マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

新生SVF-64ノンバリケン小隊

2017-01-24 22:24:26 | 地球人系図鑑
ウォルター・ハレンス
【階級】少尉
【所属】地球統合軍
【年齢】20歳
【性別】男性
【解説】
負傷したパイロットに代わり配属されたパイロット。
機種転換組であり、統合戦争から軍に籍を置いている。
元々別の中隊に所属部隊にいたが、兵員不足のため一時解隊の影響で配属された。

イェル・フォルタン
【階級】少尉
【所属】地球統合軍
【年齢】17歳
【性別】女性
【解説】
戦死したパイロットに代わりに配属されたパイロット。
新規入隊組であり、青に近い黒髪を持ち目がオッドアイの少女。
スタイルのいい美人であり、耳を髪で隠している。
しかし彼女にはある秘密が隠されていた。
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ジーナス一門の日常 ミラクル・ジーナスさんの呟き

2017-01-24 13:10:47 | マクロスキャラクターブログ
最近、ジーナス一門の日常の更新がないと思った皆さん。
ミラクル・ジーナスです。

いやぁ2週間ほど存在忘れていました、申し訳ございません。

で何を話そうかと思いましたが、スーパーロボット大戦V発売まで1ヶ月ですね。
マクロスワールドの住民なんですが

そんくらいしか話題がないですよ、マクロスも大して話題にするような事はないですし。
これは個人的な意見です。

じゃあ失礼しますね。
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第23話 メルトラン達の近況。

2017-01-23 23:10:06 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
     【ゼントラーディ軍第1直衛艦隊”通称”ラプラミズ艦隊】
「ミリア.メール.デワントン定期パトロールから帰還します。」

デワントン「着艦を許可しろ!」

「エスケスタ」

定期パトロールから戻ってきたミリアの部隊。
ボドル基幹艦隊の旗艦周囲の警護ではなくパトロール任務についていた。

メール「私はティレノール記録参謀閣下の所へ行きます。」

ミリア「頼む。」

メールは上へ報告する担当であったため艦橋に向かう。

ミリア「詰まらんな・・・・・・・・」

ミリアはつまらないと言う・
デワントンらゼントラーディ軍第1直衛艦隊”通称”ラプラミズ艦隊は最近出撃はなかった。
監察軍の出現頻度が減少しずっと艦隊で待機している状態であった。
出現している部隊は分岐艦隊の分でも十分であり、直衛の精鋭が出る幕ではないような連中だ。

モーア「ミリア1級空士長の言う通り暇だよ~暇、最近敵がいなくて暇だよ~」

最近出撃が出来ない事で一番ストレスが溜まっている緑色のボブカットをした女性モーア・カリダム。
彼女はエースのミリアことミリア・ファリーナに次ぐ実力の持ち主であり、一番の能天気かつ戦闘狂である。
この前の監察軍艦隊掃討戦以降、大規模な戦闘がないため暇で暇でしょうがなくいつまでも艦内に閉じこもっておるためストレスが溜まっていた。
それはモーアだけじゃない他のメルトランはおろか全然出撃していない他の一般部隊も同様のストレスが溜まっている。
戦闘種族ゼントラーディ人は戦闘が出来ないのは大変苦である。
それにパトロール如きでエクスタシーを感じることはできない。

ミリア「モーア、当分待てブリタイ司令の第67分岐艦隊がマイクローンの艦の追撃作戦が終わったら監察軍のいる別の銀河に向かう。それまでの辛抱だ。」

モーア「それはいつも言っているけど、いつになったら終わるんですか?話によればたかが1隻・・・・簡単に殲滅できるでしょ。」

ミリア「まぁそれはそうだがな・・・・・・・・・ははははは。」

ミリアは血気盛んなモーアを諭すが逆に文句言われる事になり苦笑する。
既に全艦隊にマイクローンの艦の話は伝わっており、ブリタイはいつまでも捕獲にこだわり沈めようとしないため第67分岐艦隊の名声はどんどん落ちていった。
態々捕獲に拘らずにさっさと撃沈すればいいものを・・・・・・・と他の分岐艦隊司令官や将兵が言う始末である。

デワントン「ティレノール記録参謀閣下曰く、失われし兵器や噂ではマイクローンの艦にはゼントラン(男)とメルトラン(女)が一緒に暮らしているとかで捕獲して調査するらしいからそうは出来ないらしいですが・・・・・・」

モーア「ハッゼントランとメルトランが共存・・・・・・・・冗談にも程がありますな、デワントン二級空士長。あなたはもし同じ立場なら直ぐに沈めますよね?」

デワントン「私はブリタイ司令の判断は適切だと思う、マイクローンが失われし兵器の製造方法を知っていれば監察軍を簡単に叩ける、戦術面では優れている。」

デワントンとモーアは意見が食い違う。
直ぐに沈めるか沈めず調査する丁度いい感じになった。

デワントン「ミリア1級級士長はどうなんですか?」

モーア「当然沈めますよね?」

二人はミリアに意見を求める。
どちらが正しいのか指揮官であるミリアに求める。
そんなミリアが出した答えは・・・・・・

ミリア「私は面白い相手がいなければマイクローンの艦には興味はないな・・・それだけ。」

面白い相手がいなければマイクローンの艦(マクロス)には興味はない。
ミリアらしい答えである。
ミリアは強い相手が戦場にいて遊べるような相手がいれば監察軍であろうがマイクローンだろうがなんでもいい。
それがミリア・ファリーナと言う女であった。

メール「失礼します。」

ミリアのもう一人の副官のメールが部屋に入って来た。
さっきはティレノール記録参謀との作戦の情報を聞きに行ってきた。
何か反応でもあったのだろうか?

ミリア「メールか?出撃の要請でもあったのか?」

メール「それが・・・・・」

ミリア「それが・・・・どうした?」

メール「それが・・・・・・・第109分岐艦隊のカムジン・クラヴシェラ師団長率いる第7空間機甲師団がブリタイ司令の要請によりマイクローンの艦追撃の増援として出撃して行きました。」

ミリア「何!?」

カムジン・クラヴシェラ、通称.味方殺しのカムジンと呼ばれている基幹艦隊では知らぬ者はいない有名人である。
ミリアを始めとする第1直衛艦隊の面々はカムジンを毛嫌いしている。
生理的に嫌い顔を見るだけでムカムカする。
いつもカムジンと行動する際はミリアがカムジンを対処する。

モーア「カムジン・・・・あいつ・・・・絶対に殺るな・・・・・可愛そうに第67分岐艦隊の連中・・・・・・・・」

デワントン「奴は味方を殺しかけない危険な性格しているからね。」

カムジンは味方殺しの異名の如く平気で気に入らない味方を殺す。
自分の部下以外は味方だとは思っていないただの捨て駒。
所詮カムジンの他の一般兵士に対する価値観はそんなもんである。

メール「ミリア.空士長・・・・・ブリタイ司令は何故カムジンなんかを・・・・・・・・・」

ミリア「分からんな・・・・・いや奴らならば何か変化でも得ようとしているのではないか?」

メール「まさか・・・・・・・・・」

ブリタイがカムジンを呼んだ理由はマクロスに対する捕獲作戦に何か変化つけさせようと言う事。
だがどのような変化を得られるのかはまだ未知数である。
だがエースとは言え一応一兵士であるミリアが結果的にどうなるのかは分からない。
ミリアはメールと共に何処かへ行ってしまう。
残されたのはデワントンとモーアの二人である。

モーア「味方殺しのカムジンも落ちたもんだね、たかがマイクローン艦1隻の増援にこき使われるなんてね。ってデワントン2級空士長・・・どうしたんですか?」

デワントン「なぜだろう・・・・・凄く嫌な予感がする・・・・・」

モーア「嫌な予感ですか?」

デワントンはいつも優秀なブリタイが援軍を要請する事を怪しんでいた。
包囲とは言え、敵艦1隻相手にそんなへまをするはずがない・・・・・・・
もしかしたら監察軍より恐ろしい敵なのではないだろうか?
まるで物凄い恐怖に包まれそうな嫌な予感・・・・・・なんだろうか・・・・・

デワントン「いや・・・私の思いすごしだろう。とにかくブリタイが上手く任務を終わらせ、監察軍との戦いに備えましょう。」

モーア「そうですね♪・・・その時は敵を狩りまくります。」

デワントン「お前らしいな。」

どうせ私たちはマイクローンと対峙することはない。
とデワントンは勝手に自己完結してしまった。
この時はまだマイクローンと対峙する事はまずありえないと思っていた。

しかし・・・・・・・まさか数ヵ月後にマクロスと戦う事になるとはデワントンを始めとするメルトランの女性兵士たちは想像もつかなかったのである。
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明日はうますぎ

2017-01-23 13:23:53 | 日記
明日はうますぎWAVEの放送日です。
いつもどおりの連絡でありんす。

そろそろうますぎにおはがきを出そうかと思っています。
さて明日のうますぎWAVEはどんな話題が出るのでしょうか?

