マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

おにぎり

2017-01-16 13:06:30 | グルメ
自分がおにぎりで好きな具はやはり日本人らしく梅干です。
しかし普通のうめぼしではなく蜂蜜でつけた梅干です。
マイルドで酸味があって病みつきになってしまいそうな味がしています。

自分が中学生.卓球部に所属し国府台の体育館で大会に行った時にカロリーメイト.チョコレート味とセットで持って行ってました。
今となってはいい思い出ですね。
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それがうますぎWAVE

2017-01-16 13:02:43 | 日記
明日はうますぎWAVEの放送日だぜ!

このままでは留年の危機なのにうますぎ聞いていいのか?
いや聞かないと精神が崩壊する。

そんなわけで明日もうますぎWAVEを聞くぜ!
そしてスーパーロボット大戦25周年記念作品スーパーロボット大戦V発売まで後1ヶ月。
宇宙戦艦ヤマト2199とマイトガイン.クロスアンジュが初参戦ですのでよろしくお願いします。
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第16話 戦場の厳しさと女性の戦場への進出

2017-01-15 15:15:01 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
マクロスはゼントラーディ軍の追撃から逃れつつ地球への帰還を目指していた。
初のトランスフォーメーションを果たした海王星海戦以降、対して戦闘もなく海王星と天王星の間に達していた。

この間にも戦力不足を補うべく志願制と機種転換と配置転換を望む兵士の訓練を行っていた。
女性もパイロットとして採用する案が採用され少しではあるが女性兵も訓練生として姿が見られた。

桐原中尉「結局、残ったのは変人ばかりだな。」

滝田中尉「あんたも十分に変人だけどな。」

桐原と滝田はババ抜きをしながら雑談をしていた。
お互い戦闘で同僚を失っていた。
慣れない可変戦闘機の戦闘で手間取って死んでいった・・・・・・

桐原中尉「そちらの状況はどうだ?」

滝田中尉「酷いですよ、グリコフスキー少尉.キム准尉などの6名しか生存してないさ。階級が一番上であった俺が飛行隊長さ。」

滝田中尉「そうかこっちはロードン大尉が飛行隊長だよ。」

戦闘で死ぬのは一般隊員だけではない、指揮官も死んでいる。
指揮官を失った部隊は大隊長の指揮下に入るが、混乱による戦死も見られた。
桐原の部隊は幸い副隊長であるロードン大尉が飛行隊長になっていたが、滝田の部隊は飛行隊長や副隊長も戦死していた。
一番階級が高い滝田が飛行隊長になり数多くの部下を指揮する事になった。

「すいません見学に来た者なんですが入ってもいいでしょうか?」

ドアの前で女の声がした・・・・それに若い女の子だ。
佐枝子が来たのかと思ったがあの性格では来ないだろう。
そう言えばスケジュール帳に訓練兵が来ると聞いていたな。
桐原と滝田はトランプをしまい席につく。

「入れ!」

                シューン
                 カタッ

ディー「失礼します、私は機種転換中の候補生で見学中のディー・ヴァーミ・・ミル曹長であります。」

マリア「同じくマリア・フラート曹長であります。本日は見学しに参りました、よろしくお願いします。」

部屋に入って来たのは若い女性兵士であった。
桐原と滝田と違う日系の女ではない、欧米系の若い女だ。
キリッとした敬礼と笑顔は一生忘れられない程の美しさであった。

滝田中尉「俺はSVF-13の指揮官.滝田英史中尉だ。」

桐原中尉「同じく飛行隊SVF-64ダックハンター小隊長桐原茂人中尉だ、よろしく。」

「よろしくお願いします。」

二人の若い女性兵士は敬礼する。
その時であった。

三浦佐枝子「茂さんオッハー!!」

桐原中尉「三浦少尉!?」

滝田中尉「三浦さん!!」

「佐枝子先輩」

佐枝子だ!一応軍人ではあるが、今日は非番らしく遊びに来たようである。
当然の佐枝子の訪問に驚いた桐原ではあったが・・・・・・他の人は普通に知り合いが遊びに来た感覚で挨拶する。
それにディーとマリアは佐枝子の事を先輩と呼ぶ。

滝田中尉「三浦さん、例の資料は終わりましたので処理お願いします。」

三浦佐枝子「はいは~い♪」

非番ではあるが、きっちり仕事をさりげなくこなす佐枝子。
滝田は引き出しから資料を引き出し佐枝子に渡す。
そして佐枝子はディーとマリアに挨拶の握手をする。

桐原中尉「知り合いか?」

三浦佐枝子「軍学校時代の後輩よ、ディーとマリアは豪州方面軍のタウンズビル基地で管制官として勤務していたのよ。それが非番中に訪れた南アタリア島の進宙式の式典に来ていたけど、その後は知っているので略。」

ディーとマリアは佐枝子の後輩である。
タウンズビル基地で元々管制官として働いていたが、マクロスの進宙式の式典を非番に見に来て戦闘に巻き込まれ民間人の避難誘導して南アタリア島がマクロスのフォールドに巻き込まれマクロスにそのまま乗艦する事になったのである。

桐原中尉「三浦少尉ちょっと来い・・・・」

三浦佐枝子「なんでしょうか?桐原中尉殿。」

桐原は佐枝子を物陰に誘う。
なぜ佐枝子を物陰に誘い込んだのかのかと言うと一つ気になっていた事があったからである。
それは・・・・・・・・・・・・

桐原中尉「彼女たちはなぜ俺達と同じ世界にいる!!」

三浦佐枝子「へっ!?」

桐原中尉「へっじゃない、なぜ元々管制官をしていた娘がヴァリアブル・ファイターパイロットに志願しているんだ!!」

元々ジェット戦闘機乗りには女性パイロットは少ない。
第2次世界大戦ではソ連にリディア・リトヴィクとエカテリーナ・ブダノワなどと女パイロットは複数人(記録によると164人は少なくともいたらしい。)はいた。
だがGによる悪影響から女性が戦闘機パイロットになる事はできなかった。
可変戦闘機が開発されると体にかかるGの影響が軽くなり、女性のパイロットの志願も許可し始めた所である。

既にマクロスは人員不足もありこの際は女性パイロットも可となり彼女のような人員は出た。
それだけならば桐原は問題にしないが問題は別である。

桐原中尉「管制官ならば危険な最前線に出る事はない、態々パイロットになる必要なんてないだろ!」

三浦佐枝子「最低ね女性差別よ、男から守って貰う程女は安くないわ。敵機の1機や2機撃墜できるわ!」

桐原は管制官として元々勤務していたからいつ誰か分からない最前線に行く必要になる戦闘機乗りになる必要はないと言う。
それに対し佐枝子は女性差別発言と答え、更に男から守って貰う程女は安くないと答えたばかりか敵の1機や2機を撃墜してやると豪語する。

桐原中尉「敵機の1機や2機を撃墜できるだと?」

三浦佐枝子「そうよ。」

                 ドン

三浦佐枝子「ひっ・・・・・・・・・・」

桐原中尉「三浦少尉・・・・お前・・・・・・戦場はどんな所か知っているのか?この前の戦闘では俺の部隊ではかなり死んだんだ。それを理解して言っているのか!!?」

三浦佐枝子「それは・・・・・・・」

桐原中尉「自分は生き残っても同僚は死ぬ、俺の尊敬していた町崎隊長だって統合戦争の時死んだからな。その軽い言葉はそれを覚悟して言っているのか!!?」

三浦佐枝子「うぅぅ・・・・・」

桐原は佐枝子に抑え込むようにして言う。
彼は戦場の厳しさを知っていた軽い言葉で言う佐枝子に初めて怒鳴った。
佐枝子は初めて見る桐原の怒鳴りに対し思わず目から涙を浮かべる。

三浦佐枝子「ごめんなさい。」

佐枝子は等々泣き出してしまう。
桐原は流石に不味いと思ったのか・・・・頭を撫でる。

桐原中尉「怒鳴ってすまん、つい熱くになった。彼女たちに覚悟を聞くよ、三浦少尉。俺は女性を差別しているんじゃない、女が最前線で死ぬのは見たくないんだ・・・・・最前線で死ぬのは俺達男で十分なんだ・・・・・・分かってくれ・・・・。」

桐原はそう言って物陰から出る。
佐枝子は若干震えていた・・・・戦場の認識を舐めていた。
ー最前線で戦った事のない私が何を言っているのやら・・・・・・
ー生死を分ける戦闘に出た事のない私が何を軽く言っているのやら・・・・・・・
自分の甘ったれた認識に反省の心が芽生えた。

滝田中尉「終わったか。」

桐原中尉「別にやましい事はしてないよ。」

桐原は滝田に言うと二人の前に立つ。
なぜ二人の前に立ったのかと言うと一つ確かめたい事があった。

桐原中尉「二人を代表してヴァーミル曹長。」

ディー「はいなんでしょうか?」

桐原中尉「戦闘機パイロットとして戦場で死ぬ覚悟や同僚を失う覚悟はあるか?」

桐原は二人に問いかける。
最初は動揺するかと思ったが二人は落ち着いて答える。

ディー「中尉殿・・・・・・・・・・・自分は命を捨てる覚悟があって志願しました。当然戦場で死ぬ覚悟や命を捨てる覚悟はあります。」

マリア「自分も同じです。入隊時に死ぬ覚悟と敵を殺す覚悟はない軍人は軍人の資格のない屑だと思っています、私たちは既に軍人としての修羅道を歩いている身であります。」

ディー「私たちは男には劣るかもしれませんが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。」

二人は桐原に頭を下げる。
彼女たちは本音では戦場で死にたくないと言う気持ちはあった。
しかし最前線で戦うパイロットが不足しており、護ってくれる人が誰かがならなけれ戦場で死ぬと言う以前に全員死んでしまう。
仲間や恋人は死ぬかもしれないが覚悟して臨まなければもっと大きな物を失う。
彼女たちは既にパイロットになると決めた以前に覚悟を決めていたようである。

