小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

練習もしていないのに、なんで長縄の記録が伸びてる?

2017-09-21 21:52:32 | 学級生活の攻略法
クラスで取り組んでいる長縄の新記録が出ました。
この長縄は、八の字で三分間に何回飛べるかというものです。
学校としてこの長縄をがんばろうという気運があり、どのクラスもがんばっているので、私もその波にのまれるようにして1学期から取り組んでいます。笑
(私個人的にはこの長縄をあんまり好んでないのですが…)
この学校に限らず、長縄に取り組んでいる学校は多く、私も過去にもよくやってきました。

新記録が出るとうれしいものです。
この瞬間をめざしてがんばってるわけですから。
うちのクラスも昨日は大盛り上がりでした。

では、どんなときに新記録が出るのでしょう。
いくつかの要因があるはずです。
「技能が高まった」とか「工夫や作戦が功を奏した」とか、「先生の指導技術が高まった」とか、「環境や道具がよくなった」とか。

では、うちのクラスの今回の結果は。
上のどれにも当てはまりません。
(特に練習もしてないし、私も指導法を勉強したわけでもないし 笑)
じゃあなぜ?
1つ言えるのは
「目標が明確になった」と同時に、「その目標を達成する必要性が明らかになった」
ということです。
実は今回の長縄は、運動会の取組の一環なんです。
長縄の結果が、そのまま赤組、白組の勝敗につながります。
というわけで、うちのクラスにも変化が起きたということだと思っています。

単に「目標は300回」とするのとは大きく違います。
300回としただけでは、子どもたちの中では数字としてとらえただけで、これを本当の、本気の「目標」とまでとらえられていない子も多いはずです。
「なぜ300なのか」
「なぜそれを超えなくてはいけないのか」
という本当の意味での目的をとらえられていません。

これは、私も今回の経験でいい勉強になりした。
長縄に限らない話でしょう。
何かに取り組む際に目標を掲げるなら、その目標の意味まで子どもたちと共有するべきだということです。