いやPV第2弾が出たスーパーロボット大戦Vの話題ですかね。
もしかしたら素敵なゲストがいるかもしれませんね。

ではうますぎWAVEを聞いて辛い気持ちをリフレッシュしましょうね。

では明日聴いてください、うますぎ魂。
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第22話 戦場の束の間

2017-01-22 22:43:43 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
          【マクロス.艦内軍事施設内 軍総合病院】
                痛て~

マリー「動かないでください中尉殿、ガラス片の後の傷口に消毒するだけですよ。」
看護兵マリー・ラミレス.准尉

桐原中尉「それが痛いんだって・・・・うが~

桐原は戦闘で負傷し2日間負傷していた。
2日間、看護婦に包帯を取り替えたり消毒したりしていたが。
あまりの痛さで絶叫する。
昔から傷口に消毒液を浸すのが嫌いである。
消毒液で傷口を消毒するのはかなりの激痛である。

桐原ではなくてもこれは痛いもんである。

ホレス軍医「桐原くん、君はサムライから大日本帝国陸軍・陸上自衛隊うんぬんの家系出身なのかね?それくらいは我慢してくれ。」
軍医ホレス・ホイットニー.大尉

桐原中尉「痛いもんはしかたがないだろ!!ゲーハー!!」

                   ガポン

桐原中尉「うがぁぁぁぁぁ」

ホレス軍医「誰がゲーハーだ!ゲーハー!!このクソガキが!!」

ホレス軍医にゲーハーと言って傷口を殴られる。
傷口を殴られたせいか物凄く痛い。
この世の物と思えない程の痛さのようだった。

桐原中尉「軍医が患者の傷口殴っていいのかよ!?」

ホレス軍医「うるせぇお前は銃弾を100発受けようとも死なない男だろ!」

マリー「ホイットニー軍医、やめてください傷口が開いてしまいますって!!」

お互い興奮した状態であった。
これが2日も連続として続いていた。

                     【艦長室】
ハリー議員「事前に報告していたとは言え、トランスフォーメーションにより市内の再建したばかりの家屋が損壊し苦情と損害賠償が寄せられています。今後の再建はトランスフォーメーションしても損壊しないような再建を進言します。」
上院議員ハリー・イノウエ

グローバル艦長「御苦労・・・・・」

艦長室ではハイマン・グエント.上院議員とブレット・ダルカン下院議員.映画プロデューサーである阿武秀昭などが集められた。
前回の戦闘での報告を兼ねてだが・・・・・・・映画プロデューサーである阿武が呼ばれたのはある計画を進めるためであった。

佐久間大佐「艦長、前回の戦闘でかなりの犠牲者が出ており若者の志願制を敷いていますが・・・・・マクロス避難民の若者をこれ以上志願させるのに限界と・・・・・」

グローバル艦長「資材だな・・・・・・・」

佐久間大佐「そうです、軍内部でもかなり問題視されており鎌倉より小惑星での資源採取が検討されています。スワイトフ大尉、書類をグローバル艦長に・・・・」

アイン「はい。」
佐久間大佐.秘書官アイン・スワイトフ大尉

グローバルはアインから書類の入った封筒を受け取り中身を見る。
パイプを加えながら書類に書いてある小惑星での採取計画を確認する。

グローバル「よろしい許可する。」

佐久間大佐「ありがとうございます。」

佐久間は礼をしてこの場から下がる。
続いては映画プロデューサーの阿武である。
これこそ本題である。

阿武「ミスマクロスはMBSの開局に合わせて行われます、書類による第1審査を進めており現在参加者の応募が殺到しています。」
映画プロデューサー.阿武秀昭

グローバル艦長「そうか・・・・・いつ頃になりそうか?」

阿武「火星を越えた時に開催される予定です。」

グローバル艦長「そうか・・・・・・・・・」

ミスマクロス・・・・・・簡単に言えば美女ランキングのような物。
本命は美人大物女優のジャミス・メリンであり、素人の場合はトップ5までが芸能界入りができる。
男女とも楽しめる祭りである。
主な出演者は女性であるが・・・・・・・・・・・・・

ハイマン議員「まぁ一般市民の関心を引き寄せるフェスティバルならばそれでいい、実行委員長であるこの私の名声があがるな。」
上院議員ハイマン・グエント

阿武「もしかして・・・・2012年の大統領選挙の土台にするのですか?流石の議員もピエロのようだ。」

ハイマン議員「ば.馬鹿を言え!!それに君映画監督風情が私をピエロだと!!!」

ハイマン議員は実行委員長としての地位を使い無事にミスマクロスを成功させて大統領選挙への土台を築こうと目論んでいた。
それを見抜いていた阿武に指摘され図星を疲れるが必死に否定する。
この時グローバルが思っていた事は・・・・・・・・

ー青ダヌキめ・・・・・

ミスマクロスの話は女性クルーの間でも話題になっていた。
女性兵士の何割かは出ようと思う人が大勢いた。

三浦佐枝子「ミスマクロス?」

ラーナ「最近他の課の女子の間では話題よ。」
第2艦橋オペレーター.ラーナ・ヴェリナ.少尉

当然女性士官である佐枝子にも降りかかってくる話題でもある。
既に佐枝子の所属する箇所では選考を受けた女性士官は14名いると言う。

ラーナ「佐枝子、美人だし出たらどうかな?」

三浦佐枝子「私は別にいいわ、むしろラーナが出たらいいんじゃない?」

ラーナ「冗談、スケベな男性陣の前で私の80%裸の水着姿見せるわけないじゃない。出ない。」

三浦佐枝子「そう言うなら私もパスね。」

ミスマクロスは誰もが出るわけではない。
男性兵士が嫌らしい目で見るとかで嫌がる女性兵士もいれば、出る気はないと言う人物もいる。
まぁ生真面目な女性兵が主であるが・・・・・・・

だがこのイベントは後に歴史の教科書に載る程の有名になる伝説の歌姫が生まれる重要イベント人ある。
それはまだ先の物語である。
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第21話 奇策必殺ダイダロス・アタック

2017-01-21 22:42:49 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
SDF-1マクロスから発進した強襲部隊はゼントラーディ軍の艦載機群と交戦する。
ブリタイは自分たちの恐ろしさを知らしめるために更に増援部隊を派遣してマクロスの火力の差を引き離そうと目論む。

「中尉、テイゲール小隊・ムラ―ド小隊全滅しました!カスケード小隊やキャンベル小隊に被害拡大。」

桐原中尉「隊長や副隊長は生きているか?」

「なんとか生きていると思われます。」

桐原率いるSVF-64もかなり苦戦していた。
桐原率いるノバリケン小隊は3機で21機撃墜するなど善戦していたが部隊全体の被害は拡大していた。
これだけならばマシな方だ。
殆どの部隊員が戦死している部隊もある。

「マイクローンの艦載機如きに!」

桐原の上空に重攻撃機が迫ってきた。
攻撃は桐原の右翼に若干命中する。
損害は翼が多少かすれた程度で問題はない。

「少しは出来るようだが、これならばどうだ!!」

重爆撃機は桐原の背後につく。

桐原中尉「舐めるな!」

「ラック!?」

突然目の前でガウォークに変形し重攻撃機を掴みあげる。
ガウォークの下に収納してあった頭部を使い、頭部レーザー砲を向ける。
そしてレーザー砲のトリガーを引きコックピットを焼き上げる。
そしてバトロイドに変形し蹴り上げ、重攻撃機は爆撃する。

「隊長!?」

桐原中尉「心配をかけちまったな、俺は無事だ。それよりマクロスは・・・・・・」

「ハッ出てきました、敵艦隊も出てきましたし我々の任務はこれで完了です。」

「既にマクロスから直掩の命令が出ています、マクロス周辺に戻りましょう。今なら堂々と土星リングの上を通る事が出来ます。既に本隊は部隊を集結し、マクロスに向かうとの事です。」