滝田中尉「覚悟は本物だな。」

桐原中尉「ふっ俺も考えは古かったかな、女も戦う時代も変わったもんだな。三浦少尉。」

三浦佐枝子「は.はい。」

桐原中尉「さっきは悪かった、すまん。」

桐原は佐枝子に小さな声で謝った。
素直じゃなそうな謝罪だったけど、佐枝子はそれが安心した。
時代は変わりつつある。

まだ桐原には女性を最前線に出す事を完全に許してはいない、少しは抵抗がある。
しかし、桐原の女性の戦場進出に対して完全に意識を変えさせる出来事はこの先に待ち受けているがそれはもっと後の歴史の話。
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マイ長田ワールド.マクロスの三角関係について。

2017-01-14 22:48:21 | 二次創作関連
マクロスと言えば歌姫は必ず一人はいてそれ以外は軍人かその他の職業についていますが。

自分のマクロス二次創作作品の三角関係は作品柄、女軍人×主人公×女軍人としています。
(女主人公は逆になる。)

歌姫はヒロインにする気はなく基本は女軍人です。
では以上。
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第15話 ゼントラーディアンスカウトアタック

2017-01-13 22:19:46 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
          【南米.地球統合軍南米方面軍総合統括軍司令部】
ここは地球統合軍南米方面軍の地下基地がある。
異星人の攻撃があっても耐えられる地下基地であり、南米のアマゾン川の地下に造られている。
耐久性の強さは核兵器でも耐えられる程である、共に居住する家族を含め6万人が住んでいる。
そんな将校室・・・・・・・・・

桐原大佐「マクロスの情報は入ったか?」
南米方面軍参謀付き大佐.桐原茂政

「不明です、御子息である桐原茂人中尉を初め・・・・・・・・・」

桐原大佐「もういい皆まで言うな!!馬鹿息子二人と高飛車娘一人がいるんだ、そうそうくたばらんよ。月基地に勤務している末娘が一人しか残ってないが・・・・・・・・」

桐原茂人の父、桐原茂政大佐は家族の安否を確認しようとアラスカ総司令部に確認する。
が今だに連絡は届いていない。
公式の発表ではマクロスと南アタリア島の住民は反統合同盟の攻撃で死亡が発表されている。

だが今だにマクロス乗員と南アタリア島の住民が死んだとは思ってもいない人がいる。

桐原大佐「子供達よ・・・・・・・・・親より先に逝くもんじゃないぞ。」

そんな風に思っている桐原茂政もマクロスの人々の生存を信じている一人だった。

  第15話 ゼントラーディアンスカウトアタック

ラプラミズ艦隊が監察軍艦隊掃討に向かった頃。
第67グリマル級分岐艦隊に動きがあった。
スカウトタイプのリガードが撮影した映像と画像を解析したと言うことであった。
さっそく記録参謀であるエキセドルが早速報告しにきた。

エキセドル「ブリタイ司令、異星人の記録の解析が出来ました。

ブリタイ「なに、異星人の母星の記録が!?」

エキセドル「はい、撮れました。ごらんください。偵察用リガートから撮影したものです。」

ブリタイ「んん。」

モニタに南アタリア島での市街戦の様子が映しだされる。
地球統合軍とゼントラーディ軍の激しい戦闘である。
ブリタイと戦闘の様子を確認をする。
すると一つの映像にブリタイはモニターに釘付けになる。

ブリタイ「な、なに!? んん…。この異星人はマイクローンなのか。」

エキセドル「は、わたしもこれを見たときは…。」

ブリタイ「んん~!」

釘付けになった映像は逃げ惑う民間人と避難誘導をする統合軍の兵士達であった。
そしてリガードに吹き飛ばされる民間人の姿も・・・・
ブリタイがこの映像が注目したのはこれらの人々のサイズであった。
身長がとてつもなく低いのである。
ブリタイはこれらの人々をマイクローンと言う。
マイクローンとは非巨人族の事を言う。
巨人族であるゼントラーディ人はプロトカルチャーから作られた人種であり、プロトカルチャーのようなサイズの人間をマイクローンと読んでいることが多い。
するとエキセドルがある事を言い出した。

エキセドル「我がゼントラーディ軍の古い記録にこのようないい伝えが残されております。」

ブリタイ「なんだ?」

エキセドル「はい。マイクローンの住む星には手を出すなと。」

ブリタイ「ふむ、「マイクローンの住む星には手を出すな」か。」

エキセドル「これ以上、あの星には関わらないほうがよいと思われますが…。」

ブリタイ「ふむ。」

マイクローンの住む星には手を出すな・・・・・・・・
それはプロトカルチャーに反抗しないようにするためのゼントラーディ人の遺伝子に組み込まれたプログラムであった。
プロトカルチャーが絶滅後もなおもゼントラーディ人の脳裏にはそれが埋め込まれているのである。

エキセドル「今後は例の戦艦だけを追うことに徹したほうが得策かと…。」

ブリタイ「わかった。すぐにフォールドして奴らを追う。」

エキセドル「はい。」

その事もありエキセドルはマクロスだけを追撃する事をブリタイに進言する。
ブリタイも同様な事を思っており、エキセドルの意見を採用する。

ブリタイ「デフォールドと同時に戦艦を1隻、調査に向かわせろ。敵の出かたを見たい。」

エキセドル「その件ならば、ガサード1級艦指揮官を推薦します。」

ブリタイ「うむ、ガサードならばうまくやってくれるだろう。全艦フォールド準備、目標マイクローンの戦艦付近。」

第67グリマル級分岐艦隊の全艦隊は準備を完了次第デフォールドをする。
フォールド後はガサード1級艦指揮官が指揮するスヴァール・サラン級1隻でマクロスの調査し、更なる情報を集める作戦に出る。
既にブリタイとエキセドルの頭の中には今後のシナリオが出来上がっていた。
そしてマクロスの近くにフォールドインする。

「6時の方向にデフォールド反応!」
「ブリッジに報告、敵の来襲と・・・・」
「了解」

レーダー探知班はゼントラーディ軍艦隊を探知、ブリッジに報告した。

ヴァネッサ「レーダー探知班より入電。後方に未確認飛行物体、かなりの数で急速接近中。」

早瀬未沙「敵艦隊です既に艦載機多数、大部隊です!!」

グローバル「来たか…。早瀬くん、ただちに応戦態勢だ。」

早瀬未沙「了解。敵機襲来、敵機襲来。バルキリー隊、全機スクランブル。繰り返す。バルキリー隊、全機スクランブル!全艦第1級戦闘配備、繰り返す第1級戦闘配備!」

グローバル艦長の号令と早瀬未沙のアナウンスで戦闘体制が敷かれた。
兵舎にいた桐原を含むバルキリー乗りはプロメテウスの格納庫やマクロスの格納庫へそれぞれ向かう。
桐原の部隊はプロメテウスに移動していたためジープに乗りプロメテウスに向かう。
そしてプロメテウスの連絡通路の前の更衣室で止まり降りる。
更衣室に入ってパイロットスーツに着替え連絡路を再びジープでプロメテウスの自分の機体のある格納庫へ向かう。
桐原たちは格納庫にたどり着き、自分の搭乗機に乗り込む。

千葉軍曹「シゲ坊、機体壊すんじゃねぇぞ。」

桐原中尉「分かっている、地球から遠い宇宙で死んでいられるかよ。」

千葉軍曹「その意気だ!行ってきな!!」

千葉軍曹は出撃して行く桐原に激を飛ばす。
桐原は激の礼にと甲板に出る際に敬礼する。

            ドビュゥゥゥゥゥゥン ドビュゥゥゥゥゥゥン ドビュゥゥゥゥゥゥン

プロメテウスの甲板からバルキリー部隊が出撃していった。
地球から遥か遠い暗い宇宙と言う名の海の中を進んでいく、いや海と言っても太陽の光の届かない深海である。
地球に帰れるまでに何人の仲間が死に、何人が地球に無事に帰れるのだろうか・・・・・・・・・兵士たちは不安を抱きながら進む。
どうせ逃げ場はない、だったら全力を持ってやるしかない・・・・・今の兵士たちに出来ることはそれくらいである。

「こちらジャガー小隊、前方にエネミータリホーこれより戦闘を開始します。」

前衛のバルキリー部隊がゼントラーディ軍の戦闘ポッド部隊と交戦を開始する。
桐原の目の前に飛び込んできたのは戦闘の爆発の光である。
既にあの中で殺し合いが始まっているのである。

                シュババババババババババーン ズドドドドドドドドド

ロイ「全機に告ぐこれより戦闘空域に突入するぞ、ムザムザ落とされるような真似はするんじゃないぞ!!!マクロスの周辺に近づいている敵機を蹴散らしてやれ!!」

ロイ・フォッカーの号令で桐原を含む編隊は戦闘宙域に突入する。

桐原中尉「予想はしていたが・・・・・・激しい戦闘だ。」

ドックファイトは桐原の編隊が突入した時には激しさを増していた。
味方が敵の攻撃に火達磨になり、敵の兵器が銃弾の直撃を受け機体の面影を残さないで爆発などを頻繁に起こっていた。
敵部隊は前衛と主力部隊を突破しマクロスと直掩部隊との戦闘が開始される。

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ」

桐原中尉「ジョナサンどうしたジョナサン!?応答しろ!」

桐原の後方に位置していた僚機ジョナサンとの通信とレーダーの反応が同時に消えた。
背後から空戦ポッドジナールが襲撃してきた。
ジョナサンの通信とレーダーの反応が消えたのはこいつのせいだと・・・・・・
桐原は反転しジナールを攻撃する。

