本日の煉瓦建造物は喜多方駅前に在る、元煉瓦の米蔵です。現在は喫茶店として活用されてます。その名も「煉瓦」です。昔は駅周辺には各農協の米蔵が数多く点在してました。現在もその名残はありますが、石の蔵が多かった様に思います。大きな石のブロックで積上げてありました。その蔵に○々農業協同組合と書いてあり一目で何処の蔵か分かるようになってました。この画像の蔵も名工「田中又一」の傑作です。屋根の(軒)の部分に煉瓦蛇腹とゆう工法が取り入れられてます。これは土蔵の蔵からの応用で、伝統建築と融合していることがわかります。道路側からの映像ですが、かなり長い建造物です。米蔵だったことがよく分かります。店の中に入りますと煉瓦の素肌がそのまま壁になってます。ちょっとレトロな気分で美味しいコーヒーを味わうことができます。
本日の煉瓦関連産業遺産は、市内一丁目交差点角の老舗、「金田洋品店」の煉瓦造りの店蔵です。画像は側面ですが、正面はアーケードがある為に上部の二階部分の煉瓦はよく見えますが一階部のショウウインドウや、ドアー周りはタイル張りで、仕上げてあります。後で装飾改造した。この煉瓦蔵も築100年を迎えようとしています。現役の店蔵です、名工、「田中又一」の建造で、(組積造+北方式木骨煉瓦造)で、木造構造材(四寸角柱)で、木の柱と煉瓦壁が、かみ合う造りで堅固で一体的な構造物になってます。ふれあい通りの煉瓦の蔵としては目立つ存在ですので、少し離れてご覧下さい、店の前を通ると気が付かずに通り過ぎるかもしれません。
駅の方から市内に向かい、暦道・レキミチ・(歴史的道筋)を北上すると程なくして喜多の華酒造さんの前を通ります。画像の煙突が産業遺産に認定された煉瓦煙突です。特に許しを得て工場内からの撮影です。日照の加減でちょっと暗いのですが基礎部です。この煙突は産業遺産とゆうより、現役の煙突です。外側から見えるのは上部だけで、煉瓦ではありません、鉄製の円筒です。先の新潟地震で、(昔の新潟地震)で上部に損傷を受け中ほどから下の煉瓦部を残し、鉄骨(アングル)で補強をし上部は円筒にしたそうです。お店の方が居る時は酒蔵見学も、試飲もできますので声を掛けてみて下さい。この蔵も金賞受賞蔵です。
先日の、登り窯のすぐ近くに三津谷集落があります、戸数5戸の村ですが各戸共煉瓦の蔵や漆喰の土蔵、蔵があり又レンガの蔵が旅人の目を楽しませてくれます。若菜家の画像の蔵は三階建ての蔵です、奥の煉瓦の座敷蔵と棟続きになってます、この他に農作業蔵、味噌蔵、等煉瓦の蔵だけでも五棟の蔵を有し三津谷のレンガ蔵と言えば若菜家を指すほどに有名な蔵です、近くに登り窯が出来た事により計画的に順次建てられました、それぞれの蔵は現在も活用されてます、見学は有料ですが、(200円)若菜家の皆さんが夫々親切、丁寧に案内してくれます。今、喜多方地方は雪景色で、周りの山々も白一色ですが、冬の蔵の街もなかなか良いものです。喜多方では、恒例の「蔵のひなめぐり」が本日よりはじまりました、今回は90・店舗、蔵、座敷、展示場、個人宅まで強力をいただきました。江戸時代から栄えた喜多方には享保雛をはじめ、江戸時代のお雛様から現代のお雛様まで多くの雛人形が現存します。ぜひ皆さんお出でください、お待ちしてます我々市民が挙ってご案内します。
本日は前回に引き続き産業遺産です。ご存知喜多方を代表する甲斐本家の蔵座敷に隣接する元の仕込み蔵に現存するレンガ煙突です。醸造業でもある甲斐本家の煉瓦煙突が今回産業遺産に認定されました。現在は使用してませんが、ご覧のようになかなかしっかりしてます。補強もなく自立してます。六角形で基礎部は1㍍余りで、30センチ以上の厚さがあります。甲斐本家の蔵座敷は国登録有形文化財の指定も受けてます。今回煙突が併せて産業遺産にも認定されました、喜多方にはこの他に三本の煉瓦煙突が産業遺産に認定されてますので、順次紹介します・・・パソコンの調子がわるくてブログ書けませんでした、本日は久しぶりでNTTの店でパソコンを借りての投稿です。引き続き書きますので、ご期待ください。