黒板に書く字の中で,目立たせたい,強調したい字があるとき,どのようにして目立たせますか?
例えば
「1とそれ自身の数以外に,約数をもたない数を,素数といいます。」
と書いたとします。
この中では「素数」という文字が大事で,ぜひ目立たせたいと思います。
目立たせることで,子どもたちにも「それは大事なんだ」「覚えなきゃ」と思ってほしい。
そして,それをノートに写す子どもたちにも,同様に他の文字よりも目立つ形で書いてほしいですね。
授業で毎日のようにこういう作業をしている先生だから,そのための技っていうのはいくつか身につけておきたいですよね。
黒板の字を目立たせる方法はいくつかある!
どれも簡単にできることです。
1 色を変える 「素数」
2 大きさを変える 「素数」
3 太さを変える 「素数」
4 下線を引く 「素数」
これって,パソコンの文書を作成するときに,ツールとしてついている方法とそっくりですね。
パソコンの場合,他にも「フォントを変える」「マーカーで塗りつぶす」などいった便利な機能もありますが,黒板ではちょっと難しいかな。
基本,使えるのは「色」「大きさ」「太さ」「下線」ではないかと思います。
この中で一番よく見るのは「色を変える」方法じゃないでしょうか。
白で書いていた文の中で,その文字だけ黄色で書くとか。
確かにこれはよく目立ちますね。
でも,それだけじゃないことも知っていたいです。
字の大きさや太さを変えると,ユニークな板書になりますし,下線を引くという方法を組み合わせることで,より強調することもできます。
子どもたちにも,ノートの取り方としてそんな方法があるということを教えることにもつながるでしょう。
板書を上手に,楽しく書く先生の授業って,子どもも「先生みたいに」って,工夫してノートをとるようになって,それが楽しくなる子も多いでしょう。