攻撃は見事命中しジナールは撃墜する、残りは2機である。
桐原は僚機と共に背後に回る。

桐原中尉「カイン、そっきの機を任す。」

「了解。」

            ズドドドドドド ズゴー
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ」

カインは突然横からの攻撃であっけなく戦死する。
突然横から攻撃したのはゼントラーディ軍指揮官用兵器グラージである。
そして周り今度は桐原を襲ってきた。

「マイクローンめ死にやがれ!!」

グラージは桐原に猛攻をしかける。
桐原は銃弾が当たるすれすれまで回避する。
この腕はエース級である。

桐原中尉「俺はここで死ぬわけにはいかないんだよ!!!!」

                  ガコン
「ぐぉぉぉぉぉ」

桐原中尉「てぇぇやぁぁぁぁぁ!!」

桐原はバトロイドに変形しグラージを蹴り上げる。
怯んだ所にガンポッドをコックピットらしきところに密着させる。

桐原中尉「落ちろ!」

グラージに密接していたガンポッドのトリガーを引いた。
弾はガラスを撃ち砕き中に乗っていたゼントラーディ兵の頭を砕く。
そして再び蹴り上げるとトドメの銃弾を喰らわす。
桐原が得た戦果は2である。

ロイ「喰らえ!」

ロイ・フォッカ-も部隊を率いて善戦していた。
次々の部下の反応が消えていく・・・・・・

ロイ「くっそう。地上とちがってなんてすばしこいんだ! こいつはちょっと、手ごわいぜ、うっと。」

ロイ・フォッカーは機を左旋回する。
流石のフォッカーも慣れない宇宙戦にはきつい。

「先行艦、有効射程圏内突入。」

エキセドル「おかしいですな、主砲を撃ってこないとは。」

ブリタイ「マイクローンめ、いったいどういうつもりだ。」

エキセドル「もう少し痛めつけて、反応を見てはいかがかと…。」

ブリタイ「うむ、それもよかろう。先行艦に発砲許可を。敵艦を撃破せぬていどに痛めつけろ。」

ブリタイはガサードの前衛艦隊にマクロスに対し艦砲射撃の命令を下す。

「ブリタイ司令より指令、発砲を許可敵艦を撃沈させないように傷めつけろです!」

ガサード「そうか期待通りに働くぞ、一斉砲撃開始撃て!」

ガサードの号令の元スヴァール・サランはマクロスに向けて砲撃する。
マクロスは今の砲撃でかなりのダメージを受けてしまった。

「中尉マクロスが・・・・・・・・」

桐原中尉「一度でここまでとは、次にダメージを負ったらマクロスの乗員7万人は死ぬぞ・・・・・・」

発言の直後第2時の砲撃がマクロスに命中する。
だがマクロスはかすり傷程度であった。

桐原中尉「敵の様子がおかしい、なぜ直ぐに沈めない?」

「さぁ自分に言われましても分かりません。」

桐原中尉「まさか連中はマクロスを拿捕する気じゃ?」

「そんな馬鹿な・・・・それはないだろ。」

桐原の予感は仲間から否定されるが奇しくもあっていた。
ブリタイ達はマクロスを戦闘不能にし拿捕しようと考えていた。
ゼントラーディ軍からしてみればマクロスには軍事的に重要な価値の宝庫だった。

その時だった。

早瀬未沙「全バルキリー隊に告ぐ、これよりトランスフォーメーションを開始します。
主砲射線軸に入らないようにしてください。」

マクロスの管制官である早瀬未沙がバルキリー全機に呼び掛けていた。
だが多くのバルキリーパイロットはトランスフォーメーションと聞いて頭の中に「?」が浮かんできた。
すると第2艦橋から通信が入ってきた。

エマ「ガンサイト2のエマ・グレンジャーです。私が早瀬中尉に代わって説明します、トランスフォーメーションとはマクロスの主砲のエネルギーを確保するために強引に変形させます。市街地への被害は出ますが、これもこの戦況を乗り切るための苦渋の決断です。」

ガンサイト2のオペレーター.エマ・グレンジャーが早瀬未沙をフォローするかのようにトランスフォーメーションについて説明する。
聞きとりやすく落ち着いているエマ・グレンジャーの説明は全パイロット達に納得させた。

早瀬未沙「エマの言う通りです、射線軸に注意しつつマクロスの変形完了まで護衛をしてください。」

ロイ「全機に告ぐ聞いての通りだ、マクロスのトランスフォーメーションを成功させるため防衛任務を開始する。なんとしても作戦を成功させようぜ!!」

未沙とロイの呼びかけでマクロストランスフォーメーション変形防衛任務が開始させた。
その光景を前衛艦隊でマクロス攻撃指揮官ガサ-ドは違和感を覚える。

ガサード「連中の様子がおかしいな?」

「何か我々に対して反撃する事を思いついたのでしょう。」

ガサード「マイクローンめ、第2攻撃部隊を発艦させろ!邪魔なマイクローンの艦載機を殲滅する。」

「サ.エスケスタ」

ガサードは第2次攻撃部隊を発艦させた。
ガサードの艦だけではなく随伴していた僚艦からも出撃している。
その数は140機かなりの大部隊である。
人命を考えない人海戦術である。

桐原中尉「連中め気色悪いほどの数を出しやがって!!」

桐原は圧倒的に数に勝るゼントラーディ軍に苛立ちを感じた。
マクロスがトランスフォーメーションが完了するまでにこいつらと戦わなければならない。
一体何機撃墜すればこの大群を追い払う事ができるのか?
このまま戦闘が続けば、いくらなんでも耐える事は難しい。

滝田中尉「遅いぞ!」

SVF-13ブランジャーズの臨時指揮官になった滝田が一歩間違えたら死ぬ可能性のある危険な方法でゼントラーディ軍の相手をする。
複数の敵を挑発し自分を追撃させる、敵がミサイルが一斉発射したとたん変形しミサイルをガンポッドで迎撃する。
ゼントラーディ軍のパイロット達は滝田を撃墜したと思っていたが・・・・・・・・・・・

                  シュババババババババババーン 

爆風の中からミサイルが突っ込んできた。
既に密集で迫って来たゼントラーディ軍の兵士達の周りには回避するスペースと回避する時間はなく、一気に火薬庫に火をつけたかのように爆発する。
その爆風に紛れほかのゼントラーディ軍のバトルポッド部隊の編隊を次々にやる。

ロイ「流石は滝田だ、戦場のギャンブラーの名が相応しいぜ。」

ロイは滝田の活躍と見て滝田の異名を戦場のギャンブラーと命名する。
統合戦争から戦い続けている滝田であったが、自分の趣味であったギャンブルの能力をこの圧倒的物量に勝るゼントラーディ軍に発揮する。
ほかの兵士達も滝田の今の働きには驚かされた。

次に活躍したのはジョニー・ギルバートである、コールサインはスカル7。
南アタリア島での戦闘が初陣となったバルキリー乗りである。
こいつも中々の腕前だ、後輩に負けるわけにはいかん。
桐原は自分も華々しい戦果をあげるしかない、と一つの編隊を見つけた。
そいつらを血祭りにあげてやる。
ぐっと操縦桿を引いて編隊の上空に回り込む。

桐原中尉「俺だって!!」

まるで零戦が対空砲火を放つ爆撃機の迎撃を掻い潜るかのように銃撃を加える。
ケルカリアと呼ばれる兵器は編隊飛行を続けていたが桐原の銃撃で撃墜され混乱が生じた。
編隊に入りこむとバトロイドに変形しケルカリアに掴みかかる。

「マイクローンはこのような戦術を取るのか?」

ケルカリアは桐原を振り落とそうとするがしつこく掴まれており中々落ちない。
しっかりと猛スピードの中しっかりと捕まる。

桐原中尉「今だ!」

当然ケルカリアから手を離す。
その直後にやってきたのは・・・・・・・・・

             ドボォォォォォン

敵の対空攻撃であった、ケルカリアは対空砲火のレーザー砲にのみ込まれ消滅する。
桐原は敵の対空の位置を読み相手を誘導していたのである。
残り1機のケルカリアはミサイル一発放ち撃墜する。

桐原中尉「これで後輩達に馬鹿にされないだけの戦果をあげたな。あれは・・・・・・・」

マクロスがトランスフォーメーションを開始する。
どんどんマクロスが戦艦ではなくまるでロボットかのような感じに変化しつつあった。

ガサード「マイクローンの戦艦に動きだと!?」

「ハッ。」

ガサード「だが動きあれば逆に好機だ!マイクローンの艦を砲撃しろ!今が攻めどきだ!」

「しかし、ブリタイ司令は撃沈するなと・・・・・」

ガサード「構わん撃て!言い訳は後でどうにでもなる。」

ガサードの独断専行でマクロスに対し砲撃の準備をする。
今の攻撃を加えるとマクロスは完全に撃沈する。
そうなれば桐原達は帰る場所を失いそれぞれ戦死する事になる。
その時・・・・・・・・・・・・

             ドビュゥゥゥゥゥゥン

桐原中尉「あれは?」

ロイ「あれか?切り札だとよ。」

桐原中尉「切り札!」

突然目の前に6機の可変戦闘機VF-1とは違う機種が目の前を通り過ぎる。
ロイ曰く切り札である。

「全艦攻撃準備完了しました。」

ガサード「撃て!!」

 ボゴォォォォォォォォン ボゴォォォォォォン

ガサード「うぉ!?何があった?」

「主砲に攻撃、主砲が撃てません。」

ガサード「予備の主砲に切り替えろ!急げ!今の奴らを撃ち落とせ!」

              ドビュゥゥゥゥゥゥン

今の攻撃を加えたのはVA-3インベーダーである。
グローバル艦長が密かに出撃させた強襲攻撃部隊である。
マクロスがトランスフォーメーションの最中に隙をついて攻撃されないように主砲にダメージを与える任務を帯びて出撃したのである。

