4年生の図工の授業で、「飛び出す絵カード」のような工作をしました。
折りたたみ式のカードを開くと中から起き上がってくるみたいな、あれです。
(最近はこんな図工が増えましたね。がっつり絵を描くようなのは減りました)
最初に簡単な説明をしたら、みんな夢中になって作っていました。
「誰かにプレゼントするつもりで作ろうね。もらったその人が幸せな気分になるように」
と、私なりに精一杯目を輝かせて言いました。笑
すると、どの子も
「誰にあげようかな」
「もう決めてるよ!」
のような顔をしたのが分かりました。
やはり何をするにも、目的意識、相手意識があるのとないのでは、やる気が違ってきます。
活動を進めながら、子どもたちは無意識に口を動かします。
「ここに折り紙を貼ろうかな」
「どうしたら飛び出してくれるのかな~」
「あはは、お母さんの顔、変になっちゃった」
「喜んでくれるかな~」
こんな愛らしい声に
「静かにしなさい」
とは言えなくて、まあまあ騒々しい授業になってしましいます。
普段やんちゃなある男の子が、珍しく黙々と作業をしていたので、ちょっと尋ねてみました。
「誰にあげるの?」
「おばあちゃんです!」
見ると、カードには「いつもありがとう。ずっと元気でいてね」と書いてあり、上手とは言えないけど、ゆがんだ「飛び出すケーキ」が作ってありました。
「おばあちゃん、りんごすきだから書いてあげよう!…先生、りんごってどうかくんですかね?
こうかな?」
かわいらしいものです。
普段は憎らしいときもあり、私の怒号を毎日のように浴びているその子ですが、こんなに純粋で優しい一面があるとは、驚きました。
こんな姿は偶然に現れるものではなく、これこそがこの子の本質だと思います。
なぜかふと、自分の幼少期を思い出してしまい、
(家族に手作りのプレゼントなんてあげたことがあったかな。ばあちゃんになんて絶対ないわ)
笑えてきました。
自分なんかよりずっといいものをもってるんだろうなと、そう思えました。
こんな素晴らしい一場面に出会うと、またがんばろうと思えるこの仕事です。
恵まれてます。
折りたたみ式のカードを開くと中から起き上がってくるみたいな、あれです。
(最近はこんな図工が増えましたね。がっつり絵を描くようなのは減りました)
最初に簡単な説明をしたら、みんな夢中になって作っていました。
「誰かにプレゼントするつもりで作ろうね。もらったその人が幸せな気分になるように」
と、私なりに精一杯目を輝かせて言いました。笑
すると、どの子も
「誰にあげようかな」
「もう決めてるよ!」
のような顔をしたのが分かりました。
やはり何をするにも、目的意識、相手意識があるのとないのでは、やる気が違ってきます。
活動を進めながら、子どもたちは無意識に口を動かします。
「ここに折り紙を貼ろうかな」
「どうしたら飛び出してくれるのかな~」
「あはは、お母さんの顔、変になっちゃった」
「喜んでくれるかな~」
こんな愛らしい声に
「静かにしなさい」
とは言えなくて、まあまあ騒々しい授業になってしましいます。
普段やんちゃなある男の子が、珍しく黙々と作業をしていたので、ちょっと尋ねてみました。
「誰にあげるの?」
「おばあちゃんです!」
見ると、カードには「いつもありがとう。ずっと元気でいてね」と書いてあり、上手とは言えないけど、ゆがんだ「飛び出すケーキ」が作ってありました。
「おばあちゃん、りんごすきだから書いてあげよう!…先生、りんごってどうかくんですかね?
こうかな?」
かわいらしいものです。
普段は憎らしいときもあり、私の怒号を毎日のように浴びているその子ですが、こんなに純粋で優しい一面があるとは、驚きました。
こんな姿は偶然に現れるものではなく、これこそがこの子の本質だと思います。
なぜかふと、自分の幼少期を思い出してしまい、
(家族に手作りのプレゼントなんてあげたことがあったかな。ばあちゃんになんて絶対ないわ)
笑えてきました。
自分なんかよりずっといいものをもってるんだろうなと、そう思えました。
こんな素晴らしい一場面に出会うと、またがんばろうと思えるこの仕事です。
恵まれてます。