どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

行くに径に由らず

2017年11月25日 | 読書・歴史
盛和塾北大阪主催:論語講座

安岡定子先生のお話を聴いた。

いつものことながら、
定子先生にお会いすると、
それだけで、さわやかで新鮮な気持ちになる。

そして、とても興味深い孔子のストーリーを
聞くにつれて、心が洗われるような気がした。

今日のテーマは礼楽。

仕事や商売で直接的に役に立つ、
というようなものではないかもしれないが、
人間社会にとって、大切なもの。

礼儀や音楽というものは、
人間の内面を豊かにする。

さらに、詩(詩経)も素養として重要。

定子先生は、章句の解説をしながら、
2500年前の孔子がいた風景を想像させてくれる。
と同時に、現代人が忘れかけている、
大切なことを思い起こさせてくれた。

それは、親や目上の人を敬う気持ちや、
思いやりをもって人と接すること。

仁(思いやりの気持ち)は一人では表現できない。
相手がいて、初めて表現できるもの。
だから、仁という字は二人(人が二)と書く。

以前にも聞いた話だが、
良い話は何度聞いても新鮮だ。

講座が終わり、先生に挨拶をして、
教室を後にした。


行くに径に由らず
いくに こみちに よらず

大漢和辞典を主筆した、
諸橋轍次(もろはしてつじ)氏の好きな論語の言葉だそうだ。

やると決めたら、脇道にそれず、愚直にまっすぐ進む。

現実の世界では、
なかなかきれいごとでは立ち行かない時もあるが、
だからこそ、
このような先人の声に耳を傾けなければならないのだ。

改めて、そう思った。









コメント (2)
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