少し前までは,私は子どもに黒板を触らせませんでした。
「黒板は先生のノートのようなものです。みんなは,もし自分のノートに勝手にものを書かれたら嫌でしょう。だから,先生のノートにも絶対に勝手に書かないでください。」
この話は効き目があり,子どもたちは黒板に書かなくなりました。
(もちろん,授業で必要なときは子どもたちが書くこともありますが)
これが黒板に関する先生と子どもたちとの約束のようなものになり,学級を組織する一つのシステムにもなっていました。
でも,最近は私も変わりました。
今では
「書いてもいいけど,書いたら必ずその前よりもきれいになるほど消し,チョークを片づけること」
「授業に支障をきたさないこと」
そんな約束をしています。
これも,真剣に話をすれば,子どもたちは守れます。
まぁ,こんな約束をすれば勝手に書きに来る子はぐんと少なくはなりますね。
でもそんな中でも書く子は書きますし,ちゃんと片付けまでしてくれます。
「絶対にだめ」
というのが,なにかかわいそうな,そこまで必要ないような気がしてきて。
私が甘くなったのかなぁ…
自分に子どもができて,心境の変化が起きてるのかなぁ…
なんて,黒板一つで自分の教師像を見つめ直したりして。(笑)
えーっと,
クラスの実態に応じた,黒板に関するルールははっきりと決めておく!
ことはやっぱり必要でしょうね。
黒板が勝手に荒らされる学級では,秩序が守られていないことをアピールしているようなものです。
黒板って,大きいし目立ちますから。
書いていい・だめ
掃除する・しない
そんなことに関して,一貫したルールを決めましょう。
さて,以前に書いた黒板に関する記事も載せておきます。
ご参考までに↓