「~ができたという人,手を挙げなさい。」
という先生の指示をよく耳にする。私も以前はよく言っていた。
すると子どもの反応は,
周りをキョロキョロ・・・
手を挙げた・・・けどやっぱりおろす・・・
手が耳の横当たりで中途半端・・・
そこで先生は「手は挙げるならピシッと挙げる!こう!」と注意する。
こんな風に,子どもが自分を自己評価する場面では,「手を挙げさせる」という方法はむかないようだ。
なぜなら,子どもの自己評価自体があいまいだし,手を挙げるという行為もあいまいにできる。
こんなときの攻略法は,これだ!
「できた人は,立ちなさい!」もしくは「できた人は,座りなさい」!
である。
全員を座らせておいて,立たせる。
全員を立たせておいて,座らせる。
この行為は,絶対にあいまいにできないのだ。
だから,子どもも自己評価を明確にせざるを得なくなる。そこがねらいだ。
加えて,こうすれば,できた子とできなかった子がはっきりと区別される。できた子は立った状態(もしくは座った状態)で,堂々とできるし,できなかった子はその場に居づらくなり,反省する。
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