桐原中尉「本隊がそう言っているか、敵艦隊が殲滅できれば後は雑魚のみだな。」

桐原はマクロスが主砲発射されるのかと思いその場の宙域から退避する。
そろそろかと思ったが何か様子がおかしい。
それは主砲がいつになっても砲撃しないのである。

桐原中尉「なぜ撃たないマクロス、今が攻撃のチャンスなんだぞ!」

マクロスの主砲を撃たないのはピンポイントバリアを展開したからである。
その影響からか主砲にエネルギーが溜まっておらず攻撃が出来ない。
今までやって来た事が無駄になってしまった。
こうしている一方で可変戦闘機乗りの犠牲者はどんどん増えていく。

「ぐはっ」

桐原中尉「石野!?」

ノバリケン小隊の隊員1名が敵の攻撃を受け爆発する。
とうとうノバリケン小隊まで被害が出るようになったのである。
このままでは部隊が全滅するその危機感に駆られた。

「マイクローンの部隊の戦力が低下したぞ、どんどん追い詰めていけ!!」

ゼントラーディ軍の艦載機群部隊がマクロスに更なる猛攻をしかける。
奇襲攻撃を仕掛けるつもりが逆に守勢に追い込まれてしまった。

ゼリル「今だ!敵艦を行動不能にさせるミサイル全門撃て!」

          シュボォォォン シュボォォォン

エマ「敵艦よりミサイル射出!こちらはピンポイントバリアで展開し迎撃します、パープル小隊少しでも数を減らして!!」

ジョニー「パープルリーダー了解!増援にフォッカー少佐を回してもらいたい。」

エマ「分かりました頑張ってください。」

ゼリル艦からミサイルが複数射出する。
マクロスはピンポイントバリアを展開しているが、これぐらいの数だとマクロスに何発も命中し防ぎきる事はできない。
エマはパープル小隊などの複数の小隊にミサイルの迎撃を指示する。

エディ「くそミサイルは何処だ!?」

ブルース「敵艦からの艦首から射出されている、敵艦とマクロスの間だ!」

二人は必死にミサイルの位置を特定する。
すると・・・・・・・・

ジョニー「ミサイル風情がちょこまかと!」

  ドドドドドドドド ドドドドドドドド ドドドドドドド

エディ「隊長一気に3機も・・・・・・・・・」

ジョニー「何お前たちも見ている、直ぐに片づけるぞこのデカイ怪物共をよ。行くぞ!!」

パープル小隊は記録によるとマクロスに向かうミサイル群の半数以上を掃討したと言う。
パープル小隊を指揮したジョニー・ギルバートの知性と勇猛さを加えた戦いぶりだと後セの記録所は伝える。
しかし彼らの奮戦は空しくミサイルがマクロスに命中した。

早瀬未沙「バルキリー・グリーン、ブラウン中隊全滅。ローズ中隊もかなりの打撃を被ってます、ブラウン中隊の伊集院義一少佐、負傷現在病院へ搬送されました。」

グローバル艦長「頼りはスカル隊のみか…!各残存機の部隊指揮権をフォッカー少佐に委譲する。」

他のバルキリー部隊は指揮官がそれぞれ戦死し、部隊としての機能を損失する。
そのロイも自機の背後にリガード2機に背後を取られるが。一条機が撃墜する

ロイ「輝、ありがとよ!

一条輝「先輩、なぜマクロスは主砲を撃たないんですか!?」

ロイ「分からんな・・・・・・・」

今まで善戦していた兵士たちもマクロスが主砲で撃たない事に不安がる。
むしろ苛立ちを覚える。

滝田中尉「少佐。」

ロイ「滝田か・・・・・お前がいると言う事は後詰と言うことか?」

滝田中尉「そうなります。」

ロイ「まったく厄介な事になっちまったぜ。」

既に全パイロットは疲労困憊であった。
そう桐原も・・・・・・・・・・・・・・・

「桐原機着艦、被弾しているぞ!」

「消化急げ!」

千葉軍曹「シゲ坊無事か!?」

桐原はリガードのミサイル攻撃で機体の半分をやられた。
疲れた隙の油断・・・・・・そこにミサイルが命中した。

「桐原中尉、外傷は右腕にガラスが刺さった程度。」

千葉軍曹「まったく悪運のいい奴だ・・・・・・・」

「消化が終わった敵の攻撃来る前に機体を収容しろ!」

桐原はガラスが刺さった程度での負傷と頭を強い衝撃による失神。
部下が持って帰ってこなかったら、危うく宇宙で遭難する事になっている状態。
だがミサイルが命中しその程度で済んだのが奇跡だった。

                 ズシーン

桐原茂義「けっ揺れてらぁ・・・・吉川.避難民の様子はどうだ?」

吉川元家「ハッ混乱はありません。」

桐原茂義「そうかい・・・・・」

桐原の弟茂義は部下と共に避難民の警護任務にあたっていた。
茂義も警務官と言う名の軍人であり部下の命を預かる若手将校である。
民間人も部下を守るのは当然の義務である。

            ボゴォォォン

桐原茂義「大きいな・・・・・・」

                プォン

劉紅花『報告します。』

桐原茂義「紅花相変わらず仕事が早いな・・・・状況はどうだ?」

劉紅花『ハッ、市街地内部に爆発は確認されずそこまでの被害は今のところ無しです。』

桐原茂義「兄貴達・・・・・・・よくやっている。」

茂義は兄達の活躍を褒める。
だがよくやっている代価に兄いや見知らぬ誰かの命が支払っているかもしれない。
チョコレートを取りだし一口食べる茂義はそう感じていた。

             ズドォォォォン

グローバル艦長「もはやこれまでか…。」

こうしている間にどんどん追い込まれていくマクロス。
土星で命運が尽きる時がやってきたのである。
すると・・・・・・・

早瀬未沙「艦長、ピンポイント・バリアのエネルギーをダイダロスの艦首に集中することは可能でしょうか?」

グローバル艦長「できると思うが。早瀬くん何をするつもりなのかね?」

早瀬未沙「いいからやってください!あたしに考えがあります。」

早瀬未沙は自分の考えている案をグローバル艦長に軽く説明する。
何かひらめいたようである。

グローバル艦長「よろしい、任せよう。」

早瀬未沙「キムにシャミー、デストロイドをダイダロスの艦首に、大急ぎで集めて!!」

キム「はい。」

シャミー「はい。」

早瀬未沙「クローディア、マクロスを敵艦に突撃させて。」

クローディア「わかった。 」

このようなやり取りの後マクロスは動きだす。
デストロイド部隊は艦内でゆっくり艦内のモニター映像で眺めているだけであったが、突然の招集で慌てるが数分後には無事にダイダロスへ集結が完了する。
まるでこの動きは特攻である。

「敵艦が突っこんできます。」

ゼリル「撃てっ! 撃ちまくれ!撃沈しても構わん撃て!!」

マクロスはゼリル艦に接近する。
ゼリル艦は砲撃する準備に入るが・・・・・・・・もう時既に遅い・・・・・・

早瀬未沙「ダイダロス…、アタック!」

マクロスは右舷の強襲揚陸艦ダイダロスの艦首にピンポイント・バリアを展開しゼリル艦首に突っこませる。
ダイダロスは敵艦の装甲をつき破り、司令室まで到達する。

ゼリル「なんだ!?」

ダイダロスの船首部がひらくと、なかにはデストロイド・トマホーク、およびデストロイド・モンスターが配置されている。

ゼリル「ああっ!!誰かこいつらを・・・・・・・」

「俺達の仲間を殺した鉛のご褒美だ!受け取れ!」

ゼリル「ぎゃ~!!」

「ぐわぁぁぁぁ!」

デストロイド隊はゼリルに向けてミサイル一斉射撃する。
攻撃終了後はハッチを閉めた。
ゼリル艦への攻撃は内部からどんどん誘爆し艦内は地獄絵図になった。
偶然艦内に迷い込んだ一条輝はハッチから脱出し幸い爆発に巻き込まれる事はなかった。

その直後、ゼリル艦は轟沈した。

「艦長、ゼリル1級指揮官が・・・・・・・・」

「マイクローンめこのまま我が艦を突っ込んででも沈めろ!」

「艦長、ブリタイ司令より撤退命令が・・・・・・・・」

「くそ・・・・・・舐めたままでは釈然としないが・・・・・・僚艦に伝えろ我が隊は本隊に合流するとな・・・・・・・・」

ゼントラーディ軍の艦隊は退却する。

ロイ「とうとうやっこさんは帰ったか・・・・・・・」

出智圭「でも被害は多きかったですね・・・・・」

ロイ「・・・・・・・・そうだな・・・・・生きている事は神に感謝だ。」

ついに地獄のような戦闘に終わりを告げたマクロス。
この戦闘で失ったバルキリー乗りは35名・・・・・・・・・・・それに優秀な指揮官の死亡と負傷付きであった。
多大な犠牲を払いながらもマクロスは火星への進路を確保した・・・・・・
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第20話 カッシーニ空域R-18ポイント奇襲攻撃命令

