11月に入った。
久しぶりに、とても穏やかな晴天だった。
体調は、まだすっきりしないが、
昨日と比較すると楽になった。
やはり、私にとっての”薬”は、音楽と読書かな・・・
菜根譚(さいこんたん)という書物がある。
明の後期、洪自誠(こう じせい)という人が書いたものだ。
日本では江戸時代初め頃になる。
菜根とは、野菜の根っこだ。
根っこは、筋が多くてかたいけど、
じっくりかみしめれば本当の味がわかる。
人生も同じだ・・
困難や逆境に立ち向かい、
力強く生きるための処世術がここにある。
例えば、
一歩を譲るを高しとなす。
相手に譲った一歩は、自分が前に進むための一歩になる。
これは”自己中”・・の反対だ。
自分の得になることばかり考え行動する人は、
結局、自分自身が社会の中で一歩後退しているのだろう。
伏すること久しき者は、飛ぶこと必ず高く、
開くこと先なる者は、謝すること独り早し。
しっかり休んだ鳥は、ほかの鳥より高く飛ぶ。
ほかより先に咲いた花は、散るのも早い。
焦りばかりが先に立ち、
空回りをすることがある。
他人は他人、周りは気にせず、
自分らしい生き方をしたいものだ。
まだ読み始めたばかりだが、
興味深い言葉が続く。
良い書と出会った。
今日の一曲「Feel It Still」~Portugal.The Man