最近は出張続きです。
何日か,学級を留守にすることになりました。
4月から5月にかけたこの時期,「地区の○○担当者会」という会が多いです。
出張に出る先生も少なくありません。
学校では補教体制を組むのに教務が苦労しています。
さて
連日で私のクラスは担任不在。
その間,子どもたちはどんな様子で過ごしているのでしょうか。
こんなときに担任の先生は,気が気でない状況になるものですよね。
「あの子は,またけんかしてないだろうか…」
「あの子は昼休みに一人ぼっちになっていないだろうか…」
「補教の先生との授業をしっかり受けられているだろうか…」
「係の仕事はしっかりできているだろうか…」
そばにいないと指導できないことがいっぱい頭に浮かび,不安になります。
そして
「いや,うちのクラスの子なら,きちんとできるだろう!」
と期待もします。
普段から
担任がいないときのクラスを想像して学級づくりにのぞむ!
という視点も持ち合わせていたいです。
「もし,担任の先生がクラスを留守にしたとき,子どもたちはどんな姿を見せるか。クラスはどんなクラスになるか。」
そこで,いわゆるクラスが「自立」することの必要性が生まれます。
担任の先生の目がそばで輝いているときに,子どもたちはがんばる。
それは自然なことだし,先生と子どものいい関係であるとも言えます。
しかし,次です。
例えば先生が出張でいなくなったとき…
1 先生がいないから,気を緩めるクラス
なのか
2 先生がいないから,気を引き締めるクラス
なのか
多くの場合「1」になってしまいそうですね。
そこで「2」になれるクラスをつくりたいと思います。
そのためには,出張に行く直前に担任が,あーだこーだ言ってできるものではないでしょう。(少しは効果があるかもしれませんが)
普段から,担任不在のときのクラスを思い描き,必要な指導を進めておくことでしょう。
クラスの成長という見方からすれば,かなり高度なことかもしれません。
1年というスパンの中で,序盤からそういった成熟したクラスにするのは難しいかもしれませんが,そこをめざすことは大事ではないでしょうか。
出張から帰り,補教に入ってくださった先生が
「今日,クラスの子たちは…」
なんと教えてくれるか,ドキドキするところであります。