どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

心のケアシンポジウム

2021年12月19日 | Weblog
今年の夏は日本でオリ・パラが開催された。

残念ながら、すべて無観客だったので、
生で見ることはできなかったが、
画面越しに、多くの感動の瞬間を体感した。

パラリンピックの閉会式。
7本指のピアニスト西川悟平氏が演奏し
奥野敦士氏が歌った「What a wonderful world」

~このすばらしき世界~

心に沁みた。

このパラリンピックを契機に、
日本が障害のある方に少しでも寄り添う社会となればいいな・・
と思っていたが、現実は厳しい。

・・・・・・・・・・・

本日「心のケアシンポジウム」に参加した。
主催:NPO法人 Smile and Hope

きっかけは同法人理事長でALS患者の太田守武氏が、
聖火ランナーとして電動車いすで走る光景を
NHKで見たことだ。

いたく感動し、ツイッターをフォローし
今回のイベントを知った。

太田氏は医者だ。
ALSが進行し体の自由はきかないが、SNSなどで
難病に苦しむ人々の相談にのっている。

Wアイストロークという、目で会話をする手法がある。

私は初めて見たが、
目の動きをみて通訳の方が一音一音・・言葉にしていく。

すごいな~

「制度があれば 利用しましょう
 なければ つくりましょう! 」


化学物質過敏症に悩む女性が、どこにも相談するところがなく
太田氏に相談したところ、そう言われたそうだ。

女性はその言葉に希望の光を見いだし、
前に進むことができたという。

難病というものは、体もつらいが、
心はもっとつらい。

福祉先進国といわれるスウェーデンやオーストラリアの事例や
コロナ禍で介護実習ができなかった学生たちに
太田氏が自らを実験台として指導した事例等

3時間半、約300人が参加したシンポジウムは
多くの学びがあった。

・・・・・・・・・・・・

最後に太田氏からのメッセージ。

竹内まりあ「いのちの歌」をBGMに
これまで生きてきた足跡とメッセージが次々と紹介される。

涙もろい私は、当然のことながら涙があふれてきた。


障害があっても、人間としての尊厳が保たれ、
希望をもって生きることができる社会。

それは私たちの心のありようで決まる。


シンポジウムで紹介された詩

岩崎航「貧しい発想」

管をつけると
寝たきりになると
生きているのがすまないような
世の中こそが
重い病に罹っている



<心のケアシンポジウム 日本ALS協会>

コメント
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