2017-01-20 22:57:19 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
               【土星 衛星ディオネ宙域】
桐原中尉「こちらノバリケンリーダー(ノバリケン.カモ科のカモ)からガンサイド2へ、エネミータリホー.エネミースカウトプラトーン(敵偵察小隊)を発見したこれより攻撃を開始する。」

エマ中尉「こちらガンサイト2、本艦の位置を知られるわけには参りません。1機も残らず殲滅してください。」

桐原中尉「了解、これより殲滅を開始する。」

桐原率いるノバリケン小隊などを始めとるするは土星付近に展開するゼントラーディ軍に対し遊撃戦を開始した。
小規模の偵察部隊ばかりを狙いマクロスの位置を知らせる監視目を殲滅した。
稀にはなけなしの反応弾を搭載して小規模艦隊に対し攻撃し撃沈していった。
問題児と称された一条輝と出智圭は初陣ながらも華々しい戦果をあげた。

いきなり初戦で2機以上撃墜したのである。
一条輝は上官である早瀬未沙に反抗的な態度を取るが気配りができ。
出智圭は同じ年齢の同僚とつるんでお互いに自分の活躍を語り合っていた。

そんな坊主には負けていられない桐原はノバリケン小隊を率い敵を撃つ。

「隊長、バックアイです大物です。」

桐原中尉「緑色の妖怪かついているぞ。」

バックアイと呼ばれたのはケルカリアと呼ばれるゼントラーディ軍の偵察艇である。
貴重な兵器であり1個基幹艦隊ではレアな機体である。
この前1機の無人のケルカリアが回収され、上層部はバックアイと言うコードネームをつけた。
だが容易に相手できる相手ではない、護衛には重攻撃機らしき奴がいる。
そいつを排除しなければ・・・・・・・・・

桐原中尉「ノバリケン2-3へ仕掛けるぞ!散開(ブレイク)!!」

           キォォォォォォォォォン

ノバリケン小隊は桐原の掛け声と共に編隊を解除し左右と中央の急降下するかのようにしかけた。
バックアイで得られたレーダー探知圏内に入る前にミサイルを数発とガンポッドを一斉に攻撃する。

重攻撃機にはコックピットやエンジンに命中し大破し、バックアイはガンポッドの銃弾が当たる。
だがバルキリーより大きい機体であるためガンポッドごときでは落ちなかった。

桐原中尉「一度目は聞かないのは当然だ、ミサイルで撃墜する。お前らは陽動をしかけろ!」

「了解」「了解」

桐原は一回散り、残りの機はケルカリアの背後を追撃する。
ドアが開いてしまい敵兵士の姿が見えたが銃弾で殺害する事はできなかった。

桐原中尉「よし射程に入ったぞ!消えろ!!」

    シュボーン ズドォォォン

ケルカリアは桐原の放ったミサイルは破損したドアを突き抜けコックピッドの中に直撃する。
内部から大爆発を起こしケルカリアは撃墜された。

               オォォォォォォォォン
「主機の廃熱システムシステム作動、外部冷却機に接続させろ!」

ノバリケン小隊は任務終了後、空母プロメテウスに着艦し機体の整備を受ける。
桐原以下3名のパイロットは休憩所に向かうため人員用エレベーターに乗る。

千葉軍曹「シゲ坊と子分達やったな、大型機と重攻撃機とは大した戦果じゃねぇか。」

桐原中尉「そんな事はないですよ、自分の部下が優秀なだけです。」

エレベーターで合流した千葉軍曹の出迎えと戦果に対するお褒めるの言葉にこう答える。

桐原中尉「一条と出智の奴はどうですか?」

千葉軍曹「対する存在だが優秀な奴だ、一条軍曹は機体を負荷をあんまりかけずに余裕だし出智は負担はかけているが全機撃破するなど優秀さ。」

どうやらあの問題児共は元気にしっかりと仕事をこなしているようである。
あいつらは仕事だけは上手くやるようだ。
まぁあいつらならば少しは信頼はできそうだな。

エレベーターから降りた4人、空気のある区画なのでヘルメットを取る。
すると・・・・・・・・・・

富士見雪「中尉殿!」

桐原中尉「どうした富士見軍曹?」

富士見雪「スカル中隊がピケットライン完成させたのとECMを作動させたので当分次の戦闘はお休みです。」
SDF-1マクロス整備兵富士見雪.軍曹

桐原中尉「やっとか少しは束の間の平和を楽しむ事が出来るのか・・・・」

整備兵の富士見雪が桐原にスカル中隊がセンサーポッドを投下しピケットライン(監視線)を設置した事を報告した。
当分、遊撃戦と偵察戦を行っている航空隊の面々は束の間の平和を掴む事ができた。
仕事をきちんとやった神様からのご褒美かのように思えた。

                 【SDF-1マクロス第1艦橋】
ピケットラインを展開しECMを作動させた。

早瀬未沙「艦長、ECM(電子妨害装置)を作動させました。しばらくは敵艦に所在地を知られないと思います。今後の対策は?」

早瀬未沙は艦長のグローバルにすべて作業が完了した事を報告する。
このまま休息しこのまま地球を向けて移動(途中火星を経由する。)するかと思われたが・・・・・・
グローバル艦長はある衝撃な発言する。

グローバル艦長「いずれにせよ発見されるだろう、ここは奇襲をかける。」

早瀬未沙「奇襲!?」

クローディア「奇襲?」

艦橋にいたグローバル以外の人物はショックと衝撃を一度に受けた。
このまま休息を受けるのかと思っていたがそうでもなかった。

早瀬未沙「艦長!」

グローバル艦長「土星を抜ければどうせまた追われる身だ。思いきって奇襲をかけ、活路をひらいてみたいのだ。」

クローディア「でも艦長…。」

グローバル艦長「危険は承知の上だ。」

グローバル艦長は不安がる一同に説明する。
クローディアはグローバル艦長が冗談ではなく本気だと悟り・・・・・・・・・・

クローディア「わかりました。斉動をかけて、臨戦態勢・・・第1級戦闘配備に入ります。」

グローバル艦長「うむ!」

クローディアは艦内の軍施設に第1級戦闘配備に移行する。
第1級戦闘配備発令を確認したグローバル艦長はブリッジから退出し他の幹部に説明しに行くが・・・・背の低いブリッジ出口の天井に額をぶつける 。

グローバル「んん、いってえ…。」

クローディア「はあ…。」

早瀬未沙「ああ…。」

そしてグローバル艦長は佐官クラスの人間を集めこの後の作戦会議を行う。
多少は揉めたが話し合いの結果、全員一致で納得奇襲作戦を開始する事が決められた。
会議の後、グローバル艦長は移動する事をハイマン・グエント議員に報告した。
奇襲作戦に参加するバルキリーのパイロットたちが一堂に集められる。
桐原や滝田などの精鋭兵や機種転換したカールを始め、一条輝.出智圭などの新兵.ディーやマリアなどの女性兵もいる。
更に遊撃戦時に加わった第2期の新兵を含め総勢120名余である。

スワノフ大佐「明日、我々は敵艦が土星リングに入り次第、ただちに奇襲をかけることになった。今回の奇襲任務は死ぬ人数は多いかもしれんが・・・・・・・・・・今更私は何も言えん。。ただ、君たちのパイロット魂を見せてほしい。それだけだ。会っておきたい者がいたら、今夜のうちに別れを惜しんでこい。以上だ。」
人事課イワン・スワノフ大佐

一同はスワノフ大佐の簡単な説明を聞いた後一堂敬礼する。
桐原はこの戦いが人生最後の戦闘になるかもしれないと思った。
土星リングは障害物が多く飛行するのが難しい。
それに奇襲すると言っても相当なリスクを負わなくてはいけない。

もし最後になるかもしれないから、妹の明美と茂義を呼んだ。
二人は偶然にも非番であり桐原の元へ来た。

桐原明美「兄さん話って何よ。」

桐原茂義「俺はデートの予定だったのに・・・・・・」

二人は若干不満であった。
特に茂義は紅花とデートする予定であり今回の話のために明日に変更する事になったと言う。
明美は桐原に話かけるが・・・・・・

桐原中尉「・・・・・・・・」

桐原は暗い表情である。

桐原明美「兄さん、その顔何か重大な事を伝える気ね。」

桐原中尉「そうだ・・・・・・・・明美・・・・茂義聞いてくれ!!俺は次の作戦死ぬかもしれない・・・・・・・・・・・」

「えっ・・・・・・・・」

桐原の一言がその場の空気を重くした。
突然この後死ぬかと言うような発言・・・・・・一番ショックを受けたのは・・・・・・

桐原明美「兄さん、まさか・・・・・死ぬ気じゃ・・・・・・」

桐原中尉「そんなんじゃない・・・・・・・・俺は祖父母を殺した反統合同盟の兵士を殺すまでは死ぬわけにはいかないし・・・・・・・・・むしろ次死ぬかもしれないのは・・・・・生存するのに難しい任務だからだ・・・・・・」