ガサード艦隊が予備の主砲に切り替えた隙にマクロスはトランスフォーメーションを果たす。
その異様は超時空要塞と言うべき姿をしている。

桐原中尉「すげぇな。」

この光景に思わず桐原は凄いと言ってしまう。
そう思っているのは他のバルキリー乗りも同様である。

ガサード「マイクローンめ戦艦を変形させただと・・・くっなんとしても鎮めろ!奴に主砲撃たせるな!残りの部隊を出せ!」

ガサードのスヴァール・サラン級などの艦隊からジナール戦闘ポッド・リガード全機が出撃する。
その数は50機である。

グローバル「かまわん。主砲発射!」

グローバル艦長は艦載機群に気にせず主砲を発射する。
主砲の光はそのまま直進し艦載機群を消滅させていく。
その先には敵の艦隊である。

ガサード「回避しろ回避!」

「駄目です間に合いません。高エネルギー体来ます!」

ガサード「なんだと!?おわああ…!!」

マクロスの主砲はガサードを含む前衛艦隊を撃破する。
主任務部隊である前衛部隊を失ったゼントラーディ軍艦隊は退却した。
こうしてマクロスに対する危機は脱したのである。
だが退けた半面失った犠牲者の数は多い、マクロスが無事に地球に帰還できるのか・・・・・
それはまだ判断をつけるのは難しい。

ただ進むしかない、マクロスの長い長い地球への帰還はまだ始まったばっかりなのだから。
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第89話 因縁の再会

2017-01-11 21:37:02 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                      【発電室】
「こちらHQから発電室、なぜ定時連絡を寄こさない?大至急定時連絡を寄こせ!!何を・・・・・・・・・・・・・・・」

          ズドガァァァァァァン

発電室が爆発した。
仕掛けられていた爆弾が爆発したのである。
これによりハンガーがすべてダウンしデストロイドやバトルロイドの出撃が不能になった。
電源も切れ廊下が真っ黒になった。

ライト「後は脱出ルートを目指すのみ、外にある逃走車両を確保すれば・・・・・・・・・」

ライトは逃走車両を残している地下駐車場に向かう。
そこで脱出し目的地に向かえばライトの勝ちになる。
これで任務終了、クライアントの依頼を長い日を経て達成する事が可能である。
だがそう簡単にうまくいかない。

           ダダダダダダダダダダダダ
ライト「ぐっ、暗闇の中で俺の腕をかすらせる腕はいい・・・・・・・誰だ!!」

オルガ「ライト・ケネディいやシュムエル・アスケナーゼ!!!」

オルガである。
怒りを込めた睨み顔をしながらアサルト・ライフルを構えていた。
オルガの目はライトに向けて憎悪に燃えていた。

ライト「俺の事を知っているようだな。」

オルガ「知っている?当然じゃないあんたは私の父を裏切って殺した!!自分の快楽のために!!」

____________________________________________

            【2008年ロシア.ウラジオストク】

第1次星間大戦開戦直前の統合戦争末期。
ウラジオストクは地球統合政府側についていた。
まだ幼き日のオルガは妹ユリアと母ナスターシャと共にアルファ部隊に所属していた父カリーニンを待っていた。

だが突然、一家3人に絶望のどん底に落とされる。

「カリーニン・ブラギナ少佐の奥様でありますでしょうか?」

ナスターシャ「はいそうですが・・・・・・・・」

「カリーニン・ブラギナ少佐はシュムエル・アスケナーゼ大尉の造反による影響で戦死しました。」

突然来たのはオルガとユリアの父であるカリーニンがシュムエル・アスケナーゼの造反による影響で戦死した。
戦場では直接カリーニンを殺害し、すぐさま逃亡したと言う。
二人の母ナスターシャは嘆き悲しんだ。
幼い妹ユリアはなぜ母親が悲しんでいるのか理解できなかった。

だがある程度成長していたオルガは父が殺されたのあシュムエル・アスケナーゼと言う男に殺された事を覚えた。

その後は父の死にめげずに頑張ろうと家族3人は決めたが、悲劇はさらに1年後に訪れる。

第1次星間大戦の末期、マクロスの情報を集めていくうちに地球人を危険視した500万隻を誇るボドルザー基幹艦隊が襲来した。
地球統合軍は必死の防戦をしたが、一斉砲撃で地球の大部分の人口事消えた。

当然オルガやユリアの住むウラジオストクも例外ではなかった。
二人は先に地下シェルターに入れられていたが、母が忘れ物をしたため二人を軍人に預け家に戻った。
その時に砲撃が始まり、母は砲撃の波にのまれ消滅し死んだ。

オルガとユリアは戦災孤児になった。
二人は軍の諜報部に引き取られ工作員として育てられた。
そして二人は自分の本名が死んだ事になっており、工作員の表向きとして偽名で軍に勤務していた。
オルガは普通に工作員をして普通に一般部隊に勤務していればいいと思ったが・・・・・・・

オルガ「嘘でしょ、あの男が生きて・・・・・・・・・」

オルガは地球のペキン基地で勤務している時に偶然、反統合系ゲリラ組織の犯罪人として父を殺したシュムエル・アスケナーゼが生きている事を知った。
その事実を知った彼女はある感情を持ち始めた。

シュムエルを殺してやりたい

彼女は妹を巻き込ませまいと既に彼の動向を監視するようになった。
そして惑星エデンに潜入している情報を聞き出し、バトルロイド開発チームE4試験隊に所属したのである。
そして彼女は殺せるチャンスが今来たのである。

____________________________________________

ライト「カリーニンの小娘か、生きているとは以外であるが・・・・・もっと以外だったのは父と同じく工作員とはな。血も争えんと言うわけか?」

オルガ「黙れ!あんたのせいで父は死んだんだここで地獄へ叩き落としてやる!!」

ライト「威勢のいい小娘だ!だが、女風情で何ができるのか?あん?」

オルガはライトに女として自分個人としての二つを侮辱させる。
ここで蹴りをつけようかと思ったが・・・・・・・・

ライト「遊びたい所だが、電源を破壊した身だぁ・・・・・・・・・・ここはお預けだな。」

               カチッ ポンッ

オルガ「手榴弾・・・・・・・・・くっ。」

ライトは手榴弾らしき物を投げ込む。
オルガは当然のように身を伏せる。
だがこれは手榴弾ではなかった・・・・・・・・・・・

              ピカッーン

ライトが投げたのはスタングレネードであった。
強烈な光で目をくらませ、オルガの耳の音を聞きとる能力を奪う。
オルガは数分して起き上がった時にはライトはいなかった。

オルガ「くそシュムエル・アスケナーゼめ!!」

オルガはシュムエル・アスケナーゼの名を大きく悔しそうに叫んだ。
彼女の憎悪は彼女の美貌に似合わず消える事のないような黒くすさんだ叫びであった。
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第88話 血塗られた銃撃戦

2017-01-11 13:31:00 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                             【キャピタル陸軍基地】
                    ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

「なんだこの警報は?」
「寝ている場合じゃないぞ!起きろ!起きろ!」
「着替えたら武器庫へ行くぞ、装備を持つんだ!」

藤原少尉の懸命な走って警報機のスイッチを押した事によりライト・ケネディの司令官殺害を未然に防ぐことに成功した。
兵舎で眠っていた兵士たちは一斉に起き出され、制服に着替え護身用の拳銃を持ち出し部屋から出ていく。
武器庫前では資材課の兵士がアサルトライフルや防弾チョッキなどの装備を各職員に渡して、ライトといつ遭遇してもいいように臨戦態勢を取った。

ラウラ「なんだこの警報は?」

ミリア「まさか........ラース少尉.......」

ラウラ「ライト・ケネディが動きだした・・・・・・・・」

当然部屋で寝ていたラウラとミリアも起きる。
既に部屋を見てみるとオルガは既に起きておりヘルメットと防弾チョッキ、そしてM4カービンを装備していた。
オルガは司令の到着でこうなることは既に想定済みであり、寝ないでずっと装備していたという。
ーさすが工作員
ミリアは既に準備が出来ているオルガに関心する。

ラウラ「中尉殿・・・・・その格好は・・・・・・・・・・・」

オルガ「準備だよ、やはり来たけど以外に早かったわね。」

ラウラ「中尉何を言っているんですか・・・・・・・・早かったって・・・・・・」

オルガ「これも私の本来の任務なんだよね・・・・・・・・ねラウラ・ベルタリア准尉?」

ラウラ「なんで中尉殿が、ていうか・・・・・なぜ・・・・私を見てラウラ・ベルタリアって分かるんですか?それに本来の任務って・・・・・・・・・・・・」

ラウラはオルガの準備の早さは不自然と感じていた。
一般の技術士官であるのに歩兵の装備を既に着ている事である。
それに答える時、自分の偽名ではなく本名を応えた。
なぜ分かる・・・・・・・一体何者か・・・・・・・・・
それに本来の任務とは・・・・・・・・・・・・・・

オルガ「なぜかしらね・・・・・・・・でもいずれ分かることだわ。」

ラウラ「まさかあなたは・・・・・・・・チェルノボグ・・・・・・」

一連の話の内容を聞いて目の前にいる赤い髪の女性士官はザースロン機関のチェルノボグ・・・・・・
間違いないこのアクロワ中尉こそチェルノボグ本人だ。
そんな事を思っているとミリアが次の段階を進める。

