どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

嬉しいことばが自分を変える

2022年01月19日 | 読書・歴史
食べ物が体の栄養だとすると、
言葉は心の栄養だ。

同じ場面でも、どのような言葉に触れるかで
心は大きく変化する。

村上信夫氏・・元NHKアナウンサー。
言葉のプロだ。

本書では同じ場面で発する言葉を
マイナスの「武器ことば」と
プラスの「楽器ことば」で対比し、
ダイレクトに印象の違いを感じることができる。

例えば、「愛想がない」というと終わってしまうが、
「沈着冷静だね」というとリスペクトを感じる。

解説には、どうしても愛想ができない人がいる。
そういう人に「愛想がない」と言ったところで、
愛想を振りまくどころか、ますます閉口してしまう。

「冷静沈着だね」と言われたら、
自分のスタイルを認めてもらったようで
悪い気はしないはずだ。

なるほど・・・

他にも、「ありえない」・・ではなく
「そんな考え、思いもつかなかった」・・など、

楽器ことばの妙にどんどん引き込まれていった。

同時に、自分が今まで、
いかに武器ことばを発していたか・・
反省させられた。


それにしても「楽器ことば」というネーミングはすばらしい。

楽器とは音楽を奏でるものだが、
本来の意味は楽しむ器だ。

自分自身がそういう器となり、
人に寄り添う言葉をかけられる人間になりたい。

しみじみそう思った。






コメント
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