桐原だって死にたくはない・・・・・・
こんな所で死ぬ気なんてハナからない・・・・・・・・
だが軍の作戦説明書では・・・・・・・・・・・・・

____________________________________________

・土星カッシーニ宙域に存在する影のゾーンから突入し強襲攻撃を食われる。
・途中で砲撃はあるが、その際は攻撃の命中を気にせずそのまま前進せよ。
・敵は圧倒的な兵力ではあるが敵艦隊を目的地まで誘導されたし。
・死亡率の高い作戦ではあるが上手く作戦を成功されたし。

____________________________________________

桐原は無茶な作戦だと分かっていた。
上がこれしか作戦がないのは知っていた。
正直死ぬ可能性のある戦いは正直嫌だが、このまま逃げるわけにはいかない。
俺がやらないでどうなるんだと・・・・・・・・・・・

桐原明美「兄さんの部隊も行くのよね?」

桐原中尉「そうだ・・・・・・・」

桐原明美「・・・・・・・・・」

明美は桐原が出撃する事を肯定すると聞いた途端顔色を悪くした。

桐原中尉「すまん・・・・・・・・俺より若い連中だけに危険な目に遭わすわけにはいかん、なんたって上官だからな。」

桐原はショックを受けて顔色を悪くしている明美に言う。
すると茂義は・・・・・・・・・

桐原茂義「兄貴・・・・・・・曾祖父は大戦中のエースだ、それに恥じずに戦果をあげ生きて帰ってこい。死ぬとか生きるとかじゃなくて、未来の目標のためにな・・・・・それに独身のままで死なれたら亡くなった祖父母も泣くぜ。」

桐原中尉「こいつ・・・・・味な真似をする・・・・・・・・・・・」

茂義は桐原に未来の目標に進めと言う。
遠まわしな事を言えば生きて帰ってこいである。
茂義も先輩の軍人である兄を尊敬している。

桐原中尉「もしもの事があったら・・・・・・・・・」

桐原茂義「分かっているその時は・・・・・・・父さんと母さんそして月に愛理によろしく言っておいてやる。安心して行ってこい、生きて帰ってこいよ!」

お互いに敬礼する。

桐原茂義「姉貴は兄貴に何か言う事はないか?もしかしたら・・・・・・・・」

桐原明美「言う事はないわ・・・・・・・・・・もしさよならとかの言葉を言ったら・・・・・」

桐原中尉「そうか・・・・・・・・・・・・じゃ頼んだぞ、この艦の未来のために・・・・・行ってきます。」

桐原は自分の兵舎に戻る。
桐原の後姿はまるで死地に向かうかつての大日本帝国陸軍の軍人かのようだった。
二人は桐原の後姿を見つめる。
そして・・・・・・・・・・・・・

早瀬未沙『各飛行隊に告ぐ。奇襲作戦は、カッシーニ空域において遂行する。各部隊を7班に編成し、氷塊のなかで待機せよ。敵艦をカッシーニ宙域に誘導。繰りかえす。奇襲作戦はカッシーニ空域において遂行する。』

アナウンスが艦内に流れ全バルキリー搭乗員は空母プロメテウスに向かう。
パイロット達は自分の愛機に乗り込み出撃の準備をする。
そして先遣部隊が逐次発進する。
次は桐原が所属するSVF-64である。

千葉軍曹「シゲ坊、御武運を。」

桐原中尉「行ってくる、もしもの場合は任せた!」

千葉軍曹「馬鹿野郎!もしもはねぇんだ、生きて帰れよ!」

桐原中尉「了解、ノバリケンリーダー発進!!」

             ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥン

桐原のバルキリーはプロメウスの甲板から発艦する。
各バルキリー部隊は勢いよく飛び出して行く。
これが最後の戦いになるかもしれいない、だったら華々しく散るのもいいだろう。
だが生き残るためにも全力でやらせてもらう、桐原は心の中でそう思った。

ロイ「輝!寝不足で足手まといになるんじゃないぞ!」

一条輝「御心配なく!」

一条輝は編隊から離れ勢いよく飛び出す。
バルキリー部隊は影のゾーンと呼ばれる宙域に突入する。
その中にうまく潜伏しつつ強襲する

一方その頃、ブリタイ艦のブリッジのモニタにゼリル艦長が映しだされる。

ゼリル「お呼びですか、ブリタイ司令官殿。」

ブリタイ「ゼリル1級指揮官。第5惑星内に入りこみ、艦を捕獲してほしい。」

ゼリル「はっ!」

ブリタイ「できれば無傷でな。」

ゼリル「エスケスタ」

ゼリルはブリタイとの通信を切る。

ゼリル「各員に告ぐマイクローンを捕獲する、至近距離に近づき陸戦部隊を投入する。」

「艦長、砲撃の準備ができました。」

ゼリル「各砲門撃て!マイクローンを痛めつけろ!!」

ゼリル艦長は砲撃主に命じ主砲を発射する。
放たれた戦功はマクロスに方面にそのままに向かう。

「隊長、敵艦より熱源です。」

桐原中尉「お前ら砲撃に巻き込まれるなよ!」

「了解」「了解」

桐原中尉「来るぞ!」

        ズドーン ズドーン ズドォン

一条輝「うわあ!」

一条機の近くで爆発が起きる。
損害機はなかったが、今至近距離で爆発したことにより部隊の士気が下がる。
そして影のゾーンを抜けるため砲撃の中進む・・・・・・・・・

ロイ「全機攻撃開始!」

惑星の影のゾーンから出てきたバルキリー隊が、ロイの号令を元に奇襲を敢行する。
両者はミサイルを発射しながら戦闘を開始する。

                 ビュゥゥゥゥゥゥゥン

エディ「リングから出ればこっちのもんだぜ!ブルーⅡ行くぜ!」
SVF-1スカルズ.パープル小隊エディ・ユーティライネン

ブルース「張り切りすぎて油断するな!」
SVF-1スカルズ.パープル小隊ブルース・ルーデル

お調子者のエディは編隊から離れ突撃しようとしていた。
それを見ていた真面目な性格のブルースがエディを静止する。
正反対のコンビである。

エディ「エディ様に任せな!」

ジョニー「こら調子に乗り過ぎるなパープル3。」

エディ「隊長!?」

調子に乗っているエディを鎮めたは隊長のジョニー・ギルバートである。
若干エディの機の前に出てこれ以上前に出ないようにさせる。

ジョニー「戦場はいつ突然死ぬか分からないのだぞ、そんな油断しきっている様子では直ぐに死ぬいいな?」

エディ「ハッ申し訳ございません。」

エディはジョニーの説教に対し直ぐに反省する。
が・・・・・・彼の性格からして・・・・・・・・・・

エディ「しかし・・・・・隊長一番乗りは俺に任せてください!」

ジョニー「懲りないなお前・・・・まぁ死に急がないのが条件だが?」

エディ「そいつはガッテンだ!」

一番乗りを要求するエディ。
やっぱりそうなるのかとジョニーとブルースは思う。
ジョニーはエディに条件を課すがエディはそれで満足する。

ジョニー「ならば許可する行け!ただし俺達も一番乗りも狙っているんでな勝負だ!」

エディ「えっ!?そんなのは無しですよ隊長!?」

結局小隊で一番乗り競争をする羽目になる・・・・・・・・
各バルキリーは圧倒的な数を誇るゼントラーディ軍艦載機群に挑む。
帰れるかどうか分からない戦場の中に入りながら・・・・・・・
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桐原隊長はなぜ小説で桐原と呼ばれるのか?