ミリア「もう分かっているようだけど、これは言わなくてもいいかな?」

                                コクッ

ラウラ「分かってます、.....本来の任務へ.......」

                                 ダッ

ラウラは今起きている事は自分たちが本来やるべき任務だと認識し、ミリアからの説明の部分をパスした。
その時であった・・・・・・・

「非常事態発令!非常事態発令! エリア9に敵反応、全基地警備隊は速やかに急行せよ!!」

オルガ「ついに動いたわね、さて私も動きますか。エージェントとしての、役割そしてカリーニン・ブラギナの娘としての責務として........」

エリア9(資材庫・通信室付近)でライト・ケネディが確認された。
近くを警備している警備兵達は急行する。
オルガはその報を聞くと自ら動き出した。

ラウラ「待って何処へ行くの!?」

オルガ「私とは別行動よ、じゃっ。」

ラウラ「待・・・・・・・・」

オルガは直ぐに消えて行った。
ラウラが追いかける暇もなく・・・・・・・・

ミリア「行くわよラウラ、遅れないで。」

ラウラ「うん・・・・・・」

ラウラとミリアは装備を受け取るため武器庫に向かう。
その頃。

「工作員の痕跡を確認、警戒せよ!」
「ブラボーチーム、ガンマチーム入口を包囲しろ!確保!」
「いや待て・・・・奴はいない突破された。」
「くそこんなにいるんだぞ奴は何処に・・・・・・・」

警備部隊がライトを包囲するためにフォーメーションを取るが簡単に突破された。
既にライトはこのエリアにいない。
警備兵達は必死になって探すが、見つかるわけがない。
奴の脱出ための手段は・・・・・・・・・・

                                 【通信室】
               ズドーン ズドーン

「きゃぁあぁ」

                  バタン

ライトは既に通信室に潜入し他の基地に連絡を取ろうとした通信兵を殺す。
生き残ったのは女性兵士であるが、腕を抱えて血を止めようとする。
怖くて動けない。

ライト「ふっ。」

               ズドーン ズドーン

ライトの銃撃によって通信機器が破壊される。
外部への通信手段である通信室が破壊されたばかりか、司令部から外部へ繋げるチャンネルも壊されてしまった。

「いたぞ!ケネディ大尉、観念して投降しろ!さもなくば.....撃つ!!」

         ドダダダダダダダダダダダダダダダダダ
          カキーン カキーン カキーン カキーン

警備兵はそう言いつつも容赦なく銃撃する。
女性兵士の顔に当たるすれすれであり、女性兵士は恐怖のあまり失禁し倒れた。
当然ライトは回避する。

ライト「正確はいいが、まだまだまだ!」

                     ドン ドン ドン ドン

「が........」

                           ガク ズルッ ドターン

ライトは持っていた拳銃で兵士一名の額に銃弾を撃ち込む。
撃ちこまれた兵士はガクッと膝を落とし正面に倒れた。

「軍曹ぉぉぉぉぉぉぉぉ、おのれぇぇぇぇぇぇぇ!」

ライト「ウザいんだよ!死ね!」

                       ドン

「!!」

                      バタン

仲間を殺され感情的になった警備兵に銃を発砲させる隙を与えず拳銃のトリガーを引き額に撃ち込む。
警備兵は先ほどのと同じように即死しバタンと倒れこの世との別れを告げた。
銃声を聞いた他の警備兵がこの場に駆けつける軍靴の足音が聞こえる。

ライト「しつこいハエだらけだな、くそ脱出し連絡を取るしかないな。」

                    ダッタッタ ダッタッタ

ライトは危険を察したのか速やかにこの場から離れる。
先ほどの足を撃たれた女性兵士はこの後、通信室に訪れた警備兵に無事に救出される。
後にSNN通信社の取材に対しこの時の事を彼女は人生最大の命の危機で最悪な日と答えた。
それほどまでに戦場の硝煙と血の臭いが混ざった恐怖の臭いを彼女が永遠に忘れさせないように染み込ませてしまったのである。

                                    【資材庫】
ライトは途中で時限爆弾を隠した資材庫に立ち寄る。
金庫を回し時限爆弾GD-Γを取り出す。
後はこのまま電源室に仕掛けて爆発させ基地全体の機能を停止させる。
そうすればハンガーも開かなければ車両やデストロイド・バトルロイドの追撃はない。
まぁヘリの追撃はあるがそれは我慢すればいい。
ライトはそのまま資材庫を後にするが・・・・・・・・・・

長田軍曹「うぉぉぉぉぉぉぉぉ。」

ライトは基地警備兵の長田軍曹に背後から迫り首を絞める。
ライトは流石に背後からの強襲には驚いたが、直ぐにニヤッと笑う。
次の瞬間。

長田軍曹「何!?」

ライト「ウザいんだよ!!」

                                ゴブ

長田軍曹「ガハッ」

結局ライトの格闘術に負け気絶させられ、階段から落とされる。
骨折はしたが致命傷は負ってはいない。

「・・・・銃剣装着、通すかよ。裏切り者め・・・・・」

タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ

「今だ!」

銃剣を装着したライフル銃を手に持った兵士が、ライトを襲う。
これで勝てたと思ったが・・・・・・・・
ライトは、近くにあったシャベルで銃剣を支えていた。
警備兵はライトがシャベルで反撃する光景を見てある出身と確信する。
それは・・・・・・・・・

「こいつスペツナズ出身者か!」

スペツナズ・・・・・・ロシアの特殊部隊である。
1950年にソ連で生まれ統合戦争まで存在していたロシアの精鋭。
スペツナズはシャベルの使い手としても知られている。

ライト「頭の切れる兵士がいるようだな、だが格闘だけで気を取られたら負けだぜ!」

「何!?」

             >カチャ カチャ カチャ ヒューン

一瞬シャベルの抵抗が緩くなった。

「緩くなった........今がチャン・・・」

                    ダシン ガン
「がっ・・・・・・・・・・・・」

実際はライトが兵士を一気に制圧し殺害させるために油断を誘った罠であった。
ライトは兵士の首を足で踏む。
身動きできなくなった兵士を抵抗させないようにしつつ、片手で銃を額に密着させた。

ライト「さてさっき拾った時限爆弾で電源室を爆発させるか・・・・。」

                      パン

ライトは無慈悲に兵士の脳天に向けて発砲する。
弾は回避できないため直撃を受け、 兵士は頭から血を流し息絶える。
片手を血で汚したライトはその血を自分の口に近づかせて舐める。
まるで吸血鬼かのように。
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うますぎWAVE

2017-01-10 23:05:06 | 日記
今日はゲストで相沢舞さんの後輩大空直美が来てくれました。
なんと何時もより長い1時間で放送されたよ^_^

っでいつも通り新人ロボットモイモイのストーリーが展開されました。
学校疲れでうますぎWAVEはオアシス
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本日はうますぎWAVE

2017-01-10 12:55:47 | 日記
昨日、Gブログが障害が発生したので昨日書くはずが今日書くことになりました。
皆様提示連絡を書かなくてすいません。

では行きます。
今日はうますぎWAVEの放送日です、今日皆見てください。


後、声優の大塚明夫さんが結婚されました。
おめでとうございます。


以上です。
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第87話 警報

2017-01-09 23:37:03 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
【キャピタル基地 業務用ヘリポート】
バッファル「アマンズ司令はまだ仕事が終わらないのか?」

「はい、もうそろそろだと思いますが・・・・・・」

              ガタン ガタン

バッファル「あっ来た。」

機内である程度の仕事をしそれが終わった基地司令アマンズ司令。
そして女性の秘書を伴ない機から出てくる。

アマンズ「ただいま帰ってきたぞ。」

バッファル「お疲れ様です、司令。」

アマンズ「うむ、御苦労。」

基地の副司令官バッファルが出迎える。
彼がここの基地の業務を代役として働いていた。
アマンズはバッファルに代役としての役割を果たした事に感謝する。

バッファル「でどうでした?メガロード14にMBB-09バトルロイドの導入は?」

アマンズ「あぁ、船団長との話がまとまった。メガロード14船内の、船内防衛用としての運用で20機を納入するそうだ。」

バッファル「それは凄いですな。」

MBB-09バトルロイド・カタナは超長距離移民船団マクロス14に配備される事が決定した。
この功績によりアマンズは惑星エデン防衛軍中央司令部に配属され、バッファルが基地司令官になる事が決定された。
アマンズはそれを聞いて喜びのあまり有頂天になっていた。

アマンズ「時代はバルキリーに移りつつあり、宇宙軍の連中の権力発言権は拡大しているが陸軍もこれからも強くならなきゃいけない。」

バッファル「まったく同意見です。」

このバトルロイド・カタナは勢力づくりで一番勢いに乗っている宇宙軍に対しての抵抗意識があった。
第1次星間大戦以降、可変戦闘機の有効性が確認され宇宙移民計画もあり宇宙軍の戦力が大幅に進めた。
バトルロイドと言うのはまだまだ陸軍の力が健在だと言う事を知らしめる目的もあった。

