今までにどんな学級の目標(学級訓・クラスのめあて)を掲げたことがおありだろうか。
よく使われる言葉としては
「元気に」「明るく」「楽しく」「笑顔で」「仲良く」・・・
高学年になりさらに気合いが入ると
「最高の」「努力」「幸せ」「We can!」・・・
どれもいい言葉だ。前向きで,いいクラスにしたいという思いがこもっており,ワクワクする。
しかし,見方を変えると,あいまいでもある。
何をもって「元気」? 何をもって「仲良く」? 何をもって「幸せ」?
どのクラスもこれらの目標に向かっていろんな策を練り,いろんなことにチャレンジし,奮闘する毎日を送っている。
しかし,がんばるからには,もっとはっきりとした目安がほしい。
どこまですれば達成したという,実感がほしい。
そんなときの攻略法は,これだ!
目標は,できるかぎり数値化する!
である。
掲げた大きな目標を,さらに具体化し,それを数値化するのである。
例えば
「元気なクラス」 → 1週間に3回は,クラスみんなで体を動かして遊ぶ!
「仲良しクラス」 → みんな,1日のうちに2人へ「がんばってるねカード」を書いてあげる!
「幸せクラス」 → 毎月の「幸せアンケート」で,クラスの合計ポイントが300pを超える!
こうすると,子どもたちも,目標達成のめやすがはっきりと分かり,そのために何をすればよいかが分かる。目標に向かってがんばろうという気持ちも高まるだろう。
担任としても,自分の主観的な目から「元気なクラスかどうか」を評価すのではなく,数値をクリアできたかどうかで,だれもが納得のいく評価をしてあげられる。
さらに,その数値をクリアするための限定的な取り組みになってしまわないように,クラスの実態に応じて,いくつかの小さな数値目標を掲げるのもいいだろう。
ちなみに,この目標数値化の攻略法は,クラスの目標に関してだけでなく,普段の授業や,委員会活動,清掃活動などにおいても効果的であると感じている。お試しあれ。
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