2017-01-20 22:22:04 | 二次創作関連
ラウラ「隊長少し気になっていた事があるんですけど、なんでいつも小説の名前呼ばれる時桐原と呼称されるんですか?」

桐原少佐「!!ラウラ今更何を言っている?」

ラウラ「隊長っていつも桐原がなんとか言われますけどなんでですかね?」

桐原少佐「それは作者であり管理人である長田義家と言うJ検落ちまくり男に言え!!」

____________________________________________

                説明

元々桐原はヴァリアブル・ファイターマスターファイルに載っていた登場人物である。
それを拡大解釈して今に至るキャラになりました。
最初から青い髪のメルトランを企画した際に桐原しか登場人物が決まっておらず、そのまま桐原と呼んでいました。
処女作で今後リメイク予定のしたらば深夜に投稿した血塗られたクリスマスでも桐原と呼ばれています。

その後桐原家族が出来たんですが、今更茂人って言えなくなりそのまま桐原隊長の事を桐原と呼ぶようになりました。
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最近の動向

2017-01-19 20:46:59 | 日記
自分は最近、深夜まで起きる事が多くなりました。
なんかドラゴンボールやるろうに剣心の二次創作漫画にはまって夜までかかってしまうほどです。
小説読んでいたらリビングでそのまま寝てしまいました。

ほんまに申し訳ございません。

そんで留年の危機。
JAVAやコンピューターの技術って以外にも難しかったのよ。
あぁどうしようかって。

まぁそんな事は深く気にしては駄目!

人生と言うのは深く考えては駄目なんだ!
楽して物が進む事はまずはない。

そう思っています。

__________________________________________

そして最近娯楽はないね、人生が暇になってしまうくらい。
見たい映画もないんですよ、去年はシン・ゴジラを死ぬ程見ましたし。
今年のゴジラのアニメ映画あるんですけどいつ上映か分かりません。

いつなんだろうね~
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第19話 新兵入隊

2017-01-18 13:32:38 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
マクロスが冥王星からフォールドしてから2ヶ月くらいがたった。
マクロスとゼントラーディ軍の戦闘は散発的な小規模戦闘だけであった。

       ズドドドドドドドドドド チュドーン

桐原中尉「撃墜スコア1機追加、やっほー!!」

ゼントラーディ軍の嫌がらせ攻撃でありマクロスの相手にもならないような戦力ばかりであった。
どれも連戦連勝を重ねており、ゼントラーディ軍は何割かを失うと脱兎の如く撤退して行った。
目的地である土星リング状にマクロスは到達、トランスフォーメーション形態で待機し補給と修理を行い。
再び地球への帰還への準備を始めていた。

そんな頃・・・・・・・・

「諸君らの訓練は本日を持って終了とする、今後は地球統合軍の軍人として規律を守り勤務に励んでもらいたい。以上。」

訓練を受けていた新兵の訓練がついに終わった。
まだ10代のまだまだケツの青い連中ばかりである。
その中にはオペレーターから転身したディーとマリアも含まれている。
まぁ彼女らは相当の覚悟の持ち主なので話は別であるが。

その中で一番警戒すべきなのは一条輝と出智圭である。
一条輝はエンジェルバーズ隊(現在状況全機生存中)のアクロバット飛行を妨害した民間人である。
この事からエンジェルバーズの面々を始め一条輝と言う新兵に対する評価は低い。
訓練はまじめにやっているようだが・・・・
次に出智圭だが、訓練課程で女癖が悪いと言う噂で持ちきりだ。
この場合は女性兵士と上官クラスの面々からの評価は低い。

桐原中尉「録でもない奴が来たな、滝田。」

滝田中尉「しょうがないですよ、どれも恋人を守るためとか女にモテるとかで入隊した人が多いですし。」

休憩室でコーヒーとチョコレートを食べながら愚痴混じり談笑する桐原と滝田。
この新兵の中には後輩もしくは部下になる面々がいるかも知れないからだ。
特に飛行隊長になってしまった滝田は問題は深刻、配属予定の4割はこの新兵から配属されるのであるから。
新兵の扱いはそう簡単ではない、現場勤務にも早く慣れてもらわなくては困るからである。
部隊長としての滝田の責任は重大である。

一方の桐原はへらへらしている。
既に部隊員は補充済みであり、機種転換組の面々である。
彼からすればまだまだヒョッコであるが、元往来戦闘機パイロットとあってかまだマシである。

滝田中尉「中尉、戦闘でどんどんベテランは死んでいくしろくでなしが増える一方。地球に帰れるまではぜいたくは敵だと思いますよ。」

桐原中尉「それはそうだが・・・・・・・」

桐原は若干認めたくなかったが現実なので・・認めざるおえなくなった。
どんどんヒョッコばっかりで言う事の聞かない生意気な連中しかいなくなる。
こいつは死ぬのが恥ずかしくなるな・・・・・心の中で思った。
だが桐原にはまだ希望の星は残っていたそれは・・・・・・・

桐原中尉「まぁ一条輝のような問題児だけではなく期待のニューフェイスがいるから安心だ。」

滝田中尉「ニューフェイス?」

桐原中尉「ジョニー・ギルバートの親戚のマクシミリアン・ジーナスと言うやつだ!」

マクシミリアン・ジーナス
北欧出身、イギリス系の少年である。
ジョニー・ギルバートとは親戚であり、元々パイロット志望だったので軍に推薦した。
やる事がなかったマクシミリアン・ジーナスであったがせっかくなので入隊してみたそうだ。
だがこれが彼が後に伝説のパイロットになる決定的出来事になった。
マクシミリアン・ジーナスの訓練成績は優秀、まるで天才であった。
その噂は桐原が聞きつけ、彼が戦線に参加する事を楽しみにしていた。
それを聞いた滝田は・・・・・・・

滝田中尉「おいおい天才の新人って危機じゃないのか?」

桐原中尉「なんでだよ!?」

滝田中尉「出番とられるんだぞ、一気に出世されたらどうするんだよ!?」

桐原中尉「あっ・・・・・・」

よく考えたらそうだった。
会社とかでよくある光景ではあるが、優秀な新人が一気に出世して肩身が狭くなる事がある。
それはこの世界でも同じであった。
軍隊は縦社会であり生きていれば普通にある程度は出世する。
もしマクシミリアン・ジーナスが桐原より出世されたら彼が上官になる可能性も出てくるのである。

ロイ「よぉお前ら何話しているんだ?」

フォッカー少佐!!

いきなり二人の会話にロイが乱入してきた。
二人は慌てて立ちあがり敬礼する。
するとロイは更の中に入っていたチョコレート菓子を鷲掴みにしてスナック菓子を食べるかのように食べてしまう。
皿は空っぽである。

ロイ「シゲ坊、マックスの話していたじゃねぇか。」

桐原中尉「はいしていました。」

ロイ「ふっ後輩に追い抜かれビビったのか?」

桐原中尉「ビビってませんよ!!」

ロイはマックスに追い抜かれるかネタで桐原をからかう。
桐原は必死になってロイのからかいを否定する。
すると桐原は・・・・・・・・

桐原中尉「少佐、一条輝と言う男はどんな男ですか?」

桐原はロイに問題児の一条輝について聞く。
話によるとロイと一条輝は先輩後輩の関係であるらしい。
ー少佐ならば何か知っているかもしれない・・・・・・・
ー前もって情報を知っておこう。

ロイ「はっきり言って女には鈍い男だな。」

桐原中尉「女に鈍い?」

ロイ「そう女に鈍くて積極的ではない言わば草食系に近い男だ。」

ロイが一条輝に対して語った事は女に鈍くて積極的ではないと言う事。
エンジェルバーズのアクロバット飛行を妨害した一条輝が積極的ではない・・・・・
むしろ草食系に近い男だとロイは語った。
この発言は桐原にとって以外であった。
ロイは話を続けた。

ロイ「まぁ俺からすれば実の弟のような存在だよ、奴も親父さんがなくなって天涯孤独の身になり各地のアマチュア大会を転戦し、賞金稼ぎで暮らす悲惨な生活を送っていたんだ。」

滝田中尉「そんな事があったのか・・・・」

ロイ「まぁ優秀な飛行機乗りだからなんとか食えたが、優秀な飛行機乗りじゃなかったら悲惨な生活をしていたと思うぜ。」

ロイから語られたのは一条輝が天涯孤独であり生活のためにアマチュア大会での賞金を稼いでいたと言う事実である。
桐原は祖父母は戦争で失ったが父と母2人の妹と1人の弟と言う家族がいたが、多くのパイロットからすれば問題児の一条輝には家族がいない。

ロイ「奴は早瀬中尉には反抗的にはなるが・・・・・・まぁ奴は優しい男だ、危険も恐れず勇敢さはある。お前らも輝と一緒に勤務しはじめたらそれが分かる、俺が今言った事を覚えておけよ!」

ハッ

ーいや一条輝と言う男を決めるのは一緒に勤務しての態度を見てからでいいまだ決める時じゃない。
桐原は一条輝と言う男をどのように扱うかはある程度共に勤務してからにしよう。
人間は初対面だけで判断するもんじゃない、中身を見ればいい。
そこから決めれば後はどうにでもなる。
そう思いつつ心に決めた。
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うますぎでした。

2017-01-18 00:54:59 | 日記
今日もうますぎWAVE聞いたよ、前回と同じ構成でした。
と何時ものように言ってますが、なんとスーパーロボット大戦VのPVが公開されたよ。
マイトガインのBGMの嵐の勇者(ヒーロー)がマイルド感覚でありました。

いやぁ最高です。
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鎌倉中佐の鎌倉は苗字なの?