「うんケネディ大尉?」

話している最中、ライト・ケネディ大尉が立っている。
1名の警備兵がライト・ケネディに気がつく。

「大尉殿、なんのようだ?今は就寝中のはずではないのか?さっさと兵舎に戻っておけ!」

ライト「ニッ」

                  ニタァ

ライトは突然ニヤケ出す。

「相変わらず不気味な笑顔だな、とっとと兵舎へ・・・・・待てその血はなんだ!答えろ!」

警備兵はライトの軍服に返り血がついているのに気がつく。
それを問いただそうとするが・・・・・・・・・・

                  パシュ

「えっ・・・・・」

兵士は恐る恐る、違和感のする所を確認したら手に血が物凄い量ほど出血する。
刺された位置は致命傷になる部分であった・・・・・・

「これは.....血......だ.........と...........大尉........なぜ.............」

               パシュ バタン

アマンズ「!!」

警備兵が一名倒れた。
この場が戦場になる事になると一同は感じた。

「貴様!今何をしたんだ!軍法会議を覚悟した上でやったのか!答えろ!答えなければ..........」

            パシュ プシュゥゥゥゥ バタン

警備兵がライトに問いただすが一瞬で殺害される。
まるで姿が見えない程に・・・・・・

ライト「馬鹿め、話している暇があったら撃てよ。素人が.................」

バッファル「な.何をしている、撃て撃て!」

   ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

警備兵達はライトに向けて発砲する。
バッファルも拳銃で攻撃する。

ライト「遅い!」

     ガッガッガッガッガッ ガッガッガッガッガッ

「ぐぁ。」 「ぶがぎゃあ。」 「がぁぁぁぁぁぁ。」「ぐぎゃぁぁぁ」

銃撃の雨を下から周り込み、警備兵の足元に近寄る。
警備兵はライトに攻撃しようとした所一瞬で撃ち殺される。
一瞬で隙を見せない無駄のない動きである。

バッファル「死ね反逆者共め!」

バッファルはライトに抵抗をするが・・・・・・・

               パーン

バッファル「むがぁぁぁぁ、反逆者ども......がぁぁぁぁ.....」

               バタン

ライトの動きに追いつけずに殺害される。
アマンズと女性秘書は怯える。
秘書は司令部と通信を行おうとするが・・・・・・・

ライト「こいつで終わりだ・・・・・」

              ガッ パリーン

輸送機のパイロットの頭を拳銃で撃ち抜く。
秘書は通信を行えずに固まる。
これによりアマンズ司令と秘書以外の兵士や副司令はライトの銃弾によって、肉塊と化した。
アマンズは顔を青ざめ、命乞いをする。

アマンズ「助けてくれ、何が望みなんだ?地位かそれとも金なのか?」

ライト「いやぁ、世界に混乱です。司令官閣下。」

                  カチン ダン
「いやっ」

ライトは女性秘書の足を撃ち抜く。
女性秘書は必死に撃たれた足を必死に抑え止血する。

                  カチン

アマンズ「ま.待ってくれ、待ってくれ......」

次はアマンズである、ライトはアマンズの頭に拳銃を構える。
アマンズは恐怖で言葉が出なかった。

★AH-68アパッチⅡ コクピット
藤原弘「むふふん、やっぱミンメイちゃんの曲は最高だなぁ。」

護衛のヘリパイロット、藤原弘少尉はコックピットでのんびりリン・ミンメイの歌を聴いていた。
防音性の高いガラスで聴いていたため、外の状況が分かっていない。

                  カチャ
私の彼はパイロットがすべて聴き終える。
すると藤原少尉は・・・・・・・・

藤原弘「それにしても、暇だ次の護衛までにこの狭いコクピットで待機か。ミンメイちゃんの曲を何曲聞こうが、休まれんな。さぁて、グラビア雑誌を買いにPXまで行くとするか........」

               カシャーン

エッチな本を買おうとPXに向かおうとヘリのコックピットのキャノピーを開ける。
ついでだからコックピットで肉まんを食べようと藤原少尉は思っていた。
だがキャノピーを開けた直後、肉まんが食べたいと思えないような気分に直面する。

藤原弘「うっ血くせぇ、何が起きているんだ?これは肉まんを食える気にはならねぇな、こいつはぁただ事じゃないな。確認してくっか・・・・・・」

               スタスタスタ

藤原弘「!!こいつは.........」

藤原少尉は目の前の光景が現実だと思えないような光景が広がっていた。
むしろ見ている光景は一瞬地獄かと思ったほどである。
目の前には多くの兵士やバッファル副司令が倒れている。
うえっと藤原少尉は思うが、少し周りを見ると・・

ライト「さて、司令官閣下。死の恐怖を楽しみながら、1分のうちに遺言を考えてください。出来るだけ早くな、死の恐怖で考えついた遺言状はとっても楽しみですから..........そこの女もだ・・・・司令の後はじっくり殺してやる。」

アマンズ「さ.サイコパスめ......末代まで呪ってやる。」

藤原弘「基地司令があぶねぇな、近くに非常ボタンは..........あったぞ!間に合うのか...............」

ライトがアマンズ司令を殺そうとしている所であった。
藤原少尉はアマンズ司令が殺される前に非常ボタンを押すべく、基地の端へ向けて走りだす。
当然ライトに見つからないように。

ライト「残り30秒。」

ライトが与えた時間は残り30秒。
藤原が警報機に届かずスイッチを押せなければアマンズ司令の命は消えている。

藤原弘「間に合え!間に合ってくれ!」

結構距離がある。
どれだけ走ったか忘れただが、藤原少尉が求めているのは辿り着くかだ・・・・・
30秒と言う時間と言うの事は知らない。

ライト「残り5.4.3...........」

藤原弘「あと少し.....我が神よ奇跡を.............」

ライト「2........」

藤原弘「これでも、くらぇぇぇぇ」

藤原は警報機のスイッチをガラスごと叩き割りながら押す。
藤原の手は叩き割った時にガラスが刺さり血が出ている。

ライト「1.ゼロ、さて遺言を・・・・」

                カシャーン
             ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

『非常事態発令!非常事態発令! 基地内で異常発生、全基地警備隊及び全基地職員は速やかに配置せよ!』

「非常事態警報だと!侵入者だ!発見次第射殺しろ!」
「総員戦闘配備!警備隊じゃない職員も武器をとれ!」

藤原少尉が警報機を割った影響で警報がなる。
各地に配置されている照明が光り、警備兵を初め基地の職員が武器庫から武器を取り始める。

ライト「馬鹿な!くそ、もういい・・・・・・こんな老いぼれは構ってられるか!」

                     ダッ

アマンズ「ひぃぃぃぃぃ。」

ライトはアマンズを撃たずに逃亡し、姿をくらます。
難を逃れた司令官と秘書は一目散に輸送機の裏へ逃げ込む。
その姿を見た藤原少尉が司令を保護する。

藤原弘「間に合ったぜ、基地司令 輸送機に避難してくれ!」

アマンズ「あぁぁぁぁ。」

アマンズ司令の命は救われたがOSは盗まれた。
ラウラとミリアそしてオルガはライトの手からOSを奪い返す事はできるのか?
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第86話 作戦行動指令D-19号

2017-01-09 13:19:16 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
キャピタル基地の司令官がキャピタル基地に帰還した。
それは新たなる嵐の幕開けの予感だと伝える。
弾倉とナイフを懐にしまう。

ライト「さてそろそろ動くとするか・・・・・・・・・OSは既に手に入っているし、後は・・・・司令官の暗殺だな・・・・ふふふふ・・・・」

ラウラとミリアそしてザースロンのオルガのターゲットであるライト・ケネディは行動を実行をする。
そんな彼にある命令が届く。

   作戦行動指令D-19号

これはライト・ケネディのクライアントからの作戦実行命令である。
ライトはこのクライアントの命令で基地司令殺害後、OSを持って基地から離脱すると言う作戦に従うために準備を開始する。
結構日は今日、今すぐにでも結構の準備をする。

今は夜中だ、起きている人間は歩哨程度だ。
今ならば殺害が可能である。

ライトは自分の自室から出た。
すべてはクライアントの命令に従うために・・・・・・・そして自分の望みどおりに・・・・・

「くっ~眠いな、歩哨は大変だな。夜間での歩哨の仕事にするんじゃなかったぜ。」

歩哨が立っている。
キャピタル基地には基地の各所に歩哨が配備されている。
いつなんどき敵の侵入があるか分からない。
歩哨はいつでも射殺できるようにアサルトライフルを装備している。
躊躇はしない、即座に敵もしくは侵入者を撃てと・・・・・・・・

「眠い栄養ドリンクだけじゃ眠気は覚めない、早く交代時間にならないかな~こんな任務嫌だぜ。」

そんな歩哨はやる気もなく寝むそうである。
夜間の警備活動と言うのは多くの将兵からあんまりいい仕事ではないので好評ではない。
この兵士は一刻でも早く仕事が終わるのを心待ちにしていた。
その所を・・・・・・・・

                グサッ

「ぐっ・・・・ぐ・・・・あぁぁ・・・・・・・・な.なにを・・・・・・・・・」

歩哨は後ろからライトに首を絞められる。
そして直ぐに制圧できるように片手で首をしめつけ、もう片手でナイフをもって首を刺す。
歩哨は首から血を出して倒れる・・・・・死んだのだ・・・・・・

ライトは返り血がつく前に歩哨を離しており返り血はついていない。
そして暗闇に紛れヘリポートに向かう。

                     【基地給湯室】
ヘリポートの近くにある給湯室。
基地に所属している佐原美咲少尉は夜給湯室でコーヒーを飲んでいた。
だが何か物音が聞こえた。

エミリー「いやぁ・・・・来ないで・・・・・」

                  ブシュ

エミリー「いぎゃぁぁぁ・・・・・・」

                  バタン

ドアの前で血が出る。
そして目の前に女性兵士が目を開け口を開けたまま血を流して倒れる。
事務課のエミリー・パターソンである。
その彼女が血を流し殺された。

佐原美咲「ひっ・・・・・・・」

美咲は恐怖心に駆られ机の下に隠れる。

        ピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタ

ゆっくりと人影が出てくるそれはライト・ケネディである。
給湯室の中を見て様子を確認する。
その気配を感じた美咲は恐怖で言葉が出ない。
もしかしたら自分が殺されるのではないか・・・・・・・・
そんなように感じ、ずっと身を潜める。

ライト「ここにはいないようだな、よしここはもう確認する必要はないな。」

ライトは他の所へ向かう。
美咲は声の主がライトと分かり恐怖した。
ーやはりと思っていたけど、こいつは・・・・・・・
美咲はライトの様子を怪しく思っておりスパイではないかと思っていた。
それが当たってしまった・・・・・・

