日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

実体験・・・

2010-12-27 14:16:42 | Weblog
 海外へ行く日本人の数が年間1.000万人を超えるのはいつか?何て、前は言われていたけど・・・今は、ちょっと頭打ちだけど、それでも、1.500万人前後となっている。それに対して、海外から来る人は、年間800万人前後で、約半分だ。
 留学生の数となると、全く、逆になる。
 2.008年に海外に留学した大学生などの数は、約67.000人で、ピーク時の8割ほどで、次第に減少傾向にある(2.004年のピークが8.2945人)。留学先は、米国、英国、中国、豪州の順となっている。
 一方、今年の5月、海外から日本で受け入れている海外留学生の数が、141.774人となり、過去最高となっている。
 国際化に突入している時代に、海外留学が先細りの傾向、少し寂しい気がするけど・・・。
 中国から日本への留学生が多くなっている。日本に来て、やっと世界の情勢を客観的に見れた中国人、多いと思う。ある韓国の留学生が言っていた、「日本に来て、やっと分かった。自分の周り(の韓国人)も、同じことを言っている。誤解していて悪かった・・・」と。
 海外に行って、日本の姿が客観的に見れる。中にいると、分からない。
 日本人の幸福度は、(2.006年、英レスター大)178国中90位だとか。日本青少年研究所が(2.008年に)した調査では、「自分を駄目な人間だと思うか」の問いに対し、中学生の56%、高校生の66%もが、「とてもそう思う」「「まあそう思う」と答えている。こんな国が将来、幸せになれるはずがない!親も子も、身の周りになる小さな幸せにまず目を向けて、挫折も幸福になる為の試練だと考えて、しなやかな精神を持つことが必要と思われる(日本は、戦後戦争に巻き込まれてないし、字を読めない人何て、まずいないし、治安だって、ダントツいいのだが・・・)。
 不登校なんて、海外ではない!水道水が美味しく飲める何て、信じられない!大学入学したら、殆ど卒業出来る何て、信じられない(OECDの中では、日本の大学の中退率10%は、最低)!ウォッシュレットを見て、何、これ(笑い)?!生卵をご飯にかけて食べる何て、野蛮人!玄関で靴を脱ぐの?着物を普段着てないの?地震が時々起きるのに、何で、平気でいられるの?親子が久し振りに会ったのに、何故、キスしたりハグしたりしないの?!いきなり、その日に大学病院で専門医に診てもらえる何て、信じられない?!・・・
 日本人がイスラム圏に行くと・・・3食共、カレーの色の食事、飽きないの?!1日に5回の祈り!水も飲まない断食!豚肉食べない、イカ・タコ食べない、アルコール摂らない、煙草吸わない、浮気しない(イスラム圏には、エイズは少ない)!仕事人間がいない!若い人で、毎日、何もしなくて、瞑想にふけっている人が多い!お金持ちが貧乏人に恵むのは当たり前!貯金の利息で生活するのはタブー!国の団結力よりも国を超えてのイスラム教徒同志の団結力の方が強い?!何でも、アッラー!・・・
 実体験ほど、納得できるものはない。そこでは、他人の生き方を認めるという寛容の精神が大切ですね。
 若者よ、大志を抱けだけでなく、海外も見据えたグローバルな目を持て!

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6900.html
http://www.youtube.com/watch?v=KKnz4pt3EAA&feature=related
*写真は、平成22年12月27日(月)早朝、病院から撮ったもの。



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将来の医療アラカルト(医療訴訟:8/10)

2010-12-27 09:16:03 | Weblog
 医師不足の科を加速しているものに、医療訴訟がある。現在、産科に関しては、その救済策が取られる様になったが、他の科に関しても、出来るだけ早急に、そうなって欲しいと願う。
 訴訟を恐れていたら、医療が積極的に出来なくなる(特に、救急医療や重症例)。地方の病院に行くと、医師の数が少ないので、当直でのしばりがしばしば来る。多い先生だと、1週間に2回近く。専門でない患者さんも来る。発熱や腹痛だけでない。救急車で来る。ケガ、事故、骨折、動悸、更には、薬の副作用で来院したり、死亡の検案なども。専門外なので、初めての症例も当然ある。その場で、適切な判断をしないと命取りになることもある。(当直明けも、睡眠不足状態でも、日本の多くの医師は、普通に働いている・・・パイロットの様に、法律でしっかりと休む義務を設けてくれると、ありがたいのだが・・・医師不足の状態では、そんなこと当分出来っこない!)
 冷静に考えたら分かることだが、初めから、和尚さんはいない。初めは、研修医で、まだ、経験不足。次第に経験を積み、次第に腕を上げる。しかし、自分の様に、(延べ100万人近く診ていても)60歳過ぎて、初めての病名の症例にぶつかることもあるし、同じ病名でも、特殊な経過を経験することもある(←当たり前)。
 小児科の場合、急患が多くて、忙しい。喘息もクループも熱も、多くの人が寝入っている真夜中が正念場だ。深夜一生懸命にしても、結果が思わぬ方向に行ってしまうと、親御さんから叱責されないまでも、不満な顔をされることが多い。(私自身)弁護士を通じて訴えられこともあった。
 医師に成り立ての頃は、良心的に一生懸命にしていれば、いつかは、患者さん側にも通じて、裁判を回避できると思っていただけに、その時の落ち込みは、想像以上であった。こんなに頑張って、その結果が裁判沙汰何て、やっていられないって感じになっていた。
 小児科では、裁判件数は、さほど多くないが、トラブルは日常茶飯事に起きていると思っている。小児科医が診ないと言うことだけで、救急外来で切れる感じの親御さんも現実にいる。他の科の先生が診て、紹介状を書いて紹介すると、最後に、「そんなら、初めから診るな!」って感じで言われるケースもある。医師はパーフェクトでないといけないと思われている。しかし、救急の場では、普段間違えないことが、間違えることがある。失敗は許されないことだが、人間だから、パーフェクトには出来ないし、それに、その時点では、どう経過するのか、予測が立たないことも多い。
 どう考えても、医学的にもその時の判断が難しく、不幸にして悪い結果になってしまって、裁判沙汰になると、医師のモチベーションも低くなるし、例え裁判で勝っても、それまでの心の痛手は、大きい。
 ある大学病院で、乳児肝炎を先天性胆道閉鎖と思って手術し、術後に癒着して、再び手術となった例・・・ある町立病院で、アレルギー性紫斑病の腹痛を急性虫垂炎の腹痛と思って手術し、その後、腎不全になってしまった例・・・肘内障だと思って整復したら、悪化した例(その時、レントゲンもしっかり撮っていたのだが、たまたま骨折の像が角度の関係で写っていなくて)。自分の周りには、そんな(難しい)いろんなケースがある。
 小児科医の資源は、限られている。聖職だから、深夜でも主治医は診て、頑張るのは当たり前だ、医師は高給もらっているから、いつでも診るのは当然だと思われているケースもある。受け持ち患児が病院で亡くなる時は、多くの小児科の主治医は、深夜でも、呼び出されることが多い(親御さんがどうしても納得しない。)。自分も、それが当たり前だと今まで教育されてきた。しかし、やはり、それはおかしいのではと思う様になってきている。(内科の場合は、病棟の患者さんが亡くなった場合、当直医が最後に診ているケースが多い様だが・・・)


http://www.youtube.com/watch?v=QiXijwnocDc&NR=1
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20060925/1
http://blog.goo.ne.jp/hardsix/e/aa47e8b6d1c5fa56dc77a421427ba54b

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