2017-01-17 17:00:56 | 日記
超時空要塞マクロスサイドストーリーズに登場する鎌倉重政なんですが。
ふと思ったかたはいると思いますが・・・・・・・・・・

鎌倉は苗字なの?

と言う疑問です。
鎌倉と言う苗字は今では少ないですね。
鎌倉と言えば大仏・江ノ電とか思い浮かべますが・・・・・・

実在する苗字です。


鎌倉氏は自分の先祖である長田氏(平良兼流)と同じ平氏の一族である平良文の末裔です。
著名な人物は後三年の役で右目を矢で負傷しながらも奮戦した鎌倉景政です。
鎌倉重政はその末裔でもあります。

分家なんですが大庭景義・大庭景親兄弟の大庭氏と梶原景時の梶原氏。
上杉謙信を輩出した長尾氏です。

以外に知られていないんですが、羽柴秀吉(豊臣秀吉)に使えた竹中半兵衛重治は鎌倉景政の末裔の長江氏の出身です。

どうですか?分かりましたか?

鎌倉氏の末裔とされる一族。
長江氏
桑良氏

板倉氏
安積氏
只野氏

香川氏
古屋氏
梶原氏
酒匂氏

大庭氏
懐島氏
豊田氏
俣野氏

長尾氏
→米沢藩上杉家

金井氏
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JAVAは苦手。

2017-01-17 16:37:31 | 日記
自分は情報系の専門学校(船橋情報ビジネス専門学校)に通っていますが。
JAVAは物凄く苦手です。
アルファベットばかりで頭が混乱しそうなくらいです。

進級課題がJAVAなのでどうすればいいのか頭を抱えるばかりです。

とほほほほほ・・・・・・・・・
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第18話 地球までの道のりは何マイル?

2017-01-16 21:10:29 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
鎌倉中佐とヘルベック中佐は地球への帰還するための作戦立案のプレゼンテーションの準備に取り掛かった。
これはあくまでもこれは基本中の計画であり、戦況の状況では変化する可能性のある作戦である。
二人は黙々とグローバル艦長を始めとする高級将校達に説明する。

鎌倉中佐「土星を通過し、次に我々がなすべき事はかつて火星開発のために設営され廃棄された火星サラ基地で物資の回収をする事です。」

ヘルベック中佐「この基地には火星からの撤収の際に放棄された非常食や補給資材が残されています。これを確保すれば、地球までの帰還の際までは心配なく敵の襲撃なしであれば安心して帰れます。」

彼らが中継地点として定めているのがかつて火星開発を行っていたサラ基地である。
統合戦争が激化し地球へ帰還したが・・・・途中地球帰還船団は反統合ゲリラの攻撃で全滅した。
そこで初めて反応弾が使われたと言う記録が残っている。

地球への帰還の際に余分な食料と物資を大量に放置しており、地球への帰還の際は食料不足と補給資材不足にならずに済むと言うのである。

朴中佐「君たち、補給云々の話をしているが戦闘の方はどうなんだね?」

ヘルベック中佐「当然考えていますが、正体不明である異星人についての戦術は偵察の報告でいろいろ修正させていただきます。最初から敵を想定した戦略を立てすぎると、想定外の出来事は多く発生するかと思っています。」

朴中佐の指摘の通り、さすがに敵に対しての作戦は立てていなかった。
無理もない、正体不明の異星人の軍(ゼントラーディ軍)の全貌が分からない今無理に作戦を立てることはできない。
無理やり押し込んでも実戦で想定外の事が頻発し、せっかく前もって立てた作戦が無意味に終わってしまう。

鎌倉中佐「今回キャッツアイスカウト部隊の情報を元にした作戦ですが、敵艦は少なくとも50隻以上いると思われ艦はマクロスと同等であり艦載機部隊は1000機は超すかと思われます。」

「1000機」

これを聞いた一同は1000機の数に驚く。
1000機と言う数はかつての中国が保有していた戦闘機の数と同等である。
小国の軍が大国の軍に挑むかのような感覚であった。
正面で戦えば数で劣るマクロスは一たまりもない。

マイストロフ大佐「勝算はあるのかね?」

鎌倉中佐「勝負するには月面の宇宙軍総司令部の艦隊と合流する事です、そのためにも敵艦隊との正面衝突を避けるため土星リング周辺を迂回します。若干遠回りになりますが、それしか道がありません。」

朴中佐「遠回りだと?その方が危険が長引くだけではないのか?」

鎌倉中佐「無謀に強行突破して多大な犠牲を出すよりかはマシです朴中佐!!!」

鎌倉中佐と朴中佐は激しく言い争いをする。
確かに危険は長引くが正面突破して多大な犠牲を出すよりかはマシである。
正面突破は下手したらマクロスが撃沈される危険性も出てくる。
お互いに譲らない様子だったが・・・・・・・・・

張大佐「朴そこまでにしろ!」
地球統合空軍元南アタリア島副司令官.大佐張用徳

朴中佐「しかし。」

張大佐「鎌倉中佐の言う通りだ、それに最終判断するのはグローバル艦長だぞ。」

朴中佐「艦長・・・・どうするんですか?」

朴中佐はグローバル艦長に判断を仰ぐ。

グローバル艦長「鎌倉中佐とヘルべック中佐の案を採用しよう。」

朴中佐「艦長・・・・・・」

グローバル艦長が選んだのは迂回して土星リング周辺を迂回する事である。
土星のリングならば潜伏するのもいいし、敵に発見される可能性はかなり低くなる。
そこを通れば、なんとかなるかもしれない。

その後は土星迂回潜伏ルートを取った。
そこで補給し一気に火星方面を突破するのである。

そしてマクロスは天王星を越え目標の土星付近に到達しつつあった。
そんな時であった。

桐原中尉「うひゃぁお前、俺達と同じ世界に入ったんだな。」

カール「ごもっとも所属していた輸送機が使えんじゃ、俺の仕事はなくなるんでな。可変戦闘機乗りにならんと俺は軍人の皮を被った無職さ。はははははは。」

機種転換組の訓練が終わり、それぞれの部隊に配属されていた。
そんな中には輸送機乗りのカール・レーガーがいた。
相変わらずグラサンをつけワイルドな笑顔をするカール。
桐原はそんなカールには親近感が覚えていた。

桐原中尉「大尉殿の機体はどんなのですか?興味あるんすけど?」

桐原はカールにどんな機体に乗っているのか質問をする?

カール「俺の機体を見たいのか?」

桐原中尉「当然じゃないですか、機種転換を果たした大尉殿がどんな機体に乗っているのか興味ありますよ。」

桐原の質問にカールは首をかしげるが桐原は目をキラキラさせながら自分の事を見ている。
当然興味を持っているのは桐原だけじゃない、後ろにいた佐枝子と滝田も乗っかってきた。

カール「しょうがない、全員ハンガーへ来るんだ!パイロットスーツ着こみでな。」

カールは圧力に負けたのか3人を自分の機体を見せる事にした。
そして4人でプロメテウスのハンガーへ辿り着いた。
彼が配属されたのはSVF-37レッドブルズと言う部隊に配属されたと言う。
すると目の前に青い機体が見えてきたこれが彼のバルキリーである。

桐原中尉「このマークはなんだ?」

三浦佐枝子「牛のようね。」

桐原と佐枝子は牛のようなエンブレムを見た。
まるで普通の穏やかな牛ではなく怒っているような感じであった。

カール「レッドブルだ、部隊名にある通りのエンブレムだよ。」

桐原中尉「それじゃあこいつはA型か?」

カール「それは違うな。」

桐原中尉「違う?」

カール「JA型だよ。」

「JA型?」

一同はJA型の単語に驚く。
普通バルキリーは基本A型・D型・J型・S型の4機種を思い浮かべる。
だがJA型じゃない、カールはJA型について説明する。

カール「こいつはA型ではあるが、実質的にはJ型に近いようになっている。」

滝田中尉「まさかだが、こいつは日本で造られた奴じゃないのか?」

カール「まさにその通りだよ、こいつは日本でA型を検証するためには作成された機体だ。」

VF-1バルキリーのJ型は日本で製造されている。
日本の技術者が北米で製造されたA型を元に作れるように練習として作成したのがJA型である。
これが成功しJ型は配備され、その1号機はロイ・フォッカーが予備機として持って行ってしまった。
お役目ごめんとなったJA型だが、その後なぜか南アタリア島にありフォールド後マクロスに回収された。

