けている。
後日報告するが、昨日は足立美術館、今日は水木しげるロードと神社仏閣とは無縁の場所を選択した。

さて、東大寺二月堂への「お水送り」として有名な神社を紹介する。

若狭彦神社
主祭神は若狭彦大神(彦火火出見尊)。
畳・敷物業の神ともされ、現在はインテリア関係者の信仰も集める。 



当地の伝承では、ある年、奈良市の東大寺二月堂の修二会で神名帳を読んで全国の神を招いたが、遠敷明神は漁で忙しかったため遅刻してしまった。



そのお詫びとして、遠敷明神は二月堂の本尊である十一面観音にお供えの閼伽水を送ると約束したという。



白石から下った所にある鵜ノ瀬と呼ばれる淵は、二月堂の若狭井に通じているとされている。



旧暦2月には、鵜の瀬で二月堂に水を送る「お水送り神事」が行われる。



その水を受けとる祭事が二月堂の「お水取り」である。



今日では、元は当社の神宮寺であった若狭神宮寺が主体となって行われている。






帰ろうとしたときある男性から声を掛けられた。
画家で昔数年前に道東(北海道東部)を中心に40日ほど絵を描きながら旅をしていたと話してくれた。
2年前からこの小浜に住んで絵を描き続けているそうだ。
抽象的な風景画は売れないと話していたが苦にしている様子でもなくさすが芸術家だ。30分位談笑し別れた。

若狭姫神社
主祭神は若狭姫大神(豊玉姫命)。
安産・育児に霊験があるとされ、境内には子種石と呼ばれる陰陽石や、乳神様とよばれる大銀杏などがある。



現在はほとんどの祭事は下社・若狭姫神社で行われており、神職も下社にのみ常駐している。



お水送りの歴史の続き



3月12日に奈良東大寺二月堂で行われる「お水取り」に先がけて、毎年3月2日に行われる。 



若狭 鵜の瀬から10日間かけて奈良東大寺二月堂「若狭井」に届くといわれている。



神宮寺の「お水」(閼伽)が、その門前を流れる遠敷川上流の「鵜の瀬」に注がれ、大和の若狭井に至るという。



3月13日未明、「お水取り」が行われる。



鵜ノ瀬(うのせ) 
奈良東大寺の「お水取り」に先がけて、神宮寺と遠敷川(おにゅうがわ)・鵜の瀬でおごそかに繰り広げられる伝統的神事。



二月堂に水を送る「お水送り神事」が行われる場所。



無人の資料館ではあるがDVDにより、お水送りの歴史や動画によりわかりやすく紹介している。 




撮影 平成25年10月27日

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