日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

大脳生理学的に適合した生き方(実例:4/10)

2010-12-24 11:23:16 | Weblog
 相田みつをさんは、「しあわせはいつもじぶんがきめる」と言った。乙武洋匡(おとたけひろただ)さんは、生まれつき両腕両脚がないという障害があったのに、1浪後に早稲田大学政治に入学して、現在、スポーツライターとして活躍して、結婚もし、子どもも出来て、とても幸せそうにしている。「五体不満足」と言う本(私も読ませて頂きましたが)を出版しているが・・・。
 (12月24日、クリスマスイブの日の)今朝、「先天性四肢欠損症」で生まれ、短い左足とその先の3本趾を持つ20歳の佐野有美さんが民放テレビで紹介されていた。・・・→ジーンと来ました。
 彼女は、足を使っての折り紙が上手で、ハサミを使っての縫い物も上手だ。詩人であり、声がきれいで、ブログもしっかり持っている。
 母親の初美さんは、当初、何故、自分たちにこんな子がと思ったそうで、父親の一夫さんは、死までも考えたそうな。しかし、我が子と共に強く前向きに歩き続けることを決心したのだ。
 有美さんは、5歳で一人で着替えが出来る様になっている。他人よりも時間が掛かっても、やり遂げ様とし、その達成感を味わっている。諦めたら終わり、負けるのが悔しい、・・・やれた時、周りがスゴイネと言ってくれると、とても嬉しくなる。
 そんな彼女も、年頃になり、体のことを考えて長いこと悩み続け、又、笑わなくなってしまった。そんな時、彼女の生き方を劇的に変えたものがあった。チアリーディングなのだ。これを見て、「これだ!」と思ったそうな。「この笑顔だ!」と。
 自分は踊れないけど、声なら出せる。チアリーダーにその旨を言って申し込むと、快く受け入れてくれた。演技の前の紹介などで、車イスに座ってグループの紹介などをした。そして、ある時、一緒に踊ろうとそのグループのあるチアリーダーから不意に言われて、抱き抱えられて、一緒に(左足を前に出して)踊った。それは、彼女にとっては、今までで、最高の喜びとなった。
 今は、声を生かす将来の仕事を考えて、それを専門的に磨いている。既に、ラジオ番組にも出ている。今は、「諦めない心」をしっかりと持って、育ててくれた両親に、深く感謝している。
 脳は、感動すると、活性化する。笑顔を作ると、幸せな気持ちになる。そして、感謝すると、もっともっと幸せな気持ちになるのです。

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将来の医療アラカルト(北欧型:6/10)

2010-12-24 09:11:50 | Weblog
 デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドといった北欧諸国の手厚い社会保障は、日本でも有名である。医療費無料、大学院までの教育費無料、3年間95%の失業給付と無料の職業訓練などなど。
 何故、これが可能なのでしょうか?
 まず、消費税(付加価値税)の税率が高い(22〜25%)。しかし、それだけではない。北欧諸国では、物品やサービスにかかる税(主に消費税)の税収が税収全体に占める割合は多くても3分の1。では、何が税収を支えているのか・・・→その税収の半分を占めているのは、実は所得や利益にかかる税(主に所得税と法人税)。つまり、高累進所得税と法人税などの企業の負担なのです。
 高齢者は、日本と違って、殆ど貯金をしない(日本は、老後が不安だから、高齢者がお金を貯めて使わない。→お金が回らないので、経済が潤わない!)。充分な年金が無条件で支給されるので、老後に備える必要がないので、貯蓄の必要がないのです。つまり、そうしたセーフティーネットによる将来不安のなさと、高累進所得税(日本以上!)による再分配が、高い消費性向を生み、経済を支えているのです?!
 ところで、そんな北欧でも、専門医不足で悩んでいる。
 デンマークやノルウェーでは、科によっては、手術患者の「待機リスト」がある。医師が豊富なスウェーデンですら、「待機リスト」が存在する。
 北欧の病院の多くは事実上の国公立病院。自由診療の民間病院も存在するが、患者の大半が国公立病院で診察を受けている。
 待機リストの長さは、病気の種類によってかなり違ってくる。例えば、ノルウェーでは、肺ガン手術の「待機リスト」が問題になっているし、デンマークでは、心臓や膝や股関節手術で長い「待機リスト」が組まれている。又、スウェーデンでも、股関節手術などの週に整形外科領域の「待機リスト」が長くなっている。多くの国で、外科系の医師が不足気味になっている。
 その対策として、スウェーデンでは、患者を半年以上待機させてはいけないという法律が作られているし、デンマークでは、入院待機が2カ月以上に達した患者については、国外の病院で手術を受けることを認める制度が出来ていて、その費用は、税金で負担している。
 
(*将来の医療アラカルトの動物の写真は、寒い中、平成22年12月16日(木)の夕方に、熊本動植物園で撮ったもの)

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