それが偶然カールの元に回ってくた。

桐原中尉「大尉殿俺の機体と交換してくれ!」

カール「なにぃぃぃぃ!?」

桐原中尉「レアな機体だろ、俺も乗り・・・・痛ててててて・・・・」

三浦佐枝子「やめなさい。」

佐枝子はJA型の交換を強請る桐原のケツを引っ張る。

桐原中尉「冗談、冗談だっての。」

三浦佐枝子「ならばよろしい。」

カール「まったく・・・・・」

カールは桐原と佐枝子の漫才の様子に若干呆れる。
よく考えたら今まで付き合った彼女とはこんな事はしなかったなと・・・・・・

カール「まぁ今後共にやる仲間だ、その時は一緒に頑張りましょうや。」

桐原中尉「あぁよろしくな。」

滝田中尉「こちらこそ。」

三浦佐枝子「よろしくね。」

カールは握手を求めるかのように手を差し出す。
桐原.滝田.佐枝子はそれに答えるかのように一人一人握手し、カールを歓迎した。
戦争中とは思えないような笑顔を浮かべながら。
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第17話 統合進行会議

2017-01-16 17:43:17 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
桐原が女性パイロット候補生と会ってから2日後。
SDF-1マクロスの会議室では士官クラスの会議が行われていた。
このままどうやって地球へ帰還するかである。

通常航行しているので少なくとも半年以上地球に帰れない計算であり、それまでどうやってゼントラーディ軍の追撃を逃れるか協議した。

食糧と水は何とか南アタリア島から回収した分を含めて2年ぐらいの備蓄でなんとかなるが。
防衛の面は別である。
戦闘で稼働可能な戦力は実質的に30機程度、この前の戦闘で23名のパイロットが戦闘で死んでいる。
機体の予備と、艦内で製造できる分はあるがなんせパイロットが足りない。
相手は平気で50機・100機を全力で投入できる程の連中だ。

人員不足であり防御する分足りない。
なんとしても機種転換をする人員を早く投入しないといけないのである。

グローバル艦長「これより統合進行会議を始める。」

それらの問題に対しグローバル艦長は佐官クラスの士官を集め会議する。。
階級は少佐から大佐までの佐官でありその中には大谷三穂大佐.ダーリヤ・イリイニチナ・トルスタヤ中佐.スワート・ホーンベリー中佐など計7名の女性の将校も会議に参加していた。
そしてまず最初の問題から入る基礎中の基礎。

グローバル艦長「佐久間大佐、各員の再編成は出来ましたかな?」

佐久間大佐「陸海空宇の4軍と海兵隊の混合で配備完了しました、混乱はありましたが幸い直ぐに慣れて普通に勤務しています。」
地球統合軍大佐佐久間昌盛

グローバル艦長「そうか・・・・・」

既に艦内の配置も完了した。
様々な部署があり1万人以上の正規軍人がいて案外混乱しそうだったが。
佐久間大佐の手腕でなんとか直ぐに配置転換が完了した。

朴中佐「しかし、あれほどの人員を纏めるとは流石は佐久間大佐だな。」

佐久間大佐「配置作業を協力をしてくれた早瀬中尉.グレンジャー中尉がいなければ一周間はかかりましたよ。」

佐久間大佐の艦内の配置の作業を手伝っていたのは早瀬未沙とエマ・グレンジャーとその他の将校であった。
1万人近くの人員の作業を数千単位を寝る間も惜しみ作業を手伝ってくれた。
本来1週間はかかる作業をわずか数日で終わらすことが出来たのである。

アルーノ少佐「自分から報告しますが、訓練を受けていた機種転換組は後3日後に訓練を終了し各部隊へ配属される予定です。」

グローバル艦長「何名配属されるか?」

アルーノ少佐「最低でも1個飛行隊分は配属される予定とこちらは見積もっています。」

グローバル艦長「16×2=32名か、それでも足りんな・・・・・・・」

アルーノ少佐「足りないと申されますと・・・・・・・?」

グローバル艦長「せいぜい後1個飛行隊分の補充は欲しかった、VA-3インベーダーの搭乗員の分もな。」

今回配属されるのは32名(正確には37名)である。
グローバル艦長は数としては少ないと嘆いていた。
乗せるのは可変戦闘機だけではなく可変攻撃機に乗るパイロットも含まれていたのである。
主力たる可変戦闘機がこうでは、このまま戦闘に耐えられるかどうか・・・・・

ロイ「大丈夫ですよ、60機ぐらいあればなんとか俺たちでも迎撃は可能です。」

伊集院少佐「既に実戦を経験したパイロットが大勢います、彼らがいればいい指導になります。」
航空隊指揮官.少佐伊集院義一

ロイ「それにこいつはいいほうだ、これからくるパイロットはヒョッコだぜ。機種転換したのは純粋な戦闘機乗り、それに統合戦争を生き抜いたエース揃いだ心配なさんな。」

パイロット代表として会議室にいるロイ・フォッカーと伊集院義一の両指揮官。
60機もあればなんとかなると豪語する。
事実機種転換した大部分のパイロットたちはF-14トムキャットやホーネットなどを乗って統合戦争を戦い抜いた精鋭兵である。
後から新規として入隊するヒョッコ連中よりかはマシなのである。

              ガチャ

早瀬未沙「失礼します。」

マイストロフ大佐「どうした早瀬中尉?今会議中だぞ?」

グローバル艦長「いや私が呼んだ、例の報告が届いたのかね?」

早瀬未沙「はい、キャッツアイ1番機から12号機までの偵察撮影が届いたので報告します。」

早瀬未沙はグローバル艦長の所まで来てキャッツアイが撮影した偵察中の撮影を渡した。
グローバル艦長は写真をそれぞれの将官に渡す。
映し出されていたのはゼントラーディ軍艦隊(ブリタイ艦隊)の全貌であった。
早瀬未沙は写真と観測資料を提出し終えると会議室から退出した。

マニング大佐「かなりの大規模な艦隊だな。」
地球統合軍SDF-1マクロス.統合作戦課主任大佐マニング・ホフスナー

マイストロフ大佐「この艦隊が全力でマクロスを襲撃すれば、マクロスはすぐに撃沈される。」

グローバル艦長「だが敵はすぐに撃沈しようとしなかった、まるで何かを探るかのように。」

ゼントラーディ軍との戦闘状態に入ってから敵は全力で攻撃してこない、この前の戦いの時だって敵艦隊はマクロスに近い大きさの艦であり主砲を撃とうと思えばマクロスを撃沈が可能であった。

だが敵はそれをしなかった。

それを裏付けるかのような事があった。
今回の偵察任務で偵察機部隊の1機は誤って敵防空圏内に入ってしまった。
不思議なことに敵艦隊は砲撃してくるどころか艦載機も出して迎撃してこなかった。
まるで自分を好きなだけ撮ってくれと言わんばかりの態度であった。

マイストロフ大佐「しかし連中は戦闘を仕掛けてきます、もしかしたら・・・・・・」

グローバル艦長「我々を拿捕し情報を得るために戦力をすり減らし降伏させる、大した連中だな。」

敵の態度からしてマクロスの拿捕である。
事実、地球統合軍衛星軌道艦隊が使用した反応弾はブリタイやエキセドルは失われた超兵器として注目していた。

スマイリー中佐「そうならないためにも地球への脱出ルートを確保し、月面の我が軍の宇宙艦隊に出迎えてもらいましょう。」
地球統合宇宙軍SDF-1派遣中佐スマイリー・ヘルベック

鎌倉中佐「既に我々はそのための作戦を立案しています。」
地球統合軍SDF-1マクロス作戦課中佐鎌倉重政

若い青年佐官であるヘルベック中佐と鎌倉中佐が意見する。

グローバル艦長「既に作戦を立案しているか?」

鎌倉中佐「暫定的であり今後の戦況によっては変化がありますが基本の軍事作戦は完成してあります。」

鎌倉中佐とヘルベック中佐は立ち上がって画面に立つ。
鎌倉中佐がコンピューターを起動させてプレゼンテーションの準備を始めた。
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