美咲は声を殺して数分待つ。

ライトはこの辺にいるかもしれないそう思っている。
そして数分潜伏し、机から出る。

佐原美咲「パターソン准尉殿・・・・・・・・」

美咲はエミリー・パターソンの亡きがらを持ち上げる。
手には血がつく、それを見た美咲はエミリーの顔をつけて泣き出す。

その頃ライトは・・・・・・・・

                     【資料室】
ライト「ついでの土産にバトルロイドの開発技術に関するデータを取りださねければ。」

ライトは資料室のコンピューターでバトルロイド・カタナの情報のファイルをコピーしていた。
当然バトルロイドのデータは機密であり、先ほど重要管理室の歩哨を殺害し侵入した鍵パスワードで情報のファイルに侵入する。
そしてファイルに辿り着き挿入データカードにコピーする。

ライト「これでよし後は司令官の殺害するだけだ、そして逃亡だ、目標地点に同士がいる。」

ライトはカードをジャケットに入れ、その場から去る。
既にルートには多くの男女の遺体があり、敵の警戒線はどんどん低下している。
唯一生き残ったのは先ほどの佐原美咲のみである。
当の美咲は放心状態であり通報できる状態ではない、目の前で同僚が殺されているからだ。

ライト「案外新統合軍も警備がザルだな、仕事がしやすくていい。」

どんどんライトは司令官のいるヘリポートへ向かう。
警備の兵士はライトの存在に気づく事なく殺されていく。
殺された兵士は死んだ事が気づく事なく目を開けて死んでいる。
表情はまるで何か見えない何かに殺される一瞬の恐怖に怯えるような顔だ。

一瞬で自分が死んだかも分からないような死と言うのは想像もつかない恐怖だろう・・・・
この遺体はそれを説明している。

そしてライトはヘリポートへ向かった。
攻撃目標である基地司令官を狙って・・・・・・・・・
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ザースロン機関工作員 オルガ・ブラギナ Ольга・Брагина

2017-01-08 20:50:01 | 地球人系図鑑
オルガ・ブラギナ
【所属】
新統合軍ザースロン機関・工作員(本業)
新統合軍E4試験隊(表向き)
【性別】女性
【年齢】20歳
【階級】少尉
【コードネーム】
チェルノボグ(ロシア語 死神)
【解説】
ザースロン機関に所属する赤毛のボブカットの女性。
今は亡き父親はKGBのアルファ部隊などに所属しソ連崩壊後そのままアルファ部隊に勤務していたカリーニン・ブラギナ。
母と妹がおり、母は第1次星間大戦で失い生き残った妹と共に孤児になり新統合軍に引き取られザースロン機関の工作員になる。
まだ新人ではあるがかなり有能な工作員である。
好物はバナナケチャップであり、使用言語は英語とロシア語である。

【余談】

メタルギアソリッドポータブルオプスで敵兵士として出てきたソ連女性士官のボブカットの女性を容姿イメージとしている。
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ジーナス一門の日常 ミリア・ファリーナ・ジーナス日記

2017-01-08 20:22:11 | マクロスキャラクターブログ
市民の皆さま、市長のミリアです。
最近シティ7も寒くなりましたわね・・・・・・夫婦仲も寒くなりましたけど。
新年早々娘や孫たちから多くの年賀状が届きました、皆元気に過ごしていて私は感激です。

でもマックスは振り向いてくれませんけど、あぁ言う性格が駄目なのよね。
ミレーヌとの結婚相手はガムリンでいいのかしら?

なぁんて考えています、私の部下の娘たちも結婚シーズンらしいですけど苦労しているようよ。

男なんてロクな人間がいない、家庭をかえりみないとか他の女の色香に誘われたり・・・・・・

地球に来ていろんな事を学ばされたわね。

ってそんな事を日ごろに考えています。
私結構苦労しているのよ~

その気持ち分かる?市長の仕事もそんなに楽じゃないのよ。
外野連中のヤジとか人の話を聞かずにギャアギャアうるさいったらありゅしないわ。

そんなわけで今年もスーパー市長ミリア・ファリーナ・ジーナスは元気にやるわ。
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第14話 監察軍掃討作戦前の決意

2017-01-08 15:02:44 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ラプラミズは出撃準備に入る前ボドルザー司令から通信である事が伝えられた。
ブリタイ・クリダニク率いる第67グリマル分岐艦隊がもし苦戦するような事があれば、第109分岐艦隊と共にマイクローンの船との戦闘に参加せよと言う事であった。
だがこれはあくまでも苦戦した場合の話であり、ラプラミズはあんまり乗り気じゃないように了解と答えた。

ティレノール「本当に了承の返事をしてもよろしかったのですか?」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊記録参謀ティレノール・ナリフェーノ

赤い小柄な少女のような体系をしている記録参謀ティレノールがラプラミズに問いかける。

ラプラミズ「当たり前だ、他の艦隊に手柄を奪われる。了承するしかないだろティレノール記録参謀。」

ティレノール「はぁ・・・・しかし、昔からのいい伝えではマイクローンは恐ろしき存在と・・・・・・・」

ラプラミズ「それは分かっているが・・・・・・・・・いずれはぶつかる相手であろう。」

不安そうに答えるティレノールではあるが、ラプラミズはそこまで深く考えていなかったようである。
当面は第109分岐艦隊が全面的に支援するだろうし、直衛艦隊の一つである自分の艦隊がそう簡単に監察軍以外の戦線に配備される事は滅多にない。
ラプラミズにとってマイクローンの船と言うのはそこまで重視する必要のない存在である。
すると一つ気になっていた事があった。

ラプラミズ「第109分岐艦隊と言えばカムジンの坊やが所属している艦隊であったな。」

ティレノール「第7空間機甲師団長カムジン・クラヴシェラまたの名を味方殺しのカムジンが所属する艦隊でありますが何か?」

ラプラミズ「奴は暴走するがマイクローンの船に打撃を与えると思うが・・・・・・」

ティレノール「私としてはむしろ足を引っ張るかと・・・・・・・」

カムジン・クラウヴシェラは有名な問題児のゼントラーディ軍の軍人であった。
喧嘩沙汰や協調性の無さ仲間同士の殺傷の噂が絶えず、他の部隊はカムジンの部隊と行動を共にするのが嫌であった。
記録参謀であるティレノールはカムジンが味方の足を引っ張ると読んでいた。
彼の経歴は彼女の頭に入っており、共闘後の状況を予想していた。
後に新統合軍の参謀になり退役後に彼女が編集した著書【第1直衛艦隊の真実】によれば、カムジンの性格の荒さは他のゼントラーディ人には見れない程の元であり。
扱いづらい・・・・・・・だが彼を従う部下からすればいい上官であると書かれていた。
他の部隊からの信用はないが、部下から信用されており一定のカリスマがあると見ていた。
だが彼と深く行動を共にしなければ信用できずむしろ自分に不利益な存在だと一般のゼントラーディ軍の指揮官からそう思われていた。

「ラプラミズ司令、ミリア1級空士長以下3名が参られました。」

ラプラミズ「通せ。」

「サ・エスケスタ。」

ブリッジのドアが開きミリア以下3名が入室する。
パイロットスーツ姿であり、制服ではない。
ラプラミズもちょっと驚いたが、ミリアの心構えを見た。

ラプラミズ「準備はいいのだな。」

ミリア「奇襲攻撃戦隊が出撃しない以上、直ぐにでも監察軍の艦隊を殲滅させるつもりです。」

ラプラミズ「そう言うと思ったよ、ミリア。」

ミリアはいつでも出撃が可能なように出撃前はパイロットスーツを着る。
他の部下にも厳命されており、デワントンやメールも同じようにしている。
今回奇襲攻撃戦隊を出撃させないのもラプラミズがミリア以下の機動部隊員達を信頼しているが故であった。

ミリア「今回の作戦を確認したいのですが・・・・・・・」

ラプラミズ「あぁティレノール頼む。」

ティレノール「ハッ第209分岐艦隊所属の偵察リガードが別のエリアに逃亡中の小規模の監察軍の艦隊の殲滅である。第1目標敵逃走経路の遮断し艦は撃破せず、艦内乗員を殲滅。廃艦になった後、我が艦隊の砲撃で殲滅する以上だ。」

ティレノールは簡単に今回の任務内容を説明する。
監察軍の艦隊は艦数は12隻である、地球人からすれば中規模艦隊だがゼントラーディ軍からすればかなりの小規模艦隊である。
それを殲滅するだけである。

ミリア「なんだ簡単な仕事か・・・・・・・つまらん。遊び相手にはならないな・・・・」

デワントン「ミリア1級空士長!?」

ティレノール「ミリア1級空士長、無礼であろうラプラミズ司令の前で!!いくらエースのミリアでも艦隊司令への無礼は消去刑物だぞ!!」

ミリアはラプラミズ司令の前で今回の作戦をつまらないと言い捨てる。
デワントンとメールは青ざめてしまい、ティレノールは無礼な態度を取ったミリアに怒りをぶつける。
ミリアの態度は当然である、たかが12隻の艦隊数なんてたかが知れているのである。
だが上官への無礼な態度は重罪である、ティレノールもそれが分かってミリアに怒りをぶつけた・・・・・・

だが当のラプラミズは・・・・・・・・・・

ラプラミズ「ふふふふふ・・・・・・ふははははははははははははははははは。」

大きな声をあげながら笑う。
ミリア以外の一同は驚きの態度を取った。

ラプラミズ「流石だなエースのミリアがそう言うならば、この戦いも勝ったな。」

ラプラミズの放ったエースのミリアがそう言うならば、この戦いも勝ったな。の発言。
つまりミリアがつまらないと言えば戦闘に勝てる、ラプラミズはそう確信したのである。

ティレノール「しかしミリアの無礼は・・・・・・・」

ラプラミズ「別に構わん、無礼な態度で有能な人材を処刑すれば我々の戦力が大幅に減るだろう・・・・・もう構わん下がれミリア。」

ミリア「ハッ、ウサリス・ガミドラ。」

ミリア以下3名はラプラミズに敬礼して去る。
それを見送るラプラミズはほほ笑む、ミリアの無礼な態度を許すラプラミズに呆れたのかティレノールは脹れっ面をする。

ミリアは部下とブリーフィングを行うため格納庫へ向かう。
今の作戦説明をどうするかであるデワントンは、ミリアの背中を何も考えずに見る。
いやここはただ従おう、ミリア隊の一員としてミリアに忠を尽くす。
デワントンはそう決めた。

