日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

物忘れ

2007-05-11 12:32:08 | Weblog
 物忘れがひどくなっている。
 こんど家を出る時には、ペットボトルを病院の入れ物に入れようと思っているのに、忘れ、病院の玄関に入ったとたんに、それを思い出す。昨日も、一昨日も。それはたいしたことないのだが、薬を飲んだかどうかで悩むことが最近多くなっている。錠剤がなくなっているのを見て、ああ、飲んだのだったと思い出す。今、ニュ一ロタンを朝夕と飲んでいるのだが、朝はいいのだが、仕事の関係で夕方不規則に飲むことになるので、時々、忘れている。病院内の売店で、石鹸やポットボツルを買ってまだあるのに、もうないと思って買うことあり。
 今月で満58歳。自分の将来のぼけの心配を少し、している。アルミニウムの入った食品も結構昔から取っているし。

 ある学者さんが、ぼけやすい人のタイプを列挙していた。

(1)人の言い分を開かず、自己中心にしか物事が考えられない 『頑固』な人。
(2)すぐ腹を立てて怒鳴ったり、いらいらする『短気』な人。
(3)仕事一本に打ち込んできて、楽しみを持てなかった 『無趣味』の人。
(4)人と和せない、人の輪の中に入れない『友達のない』人。
(5)人を信じられず、『物』しか頼れない人。
(6)『笑わない』人。

 まあ、当てはまる項目は、ない様だが・・・(少し安心、しかし、昔は、全部当てはまっていたなあ・・・?!)。

  ぼけやすい生活と言うのがあるらしい。それでは、

1、ぼんやりタイプ
 若い頃からぼーっとしていて勉強に身が入らず、大人になっても仕事にも趣味にも興味がなく、一日中ぼーっとしている人で、このタイプは、すんなりとぼけて行くらしい。

2、バリバリタイプ
 それとは逆に若い頃から勉強に打ち込み、仕事一辺倒で趣味やスポーツに無関心な人もぼけやすいのです。仕事が命の人は、定年退職後、仕事がなくなると何をしたらよいのか分からなくなり、ぼーっとしてしまう。

3、ぜいたくタイプ
 お金に困らず、時間の余裕がありすぎる人も自分で脳を使うことが少ないのでぼけやすくなる。

4、さみしいタイプ
 非社交的で、親しい友人がなく、いつもひとりぼっちでいる人。頑固、自閉的、ねくらな人、自己顕示欲が強い人などもこのタイプに入る。

 今は、どのタイプにも、入らない感じだ。ひとまず、安心。
又、ボケにくい人の性格と言うのがあって、 
 ・ 社交的で、いつも朗らか。 ・ 他人を思いやれる。 ・ テキパキと、こまめに体を動かせる。 ・ つねにチャレンジ精神をもっている。 ・ 子育てや仕事以外に趣味や生きがいがある。 ・ 人生の夢に向かって努力している。 ・ ユーモアがある。 ・ 身だしなみに気をつかう。 ・ おしゃべりが好き。 ・ 異性への感心を失わない。 ・ 多少、見栄を張る、負けずぎらい。 ・ 頭の切り替えがよく、よく働き、よく遊ぶ。 つまり、ひとくちで言えば、仕事は能率的になるべく速く、だけど、心はゆったりとマイペースとのことらしい。
  まあ、安心かなあ・・・
              

  思うに、団塊世代は、戦後の貧乏をしっかりと見てきているので、質素な生活にも充分に耐えられる(東南アジアに行った時に、そう思った)。最低限の食事と、安全の住み家さえあれば、服は、同じものをずっと着ていても、気にならない。感謝することも知っているし、仕事の大切さも知っているし、人の役に立とうとしているし、それに、パソコンも使え、人生の楽しみ方も、知っているかな。

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為になるかも知れない本(その83)

2007-05-11 07:01:43 | Weblog
○専門4年、8月21日(木)晴。
 筋ジス病棟に行き、デュセンヌ型、FSH型、Kugelberg-Welander型、myotonic dystorophyの人を見た。やはり、実際に見ると勉強になる。Limb-girdle型は、吐き捨ての型だということを知った。ミオトニ一の人もいた。彼は白内障の手術をし、頭部の毛は薄く、おの型の顔で、胸鎖乳突筋の萎縮があり、杖をつかないと歩けなかった。ハンマ一で母指筋を叩くとゆっくりと収縮する。又、重心(重症心身障害)病棟でCPの痙直型、強剛型やモンゴリズム、Spina bifida、水痘症なども見た。重心の主治医が、「CPは、根気強く訓練すれば、少しは良くなってくれるから、しがいがある。」と言われたのが印象的だった。この様な人達を涙も流すことなく、傍観者的に見ている自分が何か恐ろしくもあった。
○専門4年、8月25日(月)曇。
 大学病院の精神科で再び(この週の初めだけ)研修した。とても勉強になった。てっきり神経症(ノイロ一ゼ)だろうと思っていても、教授が診察するとシゾ(分裂病)ということになる。後で考えると、なるほどと思う。先入観を初めに抱いていては誤診をする。精神科は、やはり難しい。
○専門4年、8月29日(金)晴。
 佐伯の○○精神病院に研修に行った(夏休みに入って、お願いしていて、了解を得ていた)。医者が全て敬虔なるクリスチャンで、立派な礼拝堂もあった。ここが開設した時からず一っと入院している人もいる。大学院を出た若い副院長が、小さい時が如何に大切かを教授してくれた。82歳の保護室の不眠のおばあさんを診察した。おばあさん、とても喜んでくれた。心雑音があったので、初めAS(大動脈弁狭窄)かなと思ったが、よく聴診してみて、動脈硬化によるところの無害性収縮期雑音と思った。入院当初は、身内の者はよく見舞いに来るが、次第に来なくなり、ついには親(患者)であっても、全く来なくなることがある。ここの医者は、靴下を履かない。もしもの時(医者が危ない時)にすべって逃げられないからだと言われる。新患の人に30分問診している。クレオパトラ、クレオパトラと言う女の娘、腹の上に鍋を置いて、それに線香を立ててお祈りをしてもらったと言う。○○神宮にも参ってきたと言う。発病から1年以上も経っている。医者が、「元に戻る確率は少ないが・・・」と説明している。精神分裂病(法改正により、今は、統合失調症と言う)でも、1~3ヶ月以内に発見して治療すれば、7~8割の人が元に戻れるということを一般の人は知らない。若い腕のあるこの副院長は、「精神病について、一般の人にどんどん講演して行きたい。」と言われる。医者で一番優しいのは、精神科医、産婦人科医、そして、小児科医かな?!

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