日本の心・さいき

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将来の医療アラカルト(バイト医:1/10)

2010-12-18 16:46:01 | Weblog
 バイト医師が増えている・・・。転々とアルバイト勤務を続けながら生計を立てているのだ。バイト医、つまり、フリーター医師なのだ。それも、30代や40代で。(私は、60代で、同じバイト医だが・・・)
 インターネットで探せば、大都会では、バイトは簡単に手に入る(医師不足は、田舎だけで、大都会は不足してないはずだが・・・?!)。医師のバイト料はいい。家族も支えられる。常勤医に戻ろうと思えば、直ぐにでもなれる。多くの医療機関で、医師募集をしているから。しかし、一度フリーになると、戻ろうとする医師は多くない様だ・・・?!
 東南アジア(タイ)で、遊び呆けた感じの医師がいた。救急病院で、数カ月がむしゃらに働き、残りの半年以上を海外で過ごしているケース。何せ、タイでは、100万円もあれば、1年間、メイド付き、立派なマンション付きで、充分に暮らせる(私がチェンマイに行って、確認)。
 「あのまま勤務していたら、過労死していた・・・」
 「裁判沙汰になった時、忙しかったからと言う理由は通らない・・・」
 「もう、やっていられない、限界・・・」
 ・・・救急病医で働く彼らには、労働基準法も何も、あったものでない。当直明けにも、普通に働く。週2回の当直のケースも多い。小児科だと、相手が急変するだけに、殆ど寝る暇はない。深夜でも、主治医は起こされる。小児科の場合、36時間勤務と言えば、そのまま、フルに36時間勤務なのだ。
 一人辞めると、しわ寄せが残りの医師にドットと来る。その分、基本給が高くなる訳でない。産科や小児科では、そのきつさに耐えかねて、次々と辞め、その科が病院から消えている(その病院にとっては、最悪のシナリオ)。
 高給と言っても、累進課税の関係で、税金がドット来て・・・→税金で取られるなら、そんなに高給でなくて、人間らしく生きたい、(先々の事を考えて)自分の体や家族を大切にしたいと思っているドクターは、多い!!バングラデシュのダッカに行った時、産婦人科医の研修医が、自分の給与には、税金が掛からないと言われていたけど・・・(←いい制度ですね、しかし、その産婦人科医、週に3~4日間連続当直していたかな・・・?!)。
 高給もポストもプライドも捨てて、救急病院を去っていく責任感の強い医師が、今、多くなっている。彼らは、ギリギリまでホントに頑張ったのだ。しかし、過労死寸前で、もう、限界なのだ。
 彼らの体のことをまともに取り合ってくれる経営者何て、この厳しい医療財政の中では、皆無に近いのだ。少なくとも、救急病院の忙しい科で勤務している多くの医師は、そう思っている・・・?!


*参考図書:「医師不足が招く医療崩壊」 永田宏 集英社新書 2007年10月出版 660円


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写 真・・・

2010-12-18 12:40:55 | Weblog
 12月16日(木)、「熊本動植物園」に行った時、その囲いの外に「江津湖」があって、その光景が、とても良かった(遅い時間帯だったので、ゾウさんは、もう、檻に入っていた・・・)。その時に撮った写真が、以下のもの。
 熊本阪神百貨店の前の通りで、桜が咲いていた。イチョウと桜が同時に咲いている何て、滑稽に思えたけど・・・。
 今回、ホテルから見た夜の熊本城、きれいだったなあ・・・!!
 注意して周りをよく見ると、面白いもの、多いなあ・・・!

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生き方・・・

2010-12-18 11:45:42 | Weblog
  16日(木)の午後、「熊本動植物園」に行った。家内と一緒に行ったのは、今回が初めてで、共に2回目。外はとても寒かった。今年の12月では、この日が一番寒かった感じだが・・・。
 ここにいるゾウは、アフリカゾウ。二頭のゾウさん、夕方だったので、既に檻に入ってご飯食べていた。鳥が一緒に食べ物を食いつばんでいる。が、蹴散らすことはしない。鳥と一緒に食べている感じだ。鳥を踏みつけることも、決してない。あんなに大きな体で、鳥にも細心の注意をして、足で踏みつけない様にしているのだ。
 ゾウは、とても耳が大きい(片方だけで、50Kg以上)ので、8kmも離れていても、ゾウ同士がお互いに話が出来ると言われている。平たい奥歯は、6回も生えかわる(自然界の動物の世界では、歯が駄目になることは、死を意味する?!)。
 アフリカ大陸では、人間以外では、ゾウが一番強い。ゾウの群れが来ると、百獣の王のライオンの群れも移動する。ゾウが一番強いこと、他の動物も知っている。ライオンがいる時でも、ゾウの周りにいれば、安心できる。
 そんな強いゾウさんが一番恐れるのは、(人間以外では、)ゾウ自身。自分の巨体が悪さをしないかと、恐れているのだ。ゾウさん、一番強いのに、優しさも、ピカ一なのだ。経験豊かなお年寄りのゾウさんの方が、メスには断然モテル。
 人間も、ゾウさんの様に、上に立つ人程、その影響力の大きさに気が付き、謙虚になり、又、歳をとる程、皆から尊敬される様に、立派に成長して行きたいものです。
 この日の夜は、ピアノとパーカッションのライブ(ジャズ)が宿泊先のホテルで20:30からあって、家内と楽しく聴いた。パーカッション、若手の人だった。ピアニスト、70歳近く(?)の年配の人(男性)であったが、気持ち良さそうに弾いていた。目がよく見えない様子で、付き添いの人がピタリと付いて歩いていた。佐伯にも、琴の先生(男性)で、目が不自由だけど、とても演奏が上手な人がいるけど・・・。
 ハンディーを持っていても、社会と上手に関わりながら、自分なりに納得してそれなりに生きる道は、どういう状況でも、確かにあるなあ・・・?!

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