

ある土建業界の社長さんと1対1で話したことがある。「どこを見ても、2代目って、駄目なことある・・・。うちの息子も、人はいいが、仕事が取れなくて・・・。どうしてかなあ・・・」と言う。
跡取り問題で、悩んでいるケース多い。農家や林業など、息子が継がないと言って、そこで終わりになっているケースも近年多い。
家元などとなると、もっと大変だろうなあ。
医師の場合も、借金して開業した場合、減価償却が子どもの代まで続く感じになっている所もあるかな?!
二代目は、初代と同じ感じでも(それは初代の力だと周りから言われて)、評価がされない(現状維持でも、今の時代だと、大変なのだが・・・)。先細りになって潰れてしまうと、二代目がそうしたと言われる。二代目の存在感って、初代ほどないケースの方が多いと思う。
初代にしても、いろいろ大変な苦労をし、多くの人に支えられてそれが出来ている。自分の力だけでなく、多くの人のお陰で成し得たことを肌で感じでいるし、感謝の気持ちもしっかりと持っている。しかし、二代目となると、その経験がないので、甘えみたいな感じになっても不思議ではない。それに、周りが、それだけのまだ器でないのに、持ち上げることが多いし。技量は父親よりも出来るが、周りとの人間関係がもう一って感じのケースもある様だ。
北朝鮮の金正恩さんも、まだ、はっきりとした実績がないだけに、父親の金正日氏も、どうしたら自分の様にカリスマ性が持てるのかと、悩んでいるに違いない。
元アメリカの大統領カーター氏の子どもが、カーター大統領の演説会場の前で、コカコーラ販売に精を出していた。日本でいえば、家の恥って感じだが、お小遣いの言葉がないアメリカでは、当然の姿。
親がお金持ちなのに、子どもに質素な生活を強いるのは、確かに、難しいですね。
*写真は、2008年9月30日、アメリカのアトランタ市で撮ったもの。