ミリア「デワントン、お前ボートしているな。」

デワントン「はい?私は・・・・・・・・・」

ミリア「言うな、正直私の無茶をお前たちに押しつけてしまった・・・・正直心配をかけさして申し訳ないと思う。」

メール「ミリア1級空士長・・・・・・・」

ミリアも正直、自分の無茶を部下に巻き添えにしてしまった事を反省している。
下手したら自分の部下を殺す・・・・・・・ミリアは責任を感じた。
だが責任しようが反省しようがそれはしょうがない、これはラプラミズ艦隊司令の命令であるから・・・・・・・・・

デワントンとメールはミリアの今の発言を受けて・・・・・・・・・

デワントン「ミリア1級空士長、それは言わないでください。我々もミリア1級空士長の苦労を考えず軽薄な発言をしてしまいました、謝るのはこちらの方です。」

メール「我々はミリア1級空士長についていきます、他の隊員達もミリア1級空士長が適切な説明をすれば、納得するでしょう。その時は我々も支援します。」

ミリア「お前たち・・・・・すまんな・・・・・・・」

ミリアはデワントンとメールの言葉に感謝する。
自分が戦ってこれたのは自分についてくれている部下がいるからである。
ミリアはそれに感謝する。

その後のブリーフィングで部下達は別に構わないと答えた。
むしろ大歓迎と答えた。
そして戦闘本番、無事に戦死者は出さずに監察軍の敗走艦隊を撃破した。

この結果はミリア隊の団結の強さがエースのミリアの印象を一般部隊に更に強くしているのである。

ただ出番を更に奪われたキヨラ隊は更に嫉妬心を強め、さらなる団結を強めたらしい。
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第13話 メルトラン・インサイド

2017-01-08 12:45:50 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
【ケルタ・ガーラルト・メルバ宙域】
SDFー1マクロス艦内に市街地が出来た頃
ケルタ・ガーラルト・メルバ宙域に展開する約500万隻規模のゼントラーディ軍基幹艦隊ボドル基幹艦隊。
500個所在するの直衛艦隊のラプラミズ艦隊は監察軍掃討のため出撃準備をしていた。
監察軍は銀河系での戦闘で敗退が続いており、別の銀河へと脱出を測っていた。
ラプラミズ艦隊は別の銀河から撤退中の監察軍艦隊に強襲をしかける作戦である。
これでボドル基幹艦隊の周辺から監察軍は消え去るのである。

ミツル「隊長、我々がミリア隊と共同作戦とは本当ですか?」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊3級空士長ミツル・ファレット

キヨラ「その通りだ。」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊1級空士長キヨラ・テキーヴァ

ラプラミズ艦隊の艦載機群の中の一つであるキヨラ隊のミツルと隊長のキヨラは母艦ザーカルダで会合していた。
キヨラはラウラ・ベルタリアなどの隊員を率いる猛者の一人である。

ミツル「まさか我々がミリア隊と共同作戦とは・・・・・・このような状態は久しぶりですね、キヨラ隊長。」

キヨラ「ミリアかあいつには何度も喰わされている我々がミリア隊より戦果を挙げねばならぬ。分かっているな、ミツル・ファレット?」

ミツル「エスケス、キヨラ1級空士長。ただ一番乗りは私にお願いします。」

キヨラ「ラウラとコンビを組むのが前程だぞ。」

ミツル「それでも構いません、ラウラもミリア隊には激しい敵意を持っています。私とラウラならば必ず・・・・・・・・・・・・」

ラプラミズ司令に気に入られているミリア・ファリーナの部隊のライバルの中で一番のライバル.キヨラ・テキーヴァの部隊は作戦前から闘志を燃やしていた。
いつもいつもミリアを始めとする部隊構成員にいい所を取られている。
日頃からミリア達に嫉妬している。
キヨラ隊の全隊員は同じ目標を元に決意を固めていた。

ミツル「ウサリス.ガミドラ(失礼しました。)」

キヨラ「アリー2級空士長。」

アリー「なんでありましょうか?」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊2級空士長アリ―・ファロ

キヨラ「ミリア隊と通信を繋げろ。通信は直接私がする。」

アリー「エスケス、しかしそれは私の・・・・・・」

キヨラ「それは分かっているが、私が直接ミリアに話をしないといけない。分かったな?」

アリー「サ・エスケス、理解しました。」

ミツルは作戦の部隊と合流するため敬礼して去る。
キヨラは副官に命じてミリア隊と通信を取る準備する。

                  プォン

「こちらシー・ザルダ(ラプラミズ艦艦名)、通信を確認した。コード・ザーカルダ(キヨラ所属艦名)、どうぞ。」

キヨラ「私だ、ミリアはいるか?」

「はぁ現在は作戦中のため不在でありますが・・・・・・・もうすぐ・・・・・」

キヨラ「いないか・・・・・・通信は以上だ。」

「ちょっと待って・・・・・・・・」

                   プツン

「切ってしまった・・・・・・ミリア1級空士長にどう報告を・・・・・・」

通信を行ったが肝心のミリアはいなかった。
ミリアがいない以上、通信は不要かと思ったのか通信を切る。
通信兵の女性兵士は何かを伝えようとしたが間に合わなかった。

ラプラミズ「ミリアの帰還だ、ハッチ開けろ!」

「エスケスタ」

ミリア率いるミリア隊(総数約30名)が帰還した。
監察軍の別の艦隊を見つけ掃討したのである。
作戦は見事に成功戦死者ゼロ、ミリア隊が精鋭と呼ばれるだけの仕事はこなしている。

デワントン「今回の作戦は成功しましたね、ミリア1級空士長。」

メール「戦果もやはり1番で・・・・・・・・・・」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊2級空士長メール・ナリフェーン

ミリア「獲物が少なかったらあんまり味の無い戦いではあったがな。」

ミリアはデワントンとメールと言う2人の副官を従えラプラミズ司令と謁見するためブリッジに向かう。
すると4人組の女性兵士が前に立ちはだかった。

デワントン「ナタルマ1級空士長、貴様ミリア1級空士長がラプラミズ司令と謁見するそこは邪魔だどけ!!」

ナタルマ「副官、お前はひっこんでいろ!」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊奇襲攻撃戦隊長ナタルマ・フィーアンジュ

デワントン「ラック・・・・・・・・・・・」

ナタルマは1個直衛艦隊には一つは配備されている奇襲攻撃戦隊長
デワントンはナタルマに抗議するかのような目つきになる。
だが・・・・・・・

ミリア「そこまでにしろデワントン2級空士長。」

デワントン「しかし・・・・・・」

ミリア「ここは私と・・・・・・・目の前にいるナタルマ・フィーアンジュとの間の問題だ。」

今にでもナタルマに突っかかるデワントンを諌めるかのように前に出るミリア。
デワントンとメールはそんなミリアを心配そうな目で見る。
二人のエースが目の前でどんな事をするのか、最悪は殺し合いになる。
そんな風に思ってしまった。

ナタルマ「次の戦闘では監察軍の掃討を行うのだな。」

ミリア「そうだが・・・・態々それを言うためか?」

ナタルマ「そうよ・・・・・・・そして言うが今回の戦いには私たちは参加しない。」

ミリア「ラック!?」

ナタルマから言われたのは自分の部隊は出撃しないと言う事である。
いつも出撃している事だが・・・・・・
なぜか次の戦闘に出撃はしない・・・・・・奇襲攻撃戦隊が出撃しない宣言で指揮官は怯むのだが・・・・・・・

ミリア「それはいい・・・・・戦果は十分に増えると言う事か。」

ミリアはむしろ出撃しないと言う事を歓迎しているかのような発言をする。
強い相手と危険行為を好むミリアにとって歓迎すべき事である。

ナタルマ「ミリア・・・・・・・貴様らの活躍は我ら奇襲攻撃戦隊の影の活躍があった事を忘れるなよ。」

ミリア「それは忘れないぞ、ナタルマ。だが貴様ら無しでも私たちは出来る。」

ナタルマ「ふっ言わせてくれる、楽しみに戦果を待っているぞ。」

二人のゼントラーディ人はお互いを笑顔交えて睨み合う。
そして奇襲攻撃戦隊は別の通路から去った。
ゼントラーディ人社会では当たり前の事である。
なぜ仲が悪いのかは地球人にはよくわからないが・・・・・・彼女たちには互いに譲れない物があるが故だろう。

デワントン「あっさり終わった・・・・・・・」

デワントンは内心ほっとした。

メール「よろしいのですか?奇襲攻撃戦隊の支援がなければ我々の部隊の隊員が損失する危険性は高まります。既に創設以来8名の死者が出ていますが、ここで過去に稀にでない死者が・・・・・・・・」

ミリア「メール、お前たちは死を恐れているのか?」

メール「言えそんなわけはありません、いつでも戦場で死ねる事を名誉と心得ています。」

奇襲攻撃部隊は戦場を混乱させその隙に機動部隊が敵を掃討する役目がある。
その奇襲攻撃部隊の支援を受けられないと聞いたデワントンとメールは不安になった。
他のメンバーが聞いてもいつも戦闘狂のモーア以外不安になるだろう。

ミリア「私は危険と承知しているが、お前たちがそう簡単に敗残している監察軍ごときにやられるとは思ってもいない。それにキヨラ隊がいる、数と質でも優れている。」

ミリアは不安がる二人に答えた。
なんとも納得のいかない顔をする二人・・・・・・・・・
これからどうなるのか想像がつかない。
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