
恐らく、これで、北朝鮮の強い態度は、終わりと思う。後は、柔軟になって来ると思える。もう、これ以上の脅す手はないし、これ以上すれば、自分の身が危なくなることぐらい、理解しているはず。テポドン2号で失敗しており、メンツ上、どうしてもそれに踏み切らざるを得なかったと思われる。
北朝鮮の人々の構造は、3つに別れれている(バングラデシュで知り合った延世大学学生からの情報であるが)。民衆と金正日と軍部である。(少数の)軍部が暴走に走れば、戦争になる。軍部を押さえ切れるのは、金正日しかない。
金正日は、恐らく、戦後復興の今の日本の姿に憧れていると思う。長男が日本におしのびで来たり、日本人のコックを雇って日本食を好んで食べていたからして。
元より、核を落とす気は、もうとうないと思う。ただ、脅して、要求を達成しようとする古風な仕方から今でも逃れられないのだ。
経済封鎖や大水害などで、北朝鮮の民衆の多くは、どん底にある。金正日氏が一番恐れているのは、アメリカではなく、北朝鮮の多くの大衆からの反撃ではないだろうか。イラクのフセインの姿を如実に見ているからして。
彼は、肝臓を傷めて(糖尿病もあるかも知れないし、あの体型であれば、高脂血症は、疑いなくあるだろう)、その薬を飲んでいる。自分の健康に気を配っている所から察すると、命に対する執着心は、人一倍、強いと思われる。
脅しで今まで成功してきた経験から、今回も、今度の脅して、何とか出来るのではと思って実施になったのではないだろうか??