日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

為になるかも知れない本(その76)

2007-05-04 07:19:03 | Weblog
○専門4年、6月7日(土)晴。
 学校に又泊まり込んだ。精神科の資料室にレポ一トを出してきた。精神科に入院するということは、本人にとってはいいのに、世間からは冷たい目で見られる感じだ。典型的な症状になって来院しても、既に手遅れなのだ(分裂病)。精神科医二人の意見で強制的に精神病患者としての医療が出来るなんて、考えると少し怖い気もする。こんなに分裂病で苦しんでいる人が多いのに、その原因もサッパリまだ分からないなんて。精神科って、何か掴みどころがない感じだ。3分間診療の中で、この科だけは、実に長いこと問診をしている。
○専門4年、6月11日(水)曇。
 ○中先生による病棟講義で、患者さんの所見を取る様に言われた。心臓の大きさ、肝腫、供水の溜まった部位、ラ音、AS(大動脈弁狭窄)、バッチリ当たって嬉しかった。何となく医者らしくなったなあ、循環器と神経は、面白いなあ。
○専門4年、6月12日(木)晴。
 ○先生の回診があった。英語以外は使わない先生と思っていたら、回診で、研修医がドイツ語でカルテに書いたのを言ったら、○先生は、理学的所見をペラペラと全てドイツ語で言ったのには、驚いた。

 第一内科で、研修医の為に早朝の火・水・金に講義をしていることを知って、この頃より、特別に出席させてもうらうことなった。

○専門4年、6月26日(木)雨。
 和田敬の講演に行った。エ一ザイからとてもいいものをもらった。肺動脈圧について尋ねられた。今までの講演で、聞いている人に当てる人は、この人が初めてだった。ウロ覚えのまま、30mmHgと間違って言ってしまった。少しきつい人だった。P波で心不全を言おうとしている。T波、ST波の変化は、P波に付随すると言う。こんな講演にも付いて行ける様になった。僕も半分医者なのだなあ。全く、いつの間にこうなったのかと自分でも驚くよ。


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